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お知らせ「自由民主」先出しカーボンニュートラル

高圧ガス保安法等改正案
規制法令の一元化で燃料電池車の普及促進を

高圧ガス保安法等改正案 規制法令の一元化で燃料電池車の普及促進を

高圧ガス保安法等の一部を改正する法律案が今国会に提出されます。改正案は車両と水素タンクで異なる検査時期の統一による「燃料電池車」(FCV)の普及促進や、新たな認定制度の創設による「スマート保安」の促進等が狙いです。

車検時に水素タンク再検査も実施可能に

FCVはカーボンニュートラル(脱炭素化)の実現に向けて普及が期待される一方、現行制度では道路運送車両法に基づく車検に加え、高圧ガス保安法による水素タンク(容器)の再検査も別途受ける必要があり、普及が伸び悩む一因となっています。車検と容器再検査の実施間隔が異なるため、ユーザーが容器再検査を失念し、水素ステーションで水素の充塡を拒絶されるケースも生じていました。改正案では安全確保を前提に高圧ガス保安法の適用を除外し、規制法令を道路運送車両法に一元化することにより、車検時に一括して検査できるようにします。

スマート保安促進で保安人材不足に対応

高圧ガス・ガス・電力等の産業保安分野でも保安人材の不足が進む中、ドローンや人工知能(AI)といったテクノロジーを活用した「スマート保安」により保安レベルの向上と人材不足に対処することは喫緊の課題です。改正案ではテクノロジーを活用しつつ、自立的に高度な保安を確保できる事業者を国が認定する「認定高度保安実施事業者制度」を創設。同制度で認定された事業者は安全の確保を前提に、その保安確保能力に応じて、手続き・検査の在り方が見直されます。具体的には、国への許可・事前届出を事後届出・記録保存にしたり、国等と事業者双方が行う検査を事業者による自主検査にするほか、常時監視・遠隔監視の普及を踏まえ、検査時期や保安人員の配置を柔軟化します。

こちらの記事全文は「自由民主」インターネット版に掲載されています。
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