【冒頭発言】(二階幹事長)
第200臨時会の会期は、10月4日から12月9日までの67日間とする。参議院選挙後初めての国会になりますので、参議院選挙で頂いた国民の負託にしっかりと応えていく、そういう国会にしたいと思っております。
なお、本日18時半から安倍総理の通算在任期間の戦後最長をお祝いする会、ささやかなものですが、党役員一同で開催させていただくことになっております。皆さんご存知の通り、8月24日に2799日となり、佐藤栄作総理を抜いて戦後通算で1位となったわけであります。引き続き記録は更新中であります。本日2836日を迎えたということであります。11月20日には桂太郎総理を抜き2887日となり、戦前戦後を通じ名実ともに通算第1位になる。こういうことでございます。
以上です。
質疑応答
- テレビ朝日です。臨時国会について、特に与党として力を入れていきたいテーマはどんなものになりそうでしょうか。
- 臨時国会は参議院選挙後初めての国会でありますから、われわれはこの選挙戦を通じて国民の皆さんから頂戴しておりますご意見やご要望について、またわれわれが日頃考えておりましたことについて、国民の皆さんにご理解いただけるように分かりやすく説明をし、そして共感を呼ぶような努力をすることを重ねていくことが大事だと考えております。
- テレビ朝日です。特に憲法については、どのような議論を期待されますか。
- 憲法はまだ始まったばかりというか、始まろうとしているところだというか、そういう状況であります。これからわれわれは慎重に丁寧に憲法の問題に対して、国民のご理解を得られるよう努力をするつもりであります。
- 朝日新聞です。明日に予定されている消費増税について、国会でも野党側は10%への消費増税を反対してきました。臨時国会の中でもそうした議論が予想されます。自民党は、どのようなことを訴えていきたいでしょうか。
- 税金は少ないに越したことはないんですが、諸般の情勢を考慮してですね、止むを得ないということで国民の皆さんにこのことをお願いするわけであります。われわれはその点について、どのような対応をしてカバーしていくかということについては色々考えて来たつもりですが、これからもこの努力は続けていきます。
- 北海道新聞です。憲法改正について、国民投票法が今回も提出されていて、昨年の通常国会から始まり4つの国会で継続審議になっています。今国会での成立に向けて、どのような姿勢で臨まれるか、意気込みをお願いします。
- そんなに気合いを掛けて振りかぶってもしょうがないので、国民の皆さんのご理解が得られるように、淡々とご説明をして、ご理解を得られるように努力していきたいと思っています。
- 毎日新聞です。今夜、総理の就任のお祝いをするということですが、幹事長は安倍総理の実績、政権運営をどのように評価されておりますか。
- 私はまず、国際社会においてこれほど理解を得ながら、共感を呼んで、実績を挙げた総理というのは、最近では例を見ないほど立派な功績を挙げたというふうに評価をしております。
- 読売新聞です。その上において、安倍総理にはもっと長く続けていただきたいですとか、安倍総裁の4選についていかがお考えでしょうか。
- これはまず総理たる者、ご本人の決意というものが大事ですよね。そして、その上で国民の皆さんの支援をしようという声が自然と起こって来るものですよ。そういうことで考えていけばいいんじゃないかとわれわれは期待をしております。
- 毎日新聞です。憲法改正について、野党とは必ずしも与党と方針が一緒ではないと思います。野党にはどのように議論を呼びかけていくのでしょうか。
- 憲法の問題はご承知のとおり、各党のご協力を得なきゃならんわけでありますから、慎重の上にも慎重に、われわれは話し合いを進めていくつもりです。