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記者会見選挙統一地方選挙

二階幹事長・甘利選挙対策委員長ぶら下がり
(統一地方選挙 前半戦の結果について)

二階幹事長

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【冒頭発言】(二階幹事長)

与野党対決型の北海道知事選を勝利したことは、わが党にとって大変大きなことだと思っております。開票が続いておりますが、わが党の推薦候補は、各地で安定した勝利を収めている一方、県連が分裂したところは、当たり前のことでありますが厳しい結果が出ております。これは今後の大いなる反省材料だと思っております。この点は、今後において、党として組織の再確認とともにしっかり取り組んで行きたいと思っております。参院選に向け、党はこれからこの反省の上に立って一枚岩で取り組んで行きたいと思っております。大阪ダブル選挙の結果は謙虚にこれを受け止めたいと思っております。敗因を分析し、次なる戦いに備えて行きたいと思っております。

以上です。

【冒頭発言】(甘利選挙対策委員長)

今の幹事長の発言に全て尽きていると思います。北海道、唯一の与野党対決の選挙、これを取れたのは良かったと思います。候補者が良かったということと、その良い候補者の下に陣営が一糸乱れぬ結束が出来たと、それが勝利に繋がったと思っております。そして、幹事長からもお話をさせていただいた通り、幾ら自民党が強くても、現場が割れてしまっては力が発揮出来ないということの、正に結果が出ているわけでありまして。ここはしっかり反省をして、結束こそが勝利ということで参議院選に仕切り直しをしたいと思っております。大阪につきましては、敗因をしっかり分析して対応したいと思いますが、改革に前向きあるいは現状を守るということの受け取り方をされてしまったと。自民党は改革政党であることは間違い無いのでありますけれども、メッセージの伝わり方にもう少し工夫が必要だったということも敗因の一つかと思っております。そこはしっかり分析したいと思います。

以上です。

質疑応答

Question
NHKです。今回の統一地方選挙の結果、まだ一部出ていないところもありますが、国政選挙、参議院選挙にどういった影響が出るとお考えでしょうか。
Answer
この度の選挙、それイコール国政選挙と、理屈・理論の上ではそうかもしれませんが、これはそれぞれの候補者の日頃の活動、そして、それぞれの支部・県連等の組織、そういうことが反映するわけですから。一概に、この結果が今後の選挙にどういう影響をするかということはまだ明確ではありませんが、私はそれぞれの候補者がこの結果を見て奮起をされるであろうと思いますし、党も一層力を尽くして次なる勝利を目指したい。自信を持ってやって行きたいと思っております。
Answer
(甘利選挙対策委員長)選挙はすべからく候補者自身が背水の陣で臨むと、それが周りに伝わって初めて結束が出来て勝利に繋がって行くということであります。幹事長が言いました通り、今回の選挙、反省すべきことはしっかり反省をして、何よりも候補者自身が死にものぐるいでやる、そうすれば周りも死にものぐるいで付いて来るということに尽きるかと思います。そういう環境がしっかり作れるように、幹事長室と選対委員長室で一致結束をして、そういう環境作り、バックグラウンド作りにこれからもしっかり取り組んで行きます。
Question
NHKです。先週、忖度したという発言で塚田前国交副大臣が辞任をしました。これが選挙に影響を与えたとお考えでしょうか。
Answer
全く無かったとは言えないかもしれませんが、それがあったからこの選挙がどうだったということは思っておりません。
Answer
(甘利選挙対策委員長) その通りだと思います。塚田議員は、本来極めて誠実で真面目な議員でありますけれども、大会を前にして気持ちが高揚して事実をはみ出るような、ご本人にとってみればそのサービス精神だったつもりかもありませんけれども、そこはしっかり慎重に構えて貰いたかったと思いますし、全ての候補者はこれを対岸の火事では無く、意思としてしっかり受け止めていただきたいと思います。
Question
毎日新聞です。保守分裂のところ、特に福岡などありました。負けた責任というのは、党本部・県連はどのように取るべきというお考えでしょうか。
Answer
まだ直ぐ責任を追及するとかそういうことでは無くて、今後の対応について各県連等のご意見を良く聞いて対応したいと思っています。
Answer
(甘利選挙対策委員長) すべからく党本部が推薦を出す時には、その選挙が終わったら必ず参議院選に向けて一致結束すると、それが前提条件だということを付けてあります。その上で幹事長とご相談をして対応しておりますので。その前提条件はしっかり取り組んで行ってもらいたいと思います。
Question
テレビ朝日です。幹事長にお伺いします。先程、甘利選対委員長は敗因の一つに、メッセージの届き方が間違ったのではないかというお話がありました。現時点で、大阪の敗因はどこにあるとお考えでしょうか。
Answer
選挙は、やはりそれぞれの地域の皆さんが火の玉になって勝利を目指して突き進んで行くことが大事であって、その点でまだ活動・活躍の余地があったのでは無いかということは思いますが、皆一生懸命やってくれたと思っておりますから。今、選挙の結果についてあれこれ言うつもりはありません。
Question
テレビ朝日です。候補者選定の遅れが敗北に繋がったということは無いでしょうか。
Answer
まぁ一概にそうとは言えないと思います。
Question
共同通信です。大阪のダブル選挙は、維新の候補が勝利しました。今後は都構想に向けて勢いを付けて来るかと思います。都構想について、自民党はどう対応していくお考えでしょうか。
Answer
都構想と言っている方も、しっかりしたまだ考えがまとまっていないわけですから。これに対して自民党がどう考えるかというよりも、これからの対応を慎重に考えて行きたいと思っております。
Question
日本経済新聞です。甘利選対委員長にお伺いします。ネット選挙については、2013年の参議院選挙から解禁されてから時間も経ち、浸透しつつあります。統一地方戦は残りの後半もあり、その先には参議院選挙もあります。改めてネット選挙の重要性や取組についてお伺いします。
Answer
(甘利選挙対策委員長) テレビを全く見ない世代が増えて来ました。ネットしか情報源を持たないという人も増えています。である以上は、ネットを通じて政党・候補者の意思・政策を伝達するのは極めて重要だと思います。今回の選挙がどういうふうに影響したかはこれからしっかり分析をして、反省すべきはし、良い点があればそれはしっかり取り入れて行きたいと思っています。
Question
読売新聞です。保守分裂となったところでは、しこりが残って行くと思われるところが多々あると思います。今後、参議院選挙に向けてどのようにしこりを解消し、態勢を整えて行くべきと考えますでしょうか。
Answer
しこりを持ったままで次の選挙に臨めないですよ。そういうことについては、それぞれの県連が賢明な知恵を出して、そして再建に取り組むべきです。ですから、本部からどうこうしてもらいたいというようなことを一々指図するのでは無くて、各県連・それぞれの地域、これがどう奮起するかということも係わって行くと思います。
Question
毎日新聞です。保守分裂のところで、党本部が推薦した候補とは別の候補を応援するという、県議や国会議員がいます。その処分についてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
これからの各県連からの報告を受けて、対処したいと思っています。