ニュースのカテゴリを選択する

記者会見災害

役員連絡会後 二階幹事長記者会見

二階幹事長

【冒頭発言】(金田幹事長代理)

今日の役員連絡会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは、先週2日未明の本会議におきまして本年度予算および関連法案を可決し、参議院に送付することができた。感謝申し上げたいという発言がございました。
関口参院国対委員長からは、予算委員会が始まったが、今後の審議日程を野党と調整している段階である。衆院と連携し結果を出していきたいという発言がございました。

以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

本予算はご承知のとおり先週土曜未明に衆院を通過し、昨日からは参議院で審議が始まった。参議院においても充実した審議を行うとともに、一日も早く予算を国民の皆さんにお届けできるよう早く可決していただくようにご努力をいただきたいと思います。
私は先週末、山形県に出張し、昨夏に最上川の洪水被害を受けた戸沢(とざわ)村と新庄市を視察した。復旧の状況を確認するとともに、今後も住民の皆さんが安心して生活を送ることができるようにしっかりした対応をしなくてはならない。私も水害災害の被害を受けた経験を持っておりますが、こういうことに対してやはり当該地域の皆さんだけがこういうことに対していろいろとご心配をいただくだけではなくて、こういう問題点についてはオール日本で、しかも速やかに方向付けをしていく。予算が無いとかそういうのは言い訳に過ぎない。これをしっかりやっていくように、自民党としてはやはり国民の皆さんの安心安全を守るということが第一義的に大事だということは言うまでもないことでありますから。しっかりやっていきたいと思います。
昨年11月にご逝去されました坂本剛二元衆議院議員のお別れの会が、3月23日(土)、福島県いわき市で執り行われることとなりました。組織本部長の経歴により準党葬に該当し、実行委員長は橋本聖子参議院議員会長にお務めいただくこととなりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げながら、この会が立派に行われるように党内の皆さん方のご協力をお願い申し上げます。

以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。昨日の会見において幹事長は、東京都知事の小池さんが都知事選に立候補した場合に全面的に協力すると仰いました。都議選では都知事が率いた都民ファーストの会に自民党が大敗したこともあり、自民党とは都議会で対立しておりますが、この点について都連と何か話し合いをするご予定はありますか。
Answer
都連と機会があればしょっちゅうでも話し合っていく必要がありますから、喜んで話し合いをします。
Question
朝日新聞です。その際、幹事長としては都知事支援の考えをお伝えになるということでしょうか。
Answer
もうお伝えしてあるじゃないですか。他に選択がありますか。今の知事に勝てる候補者を出せますか。自民党が候補者を立てて党を挙げて大騒ぎしても勝てますか。そういうやはりわれわれ選挙をやる立場として、ただ出ればいいというものではないんですよ。勝てなきゃ意味がないじゃないですか。勝てなきゃ騒ぎを起こして自民党が恥かくようなことはさせられません。それと今、当選後しっかり知事が活躍しているじゃありませんか。都民もそれを全体的に見てサポートしているというこの状況で。自民党がとびきり良い候補を今持っているなら別ですよ。そういう人が手を挙げているなら別ですよ。そうでもない時にやはり現有の東京都民が今しっかり都政の推進に皆で協力的に取り組んでいる時に、われわれもそれに従っていくのが当たり前のことではないかと思っています。
Question
日本経済新聞です。昨日の幹事長の会見でのご発言は、総理も昨晩の会食の席で早いなと仰ったと報道されております。どうしてこのタイミングなのかという声が党内でも聞こえてきます。
Answer
早くやってどこが悪いんですか。選挙は元々早く早くいかないとだめじゃないですか。それから他に選択があるんですか。待ってあげますけれども、待っていて誰が選択を、今より良いのを自民党が出せるんですか。それから東京都の知事選をやると、これはもう国政選挙、オール日本の選挙やるのと同じぐらいの精力を傾けてやらなければならない。それをやって勝てますか。その責任は誰が取るんですか。私の考えは、いろんなところの皆さんのご意見を聞いたうえで言っているわけですよ。それ以外の選択があれば別ですけど、そんなものあるわけないじゃないですか。この間の選挙でも小池さんに誰も勝てる候補者を自民党は出せなかった。あれから4年経って、今度の選挙で勝てる人はいますか。それと同時に地方の知事選挙、もっとその次のレベルの選挙においても早くから準備をしなければいけないのに、誰が今準備をしているんですか。にわかに有名だからと出て来てもそんなもん選挙になりませんよ。そう思うんです。
Question
日本経済新聞です。今、前回の都知事選にも触れられましたが、前回の都知事選の結果はその後の国政にも、希望の党の設立等に繋がっていた経緯があります。今回のご発言も都知事の対立の構図が仮に生まれた場合、国政にも影響が及ぶということをお考えになった側面があるのでしょうか。
Answer
東京都も含めて日本です。われわれは日本国の政治を預かっているんです。東京都知事も一つの地方の選挙でありますから、それを十分目の中に入れて対応していくのは当たり前のことじゃないですか。
Question
毎日新聞です。福岡知事選で、自民党は新人の武内さんに推薦を出しましたけれども、二階派の議員であったり鬼木議員であったり他の議員も、現職の小川さんを支持すると表明されています。党議拘束が掛かっていますが、自民党の幹事長としてはどう対応していくお考えですか。
Answer
これは今そういうことに、ご説明のようなことになっているかもしれませんが、これ知事というポストは一つなんですからね。あっちもこっちも立てて良いわけじゃないんだよ。そのうち収斂していくでしょうけど、およそ知事選挙というのは、そこの県民の皆さんにとっては大変重要な選挙であります。それは国としても選挙を簡単に見ているわけではありませんが、地域にとっては大変重要な選挙ですよ。その県民の皆さんが真剣に県の将来を考えてお決めになることが大変重要であって、あまり他県の人とかが皆で押し込んであれこれ言って騒ぐものではなくて、その県民の皆さんのご判断をわれわれは待つ。その人たちが自主的に決めるということが大事じゃないですか。