記者会見党大会

第93回党大会 鈴木俊一幹事長党務報告(全文)

(はじめに)

幹事長の鈴木俊一です。第93回自由民主党大会にご臨席いただきました国内外のご来賓の皆さま、また日頃よりわが党をお支えいただいている党員・党友の皆さまに心から御礼を申し上げます。
私より昨年の党情についてご報告をいたします。
昨年は立党70年を迎えたことに加え、新たな総裁の誕生や日本維新の会との新たな連立等、わが党にとって大きな節目の年となりました。
地方選挙では、8つの知事選挙、4つの政令市長選挙において、わが党が支援する候補が当選を果たしました。また沖縄では、沖縄市や浦添市等4つの市長選挙で、わが党推薦の候補が勝利を収めることができました。
7月の参議院選挙では、国民の皆さまから多くの厳しい声をいただき、与党として議席が過半数を割り込む厳しい結果となりました。これを受けて、われわれは党再生に向けて「参議院選挙総括委員会」を立ち上げ、選挙の結果分析や課題の洗い出しに向け、さまざまな観点から検証を行いました。
9月には総裁選挙が行われ、わが党で初めての女性総裁となる、高市早苗新総裁が選出されました。高市総裁は就任に当たり、「国民の今の暮らしや将来の不安を希望に変える」との強い決意を示されました。
その後、これまで26年にわたって連立を組んできた公明党と連立関係を解消し、10月20日、新たに日本維新の会との間で連立合意を交わしました。
われわれは今後、高市総裁を先頭に、自民・維新連立の下、政策の推進に全力で取り組んでまいりたいと思います。

(国会)

昨年の通常国会では、令和7年度予算に加え、サイバーセキュリティ法やAI基本法等の重要法案を含め、58本の法案を成立させました。
令和7年度予算の議論に当たっては、比較第一党として幅広い合意を得るべく、各党・各会派と真摯に協議を重ねました。その上で対応できるところはできる限り対応する形で税法や予算の修正を図り、野党からも一定の理解をいただいて、成立させることができました。
高市内閣の下で初めて開かれた10月の臨時国会では、総合経済対策を実行するための令和7年度補正予算に加え、政府提出の全ての法案を成立させることができました。
令和7年度補正予算には、ガソリン暫定税率の廃止や冬場の電気・ガス料金支援、重点支援地方交付金の拡充といった足元の物価高対策に加え、高市政権の目指す「強い経済」の構築に向けて中長期的な施策も盛り込みました。
そして今月7日、今特別国会において「強い経済」構築に向けた危機管理投資や成長投資、さらには外交力・防衛力の強化等、日本の成長の底上げを図る施策を盛り込んだ令和8年度予算を無事成立させることができました。
特別国会ではこれから重要法案の審議が控えています。引き続き高市政権が掲げる政策の推進に向け、関連法案や条約の成立に万全を期してまいります。

(政策活動)

政務調査会では総合経済対策の策定をはじめ、米国の関税政策への対応、経済安全保障、外国人政策等、さまざまな政策課題について71本の提言や決議を取りまとめました。
また、予算案や法案等について広く野党からの理解や賛同を得るため、各党・各会派とも政策協議を行いました。
参議院選挙では、公約策定に向け、全国政務調査会長会議を通じて地域の意見を丁寧にくみ取り、政策に反映する取り組みを進めました。
その上で選挙戦での発信はコンパクトでメッセージ性の高いものに絞って行う等、わが党の描くビジョンが国民の皆さまに明確に伝わるよう工夫しました。
新たに連立を組んだ日本維新の会とは、連立合意を着実に実行するため、5つの協議体を立ち上げる等、政策協議を精力的に進め、法案の提出等、具体的な成果にもつなげることができました。

(組織)

組織運動本部では参議院選挙や各級選挙に向けて、都道府県連との連携や友好団体との関係強化を図り、必勝態勢の構築を進めました。
青年局では「自民党マガジン」の刊行に加え、動画コンテンツを作成し、若年層への発信強化に取り組みました。
また女性局では「女性候補者育成コース」の開催等、即戦力となる女性候補者の発掘・育成に取り組み、先の衆議院選挙では、修了生5名が初当選を果たしました。

(広報)

広報本部では党機関紙「自由民主」のリニューアルやSNSにおける役員会見の全文掲載等、一次情報の発信強化に取り組みました。
特に参議院選挙では、党の政策や政治姿勢を迅速かつ平易に伝えることを最優先として広報活動を展開をしました。
また、党広報公式キャラクター「じみたん」の制作や、政務調査会と連携して短い解説動画を積極的に発信し、政策議論の過程が国民に見えるよう工夫する等、より分かりやすく親しみやすい広報に努めました。

(会計)

続いて会計報告を申し上げます。
昨年の決算につきましては、お手元の資料の通りです。詳細は政治資金規正法の規定に基づいて報告し、総務省において公表されますので、ご了承いただきたいと思います。

(人事)

次に党役員人事について申し上げます。
党則により副総裁と党紀委員は党大会人事となっております。
従来、副総裁を置く判断を含め、総裁にご一任いただいておりますが、昨年の党役員人事において麻生太郎副総裁が指名されましたので、ご報告申し上げます。
また、党紀委員の選任についてはお手元の資料の通りです。

(むすびに)

わが党は本年2月の衆議院選挙において、高市総裁への大きな期待の下、国民の皆さまから多くのご支持をいただき、わが党単独で316議席を獲得する歴史的な勝利を収めることができました。改めてご支援・ご協力をいただきました皆さま方に心より感謝申し上げます。
われわれには国民政党として政治を前に進める責任があります。決して慢心することなく、常に謙虚な姿勢を持って政策の推進に取り組んでまいる決意です。
むすびに党運営に対するご理解とご協力に改めて感謝申し上げますとともに、これからも自由民主党の結束と力強いご支援をお願いをし、報告とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

関連リンク

第93回 党大会