記者会見党大会

役員連絡会後 鈴木幹事長記者会見

2025年11月11日(火)
於:党本部平河クラブ会見場

会見を行う鈴木幹事長

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【冒頭発言】

本日の役員連絡会の概要について報告いたします。
昨日の役員会におけるご発言と、ほぼ同様のご発言が各役員よりありました。
なお来年の党大会についてでありますが、本日の総務会で了承が得られれば、3月15日(日) 10時より、「グランドプリンスホテル新高輪」にて開催したいと考えています。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。財政健全化についてお伺いします。総理は、基礎的財政収支の黒字化達成目標について単年度ではなく数年度ベースで財政バランスを今後、確認する考えを示されており、昨日、新たな指針を来年の骨太の方針で盛り込む考えを示されましたけれども、総理の財政健全化に向けた姿勢をどのように見ていらっしゃるか、お聞かせください。
Answer
政府において高市総理も答弁をいたしましたけれども、中期的に債務残高対GDP比の引き下げを安定的に実現する中で、必要に応じてプライマリーバランスの目標年度についても再確認を行うということとしております。単年度ごとのプライマリーバランス黒字化目標の達成状況確認をしながら、その方針を数年単位で見直すことを検討していると、そのように承知をしているところでございます。
そして財政健全化と、この目標時期の先送りに繋がる可能性についても、ご質問があったと思いますが、その点につきましては、いつもこの場でも申し上げておりますけれども、いわゆる財政規律も十分に踏まえながら必要なところについては、しっかりとこの財政出動をしていく必要性、これはあるわけであります。従いまして、こうしたプライマリーバランスの見直しというものがどういう影響するかということでありますけれども、積極財政か、それから財政規律か、この二項対立ではなくて、両者の兼ね合いを図れば、PBの見直しをしても、しっかりとこの財政規律というものの健全化というものも進めることができると、そのように思っているところでございます。まさに総理が仰っている責任ある積極財政にも繋がっていくと、そのように考えています。
Question
共同通信です。国会審議での質問通告のあり方についてお伺います。高市総理が先週7日の予算委員会の前、午前3時から答弁準備していたことを巡り、与野党からさまざまな問題提起が出ています。「速やかな質問通告に努める」との取り決めはある一方、通告への対応が官僚の長時間労働につながっているとの指摘もありまして、国会運営や質問通告の在り方に関し、幹事長のご所見があればお願いいたします。
Answer
まず質問通告でありますけれども、委員会において質問される委員の意図、どういうことを質問するのかということ、これは事前に把握をしておきませんと、かみ合った議論ができないということにおいて、質問通告というのはとても大切なことだと思います。答弁に当たった経験のある者としましても、事前通告のない質問が出ると、どうもかみ合わないということも経験上ありますので、これはしっかりとやらなければならないと思っております。その上で、こうした公務員の方がこの想定の答えをつくるのに時間がかかって、労働環境上よろしくないとこういう指摘もございました。長時間労働に繋がるのではないかということで、我が党について言えば、国会における円滑な対政府質疑を行って、有意義な議論を実現するために、委員会の2日前までに質問通告を行うという内規を既に設けております。答弁を作成する行政官の負担というものも踏まえまして、我が党としてこの内規について引き続き、これを遵守していきたいとそういうふうに思っております。