2025年10月23日(木)17:02~17:10
於:党本部4階エレベーターホール

ぶら下がりを行う鈴木幹事長
質疑応答
- TBSです。国民民主党との幹事長会談を終えられて、特にガソリンの暫定税率をめぐる部分の認識のすり合わせ等、どういった内容の議論をされたのか教えてください。
- 今日、榛葉国民民主党幹事長からご連絡を頂きまして、午前中に行う、維新の会と国民民主党との二幹二国の会談の内容を自民党にも報告し、共有したいという申し出がありました。その申し出を受けて、先刻、榛葉幹事長とお目にかかりました。榛葉幹事長からは先ほど申し上げた維新との会談についてのやりとりについてお話を頂いたところであります。
それと同時に昨年結んだ自民党・公明党・国民民主党との合意について触れられました。これにつきましては前に榛葉幹事長とお会いした時にも申し上げた通りでありますけれども、「あの約束は生きておりますと、公党として約束したことだから誠実に対応していきたい」と今日、改めて確認したところであります。私どもとしては、そうした約束をしっかりと履行していく。そういうことの積み重ねの中で信頼関係というものが醸成されていく。今、こういった非常に日本の政治が不安定な状況でありますので、しっかりとした政策を前に進めるためには日本の政治の安定感を高めなければならないわけでありますから、そうした信頼感を醸成する中で、よりしっかりとした政治基盤を作っていくということ、これが我々の基本的な望みであるということを重ねて申し上げました。
そういうことでありますので、我々としても103万円の壁、ガソリンの暫定税率、小野寺税調会長の下で議論をしているわけでありますけれども、それを更に加速化していただいて納得できる結論を出してもらいたい。そういうふうに思っておりますし、そのことは今日の会談も踏まえて私から税調の方にも伝えたいと、こう思っております。
- 朝日新聞です。今日の会談で合意についてスケジュール感等、いつまでに履行したいというようなお話はあったのでしょうか。
- 改めてはありません。合意書に書いてある通りです。
- テレビ朝日です。今日、榛葉幹事長の要請でお会いになったということですけれども、今後、また自民・国民の幹事長間の連携を取られるようなお考えがあるのか、今後の連携について何か決まっているものがあれば、教えてください。
- 特に今、定期的なものなどはないわけですけれども、しかし必要に応じて意思疎通を図って共通の認識をもって政治にあたっていく。何しろ、自民党と日本維新の会を合わせても、過半数に足りないわけですから、従って各党のご意見や、各党との関係というものは、より今まで以上にしっかりと繋いでいかなくてはいけないわけですから、必要に応じてこれからも国民民主党との幹事長とは、お目にかかるということになるのだと思います。
- 共同通信です。ガソリンの暫定税率の廃止についてですが、立憲などの野党は廃止法案の年内施行を主張しています。これについての受け止め、自民党としての考え方を改めてお願いいたします。
- これは今、まさに税調会長を中心に議論をしている最中でありますので、私からここで、かくあるべきということを申し上げるつもりはありませんし、申し上げることは出来ません。しかし、財源の話もあり、また、現場の、例えばガソリンスタンドだとか、そういう現場での混乱を回避するとか、そういうことはしっかりクリアにしておかなければならない問題だと思います。そういうことも含めて約束を履行するという基本的な考えで、議論をこれから加速的にしていきたいと思っております。
- NHKです。今日、維新と国民の二幹二国の中で国民の方から、自・公・国の3党合意について維新も入って協議していきませんかと、榛葉さんの方から提案があったみたいなのですけれども、その説明があったのかどうか、もしあったとしたら、鈴木幹事長としてどういうふうに受け止められましたでしょうか。また、維新の中司幹事長とも先ほど会談されていましたが、そこで二幹二国のお話をされて、政調会長も入れてというお話もあったというふうに中司さんは仰っているのですけれども、どういう提案をされたのか差支えの無い範囲でお聞かせいただけますか。
- 榛葉さんの方から今までの自公、野党というかたちの審議の中に維新も入るべきだというお話が維新にあったということは、お聞きいたしました。そして、維新も当然、議論の中に入って与党になったわけですから、やっていくというような返答があったという報告はございました。
公明党と連立を組んでいる時も、毎週基本的には二幹二国をしておりましたので、私から中司幹事長の方に、「今後、維新との間でも、これをやっていきましょう」ということで、基本的に同意を頂いたところであります。今までの公明党との時も必要に応じて政調会長にも入っていただくことがありましたので、同じように必要に応じて、基本的には二幹二国でありますけれども、政調会長にも入っていただくことはあると思います。公明党とのときのものを踏襲してやっていければと思っています。