記者会見人事国会

高市総裁ぶら下がり会見

2025年10月7日(火)17:27~17:33
於:党本部4Fエレベーターホール

ぶら下がりを行う高市総裁

【冒頭発言】

お疲れ様でございます。先ほど、午後3時からこちらの自民党の役員みんなで、公明党にご挨拶に上がりました。そのあと、私と代表、そして両幹事長の4者で協議をいたしました。政策協議の内容については、これはもうお互い話さないということになっておりますので、詳しくは申し上げられませんが、3点、話がありまして、2点については気持ちを共有できたということです。
1点については少しまだ時間がかかる話でございますので、内容は申し上げられませんけれども、それについてはまた改めて協議をするということになりました。次回の日程はまだ決まっておりません。私からは以上です。

質疑応答

Question
幹事社のフジテレビです。公明党からは政治と金の問題や自身認識や靖国神社への参拝についての考え方、外国人との共生の問題の3点について懸念が示されていましたが、どのように説明したのか教えてください。一方で野党との連携を巡っては、高市総裁と国民民主党の玉木代表が面会したという一部報道もあります。今後、国民民主党と連立も含めて協議を進めていくのかのお考えを伺います。
Answer
先ほども申し上げましたが、公明党の代表および幹事長とお話をしました。確かに議題は3点ありました。2点については十分ご理解をいただき、考え方を共有したということでございます。残る1点については課題が残りました。まだお話し合いをしなければいけません。詳しい内容については、公の場ではまだ言わないということをお約束して出て参りましたので詳しいことは申し上げられません。もう一つ国民民主党、それは特に私から申し上げるべきことは何もございません。
Question
朝日新聞です。今回の人事について狙いをお聞きします。党の執行部では麻生副総裁をはじめ、安倍政権を中枢で支えたメンバーが登用されています。今回の人事を考えるにあたって安倍政権の政権運営の在り方、あるいは布陣というのは意識されたのか教えてください。
Answer
全く意識はいたしておりません。お一人お一人についてあまり申し上げるべきことではないですが、私からお願いをするときに、麻生副総裁に関しましては、皇室典範の問題も党を代表してご議論いただいておりますので、やはり党でこのことをきっちりやっていただきたいということをお願いいたしました。
鈴木幹事長につきましては、大変人脈も広い方で、お人柄も素晴らしい方でございます。私も大好きな方でございますので、各党と今日のように各党と協議をしたり、色々な党内全体に目配りをしていただける。多くの自民党の国会議員から尊敬されているお方でありますので、幹事長にとお願いをいたしました。
有村総務会長でございますが、彼女は古くからの私の友人でもあります。が、それ以上に私が感銘を受けたのは、両院議員総会の会長としても、本当に難しい案件であってもきっちりと仕切られていたこと。それからまた憲法審査会の会長としても、私自身も大臣として何度か呼ばれたことがあるのですが、まあ見事な仕切りぶりでございましたので、総務会長が最も適した方ではないかということでございます。
小林政調会長につきましては、これは非常に政策通であり、私が若手の中で尊敬する議員の一人でございます。ですから政調会というのはすごく大きな組織ですから、その中で色々な新たな発想で、本当に適材適所でいい人を登用して存分に政策を構築して、自民党は変わったね、そう思ってもらえるように頑張っていただきたいと思いまして、小林さんにお願いをいたしました。
古屋選対委員長は選対委員長二回目でございます。だからちょっとお願いするのも申し訳ないかなと思ったのですが、やっぱり自民党がしっかりと強くなるためには、これは市町村の支部も含めましてなのですが、あと青年局や女性局など、それぞれの小選挙区支部で一緒に活動している支部の活動が、支部長がいないところをあまり放置すると、これはもう組織そのものが消えてしまう活動が低調になってしまうということを、とても私は心配していましたので、まだ支部長が決まっていないとか、活動が十分にできていない。こういったところに目配りをして、次の選挙戦に向けて体制作りをしていただきたいということでお願いをいたしました。割と票読みとかああいうのが趣味でもある感じですので、選挙に非常にお詳しいということで、お願いをいたしました。
あとは総裁と幹事長で話し合って決める人事になるかと思いますけれども、梶山国対委員長は、昔、議院運営委員会の理事もなさっていましたし、閣僚経験者でもありますし、お人柄も素晴らしい方で、ずっと無派閥でもいらっしゃいまして、割と幅広いネットワークを与野党に持っておられますので、適任かなと思ってお願いをしました。
新藤組織運動本部長ですが、これはやっぱりたくさんの皆様の国民の声を聞くと、それからやっぱり社会の実態をしっかりと知った上で政策に反映していく。なかなかここが弱かったという反省を持っております。いろんな組織・団体のお声も聞いて回っていただきたいですし、そういったことをきめ細かくやっていただける方であると思っております、私が政調会長だったときに、代理として支えていただきましたが、非常に幅広い分野の知識をお持ちですので、新藤さんにお願いをいたしました。
総裁・幹事長で話し合って決めたのが、萩生田幹事長代行ということでございますけれども、これは幹事長、本当に分刻みの日程です。私もちょっとここに来て、次から次に飛び込みのお客様もあり、電話もあり、処理すべき案件が多いのですが、多分それの何倍も忙しい党務をこなしていただかなければいけませんので、党内、幅広く目配りをしながら、これから人事ですかね、幹事長が持っている対応されるポストっていうのは非常に多いですから、そういったところもおそらく目配りをしながら、期数もいってらっしゃいますので、若い人にまで目配りをしながらやっていただける方かなということで、話し合って、決めさせていただきました。
鈴木貴子広報本部長は、もう私がずっとそうなればいいなと実は思っていた鈴木貴子さんの広報本部長は、絶対にそうなってほしいなと思って頼み込みました。非常に発信力はありますし、ああ見えてとても細やかな気遣いをする人でございます。総裁選挙のときに、一緒に移動していて、茂木候補に付いて移動しておられたのですが、いつも、ハツラツのところしか見てなかったのですけれども、本当に細やかに、背広のホコリがついてないか、それを取るコロコロまで持って歩き、そしてちょっと飛行機に乗って、わずか1時間、羽田から伊丹まで行く間もセーターを出したり、そしてまたそれが終わったらすぐ背広を着せたり、色々なことをされていて、はあ、と思って。こういう方が党全体、もちろん私も対象でございますが、私の面倒を見ていただいたり、党の役員たちの面倒見ていただいたり、いろんな国会議員が発信するときに、そういう細やかな、気遣いもしながらやっていただけるといいなと思って。それからもうひとつ、私が総裁選挙で申し上げていた、本当に全ての党員の声を集めるシステム。これを新たに構築したいといったこともあり、彼女にお願いをしました。やっぱりこの若い方向けにショート動画ですとか、そういったものも含めて、割と細かく政調会・政調会長と連携をしながら、スピーディーに発信をしてほしいということをお願いいたしました。