記者会見選挙国会農林水産沖縄県

役員連絡会後 森山幹事長記者会見

2025年6月3日(火) 10:15~10:30
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長

MOVIE

【冒頭発言】

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
私(森山幹事長)からは、選挙に関連して、一昨日行われた和歌山県知事選では、わが党推薦の宮崎泉元副知事が当選を果たされた。ご支援やご協力をいただいた関係者の皆様に感謝申し上げる。この勢いを、参議院選挙にしっかりとつなげていくことが重要だと考えているので、よろしくお願いしますと申し上げました。
党首会談について、先週27日、自民党・公明党・立憲民主党の3党で党首会談が行われ、政府が提出している年金制度改革法案の修正を図り、基礎年金底上げの将来的な実施を附則に明記することで合意した。これまで協議を進めていただいた実務者の皆様に、改めて感謝申し上げます。
本法案は重要広範議案であり、わが国の社会保障にとって極めて重要な法案である。引き続き参議院の皆様にはご苦労をおかけしますが、着実な成立に向け、政府・与党で連携しながら、しっかり取り組んで参りたいと考えているので、ご理解・ご協力をよろしくお願いしますと発言いたしました。
坂本国対委員長と石井参議院国対委員長からは、今週の本会議や委員会の日程などについて報告がございました。
武見参議院会長と松山参議院幹事長からは、会期末に向け、残された全ての法案の成立を目指すとのご発言とともに、都議選必勝に向け、参院としても全力を尽くすとの決意が示されました。
木原選対委員長からは、和歌山知事選挙の結果に関する報告とともに、参院大阪選挙区に関し、先週、緊急の公募を開始し、明日まで応募を受け付けているとのご発言がありました。
小野寺政調会長からは、今週の政審の予定等についてのご報告とともに、「骨太の方針」に関する議論を、政調としても開始している旨、ご発言がありました。
鈴木総務会長からは、総務会は、本日11時より開催するとのご報告がありました。
平井広報本部長からは、党の新しい政治活動用ポスターについて報告がございました。本日、午後、記者発表をされるとのことです。
中曽根青年局長からは、青年局で毎年実施している「全国一斉街頭行動」を、本年は、今週末6月8日(日)を中心に、全国で開催するとのご報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。内閣不信任案についてお伺いします。会期末が迫りつつありますが、内閣不信任案が出た場合、どのように対応するお考えか伺います。採決を待たずに解散するとの一部報道もありますが、その選択肢についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
野党が「内閣不信任案」の提出を決定したとは承知しておりませんし、その件について、私が総理と相談をしたということもありません。仮に内閣不信任案が提出されれば、石破総理が適宜・適切に判断をされるものだというふうに考えております。
Question
共同通信です。東京都議選が来週13日から始まります。その後に参院選を控える中での選挙戦となりますけれども、改めて党本部として都議選をどう位置づけ、臨んでいくのか、また党幹部、特に総裁の応援入りについて検討状況を教えてください。
Answer
今月の東京都議会議員選挙は、夏の参議院選挙の必勝に向けて、重要な選挙であると認識しております。予断を許さない状況でありますので、東京都連との連携を密にし、党本部へのご要望などを伺いながら、党の公認候補全員の当選に向けて取り組んで参りたいと考えております。党執行部の応援入りにつきましては、東京都連からのご要望に基づき、適宜適切に検討して参りたいと考えております。
Question
北海道新聞です。公明党との衆院選に向けた選挙区調整について伺います。北海道4区の中村裕之衆院議員が先週末、地元で小選挙区を公明候補に譲る考えを示しました。党本部としての受けとめと、中村氏の比例優遇など今後の対応をお伺いします。
Answer
まだ正式な報告を受けておりませんので、コメントは差し控えさせて頂きたいと思います。
Question
読売新聞です。プロ野球巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督が死去しされました。ミスタープロ野球とも呼ばれ国民栄誉賞も受賞されました。受け止めと、何か思い出がありましたら併せてお願いいたします。
Answer
ご訃報に接し、大変残念に思っております。長嶋さんは選手として、そして監督として多くの輝かしい実績を残されたことはその通りでありますけれども、その持ち前のお人柄でいつも我々の気持ちを明るくしてくださった、唯一無二の存在であったと思っております。また、野球文化を広められた功績というのは永遠に語り継がれていくものであろうと思います。謹んで、心よりご冥福をお祈り申し上げたいと思っております。
Question
朝日新聞です。皇位継承についてお伺いします。安定的な皇位継承に関する与野党協議を巡って、今国会での結論見送りへという一部報道がありました。議論点になっていたうち、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持するかどうか選べるようにするということでは、与野党が大筋で賛同していると思うのですけれども、合意出来る部分だけでも今国会中に結論を出すべきという意見もある中で、幹事長としてこの結論の出し方についてどう考えるか、お願いいたします。
Answer
衆参の正副議長の下で各会派代表が出て議論を重ねておりますので、その議論をしっかりと見守って参りたいと思っておりますから、ここで特定のことについてコメントすることは差し控えたいと思います。
Question
日経新聞です。コメ価格について伺います。幹事長は31日の講演で5キロで3000円から3200円ほどが適正な価格と述べられましたが、これは例えば数年間といった長期間で達成すべき数字なのか、あるいは数ヶ月といった短期間で達成すべきなのか、どのようにお考えでしょうか。
Answer
3000円から3200円というのは、生産者の方もご理解が頂けるし、国民の皆さんにもご理解の頂ける数字なのではないかということであります。これは令和4年度のデータを見ましても、また今の肥料とか農薬等々の価格を見ましても、3000円から3200円であったら再生産が可能であろうと思いますし、消費者の皆さんにも今までのコメの価格からすると、ご理解を頂けるのではないかと思います。
Question
共同通信です。今朝の二幹二国に関連してお伺いします。西田昌司参議院議員の「ひめゆりの塔」を巡る言論について公明党が改めて苦言を呈されたと、公明党側がブリーフで述べられました。西田さんは先週発売の「正論」では自身の一連の発言に対して改めて自身の正当性を主張されておりますけれども、西田氏の一連の言動と月刊誌の寄稿に関して幹事長としてのご見解をお伺いします。
Answer
今朝の二幹二国で公明党さんからそういうご指摘があったことは、その通りでございます。西田さんの不正確な認識にもとづく発言によって、沖縄県の皆様のお気持ちを害してしまったことは、大変申し訳なかったと思っております。前回も申し上げました通り、党を代表して、おわび申し上げてきたところであります。さきの大戦において、沖縄では、住民も巻き込んだ大変過酷な地上戦が行われ、20万人をこえる尊い命が奪われたと認識しておりまして、大変、悲惨なことであったと思っております。また、大隅半島の志布志に最初、上陸するのではないかという情報があったと先輩たちから聞かされておりまして、その時の大隅の緊張感というものも聞いてきておりますので、それが現実に行われた沖縄というのは大変悲惨なものであったのだろうなというふうに、思っております。沖縄県民の皆様のお気持ちにしっかりと寄り添いながら、引き続き、沖縄の抱えている問題に自民党としてはしっかり対応していくということが大事だと思います。
Question
琉球新報です。先週、この件で沖縄県議会が抗議し、謝罪を求め、党本部には厳格な処分を求めています。さらに参院選に出馬予定で自民公認の奥間亮氏も本紙のアンケートに党に最も重たい処分を求めたいと回答しました。この受け止めと、党として今後どのような対応を考えているのかお聞かせください。
Answer
党としては、党を代表してお詫びを申し上げて参りましたし、また西田さんも不正確な認識に基づいての発言であったことも認めておられます。何か処分を仰いますけれども、今は、その処分をどうということを考えているわけではありませんし、やはり本人が不正確であったことを反省しておられ、党としてもそのことについては本人に指摘をしてきたところでございます。