2025年3月25日(火) 9:52~10:00
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長
【冒頭発言】
本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
昨日の役員会におけるご発言と、ほぼ同様の発言が各役員よりございました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 読売新聞です。選択的夫婦別姓など夫婦の氏のあり方についてお伺いします。自民党内でも2月から、検討WTで精力的に議論を重ねてきていると思いますが、党内では選択的夫婦別姓を推す意見もあれば、通称使用拡大を主張する声もあり、なかなか意見集約にいたっていない状況だと思いますが、幹事長として党内議論の現状をどのようにご覧になっていらっしゃいますか。また、今後、どのように議論を進め、いつまでに意見集約を図るべきとお考えでしょうか。
- 氏制度は、歴史的な経過や「家族の形」にも関わる重要なテーマであると認識をしております。主な論点を整理しながら丁寧に進めていくことが大事なことではないかと思います。現在、ワーキングチームでは有識者から幅広い意見を伺いながら議論を進めておりますが、経済社会活動の中で生じている不便をどう解消するかも重要な視点ではないかと思います。また、旧姓の通称使用については政府としても取り組んでおりますけれども、まだ十分に周知されていない面も見受けられますし、現場での対応が追いついていない面もあるのではないかと考えております。まずは党内でしっかり議論を重ね、考え方を整理したうえで、国会での議論に臨みたいというふうに考えております。
- 西日本新聞です。商品券配布の問題について、立憲民主党の野田代表は、長年の慣習となってきたということならば、自民党として調査を行うべきだと指摘しています。自民党の青山繁晴大阪府連会長も党の調査に言及しており、党内外から調査を求める声が上がっています。党としての考えを幹事長にお尋ねします。
- 「長年の慣習となってきた」という認識は持っておりません。今回の商品券配布は、政治資金規正法や公職選挙法に抵触するものではないと考えておりますが、わが党に対して国民から厳しい目が注がれる中でありますので、まずはきちんと説明を尽くすことが重要だと考えております。
- 西日本新聞です。現状、調査の必要性について幹事長は必要ないというふうにお考えでしょうか。
- 考えておりません。
- NHKです。今朝の二幹二国についてお伺いします。先ほど、公明党のブリーフがございまして、企業団体献金について公明党・国民民主党の案について協議を続けるべく、各党に説明するというふうに、自民党にも伝えたと説明がございました。直接、この企業団体献金の案をお聞きになっての受け止めをお願いいたします。
- 仰る通りでございますが、自民党は立党して70年になるわけでございますけれども、国民政党として歴史を歩んで参りましたから、それぞれ政治資金の集め方もそれぞれの政党が立党の歴史の中で培ってきたものだと考えておりますので、我々として改めるべきものと、どうしても守っていくことが立党の精神を活かすために大事なものとありますので、そういうところの仕分けをしっかりしながら、公明党が中心となって色々ご努力を頂いておりますから、それのこともしっかり注目をして対応していくということが大事なことだと思っております。
- NHKです。二幹二国に関連してお伺いします。国土強靭化について、資材の高騰や上下水道などインフラの老朽化という課題を踏まえて20兆円規模をめざすべきではないかという意見で一致したというブリーフがあったのですけれども、この国土強靭化の20兆円の狙いはどんなところにあるのでしょうか。
- 20兆円超を目指すということだったと思います。その後、考えられないような事態が起きておりますし、特に下水道の道路陥没等の関連も重要な課題だと思いますので、また資材の高騰を見ておりましても、総額を少し考えておかないと、5ヵ年の計画になるのだと思いますが、なかなか前に進んで行かないのではないかという危機感を、今日の二幹二国で共有したということだと思いますので、まあ、20兆円超という表現が良いのではないかということだったと思います。