
今国会の成果と、今後の方針を述べる石破茂総理
第217通常国会が6月22日に閉会したことを受けて石破茂総理は同23日、総理官邸で記者会見を行いました。「党派を超えた合意形成、真摯(しんし)な国会審議に努めてきた」と振り返り、令和7年度予算が衆院で29年ぶり、参院では初めてとなる国会修正を経て成立したことを挙げ「責任与党として一定の成果を残せた」と強調しました。
物価高を上回る賃上げを実現するまでの追加措置として国民1人当たり2万円、子供や低所得者にはさらに2万円を加算する新たな給付を参院選の公約で打ち出したことを説明。「赤字国債に頼ることなく、いわゆるバラマキではない、本当に困っている方に重点化する給付金を実現する」と意義を強調しました。また野党が主張する消費税減税について「(実施まで)時間はかかる、高所得者を優遇することになる、社会保障の財源を危うくする」と指摘し、適切ではないとの考えを示しました。