記者会見予算東日本大震災

役員連絡会後 森山幹事長記者会見

2025年3月11日(火) 10:01~10:07
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長

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【冒頭発言】

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
昨日の役員会における発言と、ほぼ同様の発言が各役員よりございました。
私からは、昨日の発言に加えまして、本日、東日本大震災の発生から14年を迎えるわけでありますが、わが党は引き続き、被災された方々の歩みに寄り添いながら、復興・創生に全力で取り組んでいきたいと考え方を発言いたしました。
また、新たに小渕組織運動本部長からは、組織運動本部団体総局において、昨年秋に行いました「予算・税制要望ヒアリング」を受け、「要望と回答」を作成したとの報告がございました。
これをもとに、団体総局の役員が友好団体を訪問し回答を説明するとともに、夏の参院選や党勢拡大へのご支援をお願いしているところであるとの発言がございました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。高額療養費制度についてお伺いします。政府が決めた8月の負担上限額の引き上げの見送りについて党としてどのように受け止めているか。また予算の再修正など、どのように対応するか、いつごろ判断するかも合わせて伺います。
Answer
昨日の会見でも申し上げましたが、石破総理からのご指示を受けまして、これまでの衆議院・参議院の先例や、憲法、また国会法などとの関係について整理を行っておりますので、与党としての検討を急いで参りたいと考えております。
Question
共同通信です。小林鷹之元経済安保担当大臣が党大会での石破総理の演説に対して、「参院選に向けたメッセージがあまり感じられなかった」と記者団に述べたほか、今回の高額医療制度見直し全体の見合わせについても「政策の意思決定が二転三転している」と批判をされました。小林氏は昨年の総裁選で石破総理と争った立場でありますが、小林氏の一連の批判と、党内からこういった厳しい声が上がっている現状について受け止めを伺います。
Answer
小林議員の発言を政権に対する批判だとは受け止めておりません。私自身、小林さんの発言の全てを承知しているわけではありませんが、「何としても、夏の参議院選挙を勝ち抜かなければならない」という、強い決意のもとのご発言だったのではないかと思いますし、色々な発言があることは健全なことだと思います。
Question
朝日新聞です。党大会で言及のありました国家ビジョンについて、もう少し具体的にお伺いします。どのようなテーマで、どのような政策を策定していくのかお尋ねしたいと思います。
Answer
「立党70年プロジェクト」は、昭和100年、戦後80年という節目の年にあたります。未来を見据えて、立党100年へと、どうつながるのかということが、わが党として大事なことでございますので、新たな国家ビジョンを構想する取組だということでございます。
現在、具体的な進め方については調整を進めているところでございますが、今後、総裁経験者からのお話を伺ったり、テーマごとに有識者ヒアリングを重ねるなどして、立党記念日である11月15日を目途に、国民の皆様にお示しできればと考えております。具体的なスケジュールなどにつきましては、決まり次第、改めて皆様にご報告させていただければと思っております。
Question
朝日新聞です。党大会のときのぶら下がりでは総裁経験者の話を若手が聞く会を作るのも一案ということだったのですけれども、それはまた別の話で、国家ビジョンを作るにあたっても過去の総裁経験者のお話を聞くということもあるということですか。
Answer
両方あると思います。
Question
朝日新聞です。若手の方がお話を聞く機会というのはどのようなことを期待してという事なのでしょうか。
Answer
私を含めて自民党70年の歴史を全て知っているわけではありませんので、先輩方がどういうご苦労があられたのか、また野党になった時代のこともあり、野党から与党に復帰できた間の努力がどういうものであったのか等々、若い今後自民党を背負っていただく人たちが知っておくべき大事なことがあるのではないかと思いますので、そういう話とか政策的なことも色々あると思いますので、先輩方からお話を聞く機会があるということは大事なことではないかと思います。