2025年2月4日(火) 9:55~10:03
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長
【冒頭発言】
本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
昨日の役員会におけるご発言と、ほぼ同様の発言が各役員よりございました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 読売新聞です。夫婦別姓をめぐる議論についてお伺いいたします。党内でも、氏制度のあり方に関するワーキングチームで今後、議論が本格化する見通しです。党内では選択的夫婦別姓から通称使用拡大まで、様々な考えがあると思うのですが、議論を進める上でどのような点に留意すべきか、幹事長のお考えがあれば教えてください。
- ご承知の通り、わが党では、逢沢一郎議員を座長とする「氏制度のあり方に関する検討ワーキングチーム」において検討を進めることになっております。氏制度は、これまでの歴史的な経過があり、「家族の形」にも関係する重要なテーマでありますので、主な論点や考え方をしっかりと整理しながら進めていっていただきたいと思っております。
- 読売新聞です。夫婦の氏に関する関連法案の採決にあたっては、党議拘束を外すべきではないというお考えを幹事長は示していらっしゃいます。その理由を改めて教えてください。その上で、党内では党議拘束を外すべきだとか、党議拘束がかかってもそれに縛られないというふうに公言する議員もいらっしゃいますが、どのように対応していくお考えかお聞かせください。
- 非常に重要な課題でありますので、党議拘束をかけずに結論を出すということは、できるだけ避けるべきだと思っております。まずはワーキングチームにおいて丁寧な議論を重ねて、党としての考え方をまとめてから国会に臨むことが重要だと考えております。党議拘束がかかっている法案に対して別な行動を取るということは自民党の国会議員においてはおられないと、私は信じております。
- NHKです。先ほど行われた二幹二国に関連してお伺いします。医療費が高額になった患者の自己負担を抑える、いわゆる高額療養費制度について国が上限額の引き上げを決めたことに関連して治療の断念に繋がりかねないという指摘が上がっていて、それについて自公で取り組んでいきましょうという話が話題に上ったとお聞きしております。どういった問題意識を持っていらっしゃるのか、またこの問題にどのように取り組むのかお考えをお聞かせください。
- 高額療養費制度につきましては今の制度が基本だと思いますけれども、癌の患者さんにおいて長期にわたって治療を重ねていかなければならない方々の医療費の問題については、少し別途検討する必要があるのではないかということでございます。そのことを少し考えてみようということを今日、二幹二国の中でも話をいたしました。
- 時事通信です。衆院予算委員会の参考人招致に関してお伺いいたします。旧安倍派の会計責任者は欠席の意向を示しました。それを踏まえ、予算委員長は会計責任者の意向に沿う形での聴取を模索するというふうにしています。自民党の受け止めをお聞かせください。
- 出席が今のところご理解をいただけていないことだと理解をしておりますが、委員長が色々なことに配慮して言ってくださっていることは大変ありがたいことだと思っておりますけれども、やはり本人のご理解がなければ実現しないということでございますので、少し見守りたいと思います。
- 朝日新聞です。核兵器禁止条約の締約国会議への与党議員派遣については何か話題に上りましたでしょうか。上った場合、自民党としての現時点での調整状況や考え方を教えていただけますでしょうか。
- 自民党としてはNPTに加盟をしている関係もありますので、そこで5カ国は核兵器を認めているわけですけれども、それを含めて核兵器を無くすという努力を今まで日本の政府がやってきたことでございますので、そのことをまず基本にやっていこうということでございますので、自民党として、その会議そのものにはオブザーバーとしての出席がかなわないようでございまして、正式なといいますか、それに出席を出来るということではないようでございますので、党としては今まで通りの考え方を貫かせていただきたいということでございます。
- 朝日新聞です。それは自民党からは、公明党さんのようには派遣とかは今のところ考えていないということでしょうか。
- 考えておりません。
- 朝日新聞です。今日の二幹二国でもお伝えをされたのでしょうか。
- 伝えました。
- 読売新聞です。今朝の二幹二国について、公明党との間で当選無効となった議員について歳費返納を義務付ける法改正についても公明党と自民党、一緒になってやっていこうという話になったと聞きました。この法改正について、いつ頃法改正をするのか、あるいはこれからどうやってその意見を取りまとめていくのか、お考えがあればお聞かせください。
- 各党、各会派のご理解をいただけることが大事だと思いますが、これには色々な考え方が各党、各会派にございますので、そこをよく調整をしながら成案を得ることが出来ればと思っております。