記者会見国会予算選挙広報物

役員連絡会後 森山幹事長記者会見

2024年12月10日(火) 10:07~10:22
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告いたします。
私(森山幹事長)からは、昨日、令和6年度補正予算案が国会に提出されました。代表質問では、わが党から衆議院では永岡幹事長代理、参議院では古川政審会長が質問に立たれました。
経済対策を着実に実行していくため、今国会での早期成立をしっかり図ってまいりたいと思います。
一昨日、石破総裁ご出席のもとで、「非現職前支部長との懇談会」と「全国幹事長会議」を開催いたしました。
「非現職前支部長との懇談会」では、100名の先生方にご出席いただき、2時間半にわたって忌憚のないご意見をいただくことが出来ました。
「全国幹事長会議」では、選挙でのSNS対策や、総裁選における地方票の配分・取扱いなど、16の府県から様々なご意見をいただきました。
皆様からいただいたご意見を真摯に受け止めて、丁寧な党運営を行なっていくことが重要だと考えております。国民の信頼回復や政策の推進に党一丸となって取り組み、常在戦場の衆議院はもとより、来年行われる都議選や参院選にしっかりと、つなげていきたいと思います。
坂本国対委員長からは、本会議日程や委員会の審議日程について、ご説明がありました。
石井参議院国対委員長からは、参議院側の国会日程のご説明がありました。
武見参議院会長・松山参議院幹事長からは、「非現職前支部長との懇談会」や「全国幹事長会議」の議論を踏まえ、来年、夏の参議院選挙に向けた準備を加速させるとのご発言や、補正予算の審議に向け、準備を整えるとのご発言がありました。
木原選対委員長からは、参議院選挙を見据え、1人区を中心に選挙の準備態勢の確認のため、担当の副委員長とともに各県を回るとのご報告がありました。
小野寺政調会長からは、今週の政調審議会の予定と、明日、政調全体会議を開き、来年度予算編成大綱(案)について、平場の議論を行うとのご報告がありました。
鈴木総務会長からは、総務会は、本日は開催しないとのご報告がありました。
平井広報本部長より、石破総裁の、新しいポスターのご紹介がありました。後ほど、発表されるとのことであります。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
NHKです。政治改革をめぐって各党が法案を提出しております。まだ、内容に隔たりが多いと思うのですが、今後どうすり合わせをしていくのか。また、自民党案を修正することを視野に入れるのか、お考えをお聞かせください。
Answer
昨日、政治資金規正法の再改正に向けたわが党の法案を国会に提出いたしました。本日から開会する政治改革特別委員会において、各党が意見を表明する予定と伺っております。まずは、各党の考え方に真摯に耳を傾けながら、内容の一致点、相違点を整理し、各党に対し、わが党の考え方が最大限お伝えできるように、丁寧な議論に努めてまいりたいと考えております。
Question
共同通信です。政治改革をめぐっては、公明党が今日、政治資金を監査する第三者機関の設置法案を国民民主党と共同提出されました。連立与党の公明が自民党とではなく、野党と提出したことへの受け止めと、国民案がベースの提出法案は第三者機関を国会に設置する点で公明案より自民案に近いと思いますが、公明、国民の提出法案に対する評価、また、自民党として賛同する可能性はあるのかを、お伺いします。
Answer
政治資金規正法の改正につきましては、与野党各党が公開と熟議を原則として議論する事としておりますので、各党それぞれのお考えに沿った対応がなされるものと承知しております。法案の中身につきましては、今日から開会する政治改革特別委員会において各党が意見を表明する予定ですので、まずはそのお考えを真摯に伺わせていただきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。昨日配信の文春オンラインで、安倍派の幹部であった西村康稔衆院議員が、派閥の政治資金パーティを巡るキックバックを継続した理由について、同派の西田昌司参院議員に対し「ある議員から泣きつかれてやむなくやった」と説明していたとの報道がありました。これについて、党として両氏への聞き取りや再調査、あるいは両氏に政治倫理審査会での説明を再度促す等の考えなどがありましたら、お聞かせください。
Answer
報道については、承知しております。事実関係について、まずは、西村議員ご自身が説明責任を果たしていただくことが基本ではないかなというふうに思っております。
Question
毎日新聞です。今朝の二幹二国についてお伺いします。坂本国対委員長が、二幹二国後の取材に対し、衆院の政倫審は世耕議員を含む16人に出席を促すということを仰いました。世耕さんは3月の参院政倫審にも出席されていますが、鞍替え後の衆院政倫審に出席する必要について幹事長としてどのようにお考えでしょうか。
Answer
それは本人のご判断によるものだと思います。参議院のときの政倫審に出席しておられますので、参議院の時代に起きた課題でございますから、そこは再度衆議院になって、お出になるかどうかというのは、ご本人の判断によるものだと思います。
Question
読売新聞です。田畑裕明衆院議員の不適切な党員登録があったということで、一昨日の全国幹事長会議の後に、森山幹事長は富山県連の幹部と面会されてお話をお聞きになったと思うのですが、地元では田畑議員に対して、離党を含めた厳しい処分が必要だとの声があがっているのですが、党本部としては田畑議員の処分についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
一昨日、富山県連から田畑議員に対する状況報告を受けました。県連においては、さらに調整・検討を重ねた上で、改めて報告する、とのことでございますので、まずはそれを見守りたいと考えております。
Question
読売新聞です。臨時国会の会期が21日までという中で、補正予算であるとか政治資金規正法の改正、あるいは政倫審など懸案が山積し、日程が窮屈になっているかと思うのですが、現時点で会期の延長の可能性についてはどのようにお考えでしょうか。
Answer
極めてタイトな日程の中で、大事な法案について協議をいただいておりますこと、各党に敬意を表しているところでありますが、会期は一応、定まっているわけでございますから、会期内に成就できるように努力をしていくということに尽きるのではないかと思います。あとの会期等については、その時点その時点で適切な判断を各党とも協議をしながら定めさせていただくということになるのだろうと思いますが、今は会期内に成立をさせるということが大事だと思います。
Question
NHKです。総裁選の決選投票における地方票の扱いについて伺います。見直しを検討するにあたっての思いですとか、党内のどの組織で議論を重ねていくお考えか教えてください。
Answer
まず、決選投票において、地方の各都道府県連1票という47票というのが、どうなのかということは大変気になるところであります。そうすると、今のルールはその時の予備選挙で一番多かった人に一票いくというルールになっておりますけれども、そのことを含めてまた各都道府県の党員数も考慮しなければならないと思いますし、また人口に占める党員の割合をどう考えるのか、ということも大事なことではないかなというふうに思います。何故かというと、それはやはり自民党の総裁というのは総理になる可能性が非常に高いわけでございますから、国民の代表として相応しい選ばれ方が大事ではないかなと思っておりますので、どこで議論をしてもらうかということについては、総裁とも少し協議をさせていただいて、然るべき場所で議論をしていただきたいと思っております。
Question
朝日新聞です。不記載のあった金額をめぐり、党の政治改革本部で、相当額を外部に寄付するというお話が出ていたかと思いますが、そのときのブリーフで、寄付の話は改革の範囲ではないので、執行部で判断されることの一つという説明がありました。こうした案について検討されている状況や実施の予定があれば教えていただけますでしょうか。
Answer
執行部として検討しておりますので、出来れば年内に一つの方向性を示させていただければという気持ちで調整を進めております。