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役員会・政府与党連絡会議後 梶山幹事長代行記者会見

2024年6月4日(火) 13:30~13:12
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

はじめに、役員連絡会の概要について報告させていただきます。
茂木幹事長からは、本日の役員連絡会は、「かりゆしウェア」を着用しての開催です。
そして、今週金曜日には、沖縄県議選が告示となります。勝利に向け、党本部としても全面的にバックアップしていきたいと思いますので、役員各位のご理解・ご協力、よろしくお願いいたします。
能登半島地震について、先週、党の「対策本部」として、人口減少地域における新たなまちづくりのモデルなどを示した「第2次提言」を取りまとめました。復旧・復興に向けた歩みは、道半ばです。地元自治体、政府とも緊密に連携し、被災地の復旧・復興を加速するとともに、防災・減災、国土強靭化の取組みをしっかり進めていきたいと思います。
今週から、「骨太の方針」の策定に向けた議論が始まります。新たな経済ステージへの移行と社会課題の解決に向け、デジタル、グリーンなどの成長分野、さらにはディープテックといった戦略分野への投資拡大など、重点政策の議論をしっかり進めていきたいと考えています。
「政治資金規正法改正案」について、自民党は、各党の提案の中でも、取り入れられるものは出来る限り取り入れた修正案を提示しています。採決に向けて現場で協議を進めてもらっており、出来るだけ多くの賛同を得て、速やかに衆議院を通過させ、今国会での改正案の成立に万全を期したいと思います。
国会会期も残り3週間を切りました。国対の現場や参議院の皆さんにはご苦労をおかけしておりますが、全ての政府提出法案や政治資金規正法の成立に向けて、全力で取り組みたいと思います。よろしくお願いいたします。
浜田国対委員長からは、政治改革特別委員会は、本日、「政治資金規正法」を採決することで合意していたが、新たな状況が生じたことで、あらためて審査日程を協議している。本日の本会議は13時から、議了案件の採決を行う。議事内容は、議運理事会で決定の後、お知らせする。
明日、農水委員会で「漁業法」を採決し、次回の本会議に上程する見込み。参議院に送付すべき政府提出議案は、これが最後となる。残る法案すべての成立に向けて、参議院側をしっかりサポートしてまいる。
石井参議院国対委員長からは、本日は、「法務・厚生労働 連合審査会」における入管法案の質疑と8常任委員会が開かれる。内閣委員会において子ども子育て支援法案、外交防衛委員会においてGIGO設立条約の採決を行う予定。
昨日、そして本日と、立憲民主との国対委員長会談を行い、衆議院の動向を見ながら、参議院における政治改革特別委員会の審議日程等について 協議を行う。
本会議については、明日5日(水)は、地方自治法案の登壇、本日議了となる2委員会2件の採決、行政監視の中間報告を行う。子ども子育て法案に討論が入るので、所要は約2時間30分の見込み。
7日(金)は、日本版DBS法案の登壇、議了案件・採決、3調査会の中間報告を行なう予定。所要は2時間強が見込まれる。
明日の本会議終了時点における、政府提出法案の成立は、62件のうち、44件。71パーセントの成立率である。しかし残る会期は、本日を含めて、土日を除くとわずか14日となった。国会は、参議院に舞台が移っていく。益々タイトな日程になって参るが、衆参一致結束して臨んで参りたい。
関口参議院会長からは、6月に入り、会期も残り3週間ほどとなった。
出口を預かる参議院として、最後まで緊張感を持って取り組んでまいるので、引き続き、ご協力をよろしくお願いする。

松山参議院幹事長からは、今国会も終盤を迎え、いよいよ今週から参議院が主戦場となる。
関口会長を先頭に、全ての法案の成立にむけて参議院自民党一丸となって取り組んでまいるので、よろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、沖縄県議会議員選挙が、今週7日(金)告示、16日(日)投開票の日程で行われる。
わが党県連は、今回の選挙で公認20名、推薦2名の計22名の候補者を擁立し、県政奪還に向け、鋭意準備に取り組んでおり、私も、昨日現地に入り、地元関係者の激励などを行ってまいった。役員各位におかれても、必勝に向けて、ご支援をお願い申し上げる。
渡海政調会長からは、今週の政調審議会は、6月6日(木)に開催。
政府に対する提言4件の審査を予定。なお、明日の15時より、政調全体会議を開催。政府側から「骨太の方針」の骨子が示されるので、それを踏まえた議論を行うことにしている。
森山総務会長からは。総務会は、本日は案件がないため、開催しない。次回の総務会については、諮るべき案件が出て来次第、ご案内する。
伊藤国際局長からは、国際局主催 第21回「国際政治・外交論文コンテスト」の結果発表について、今回のテーマは、「混沌とする国際社会で、今こそ求められる『日本の強み』」と題して募集を行ったところ、54編の応募をいただいた。年代別では、10~20代が全体の約半数、30代~50代が各1割ずつとなり、最年長は78才であった。また、職業別では、高校生を含む学生が最も多く、次いで会社員、 団体職員、地方公務員等となっている。 地域別では、北海道から九州までの24都道府県、さらに海外からも応募をいただいた。
選考は、国際局次長20名よる第一次審査を経て、有識者による第二次審査を行い、最終審査の結果、「総裁賞」に、大学生の櫻井和(さくらい・やまと)さん、「幹事長賞」に、大学院生の萬田義和(まんた・よしかず)さん、「国際局長賞」に、大学院生の乃坂 龍誠(のさか・りゅうせい)さん、を決定した。
なお今回、課題への指摘や観点が特に評価された論文については、「特別賞」として、フランスから応募の国際公務員の水野谷 優(みずのや・すぐる)さん に贈ることとなった。
受賞論文は、党ホームページにて掲載し、今週6日木曜日12時より、総裁・幹事長にご出席いただき、授賞式を行う、との報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。
続いて、政府与党連絡会議の概要を報告いたします。
岸田総理、山口代表の発言については、先程、お聞きいただいた通りであります。閣僚及び公明党役員の発言については、官房副長官、ならびに公明党の方からそれぞれブリーフ等があると思います。
茂木幹事長からは、能登半島地震、骨太方針、政治資金、沖縄県議選、そして終盤国会について役員連絡会と同様の発言がございました。
渡海政調会長からは、骨太方針について役員連絡会と同様の発言に加えて、政府では、並行して本文の作成作業が進められていることと思うが、これまで与党側から申し入れた提言の内容がしっかり反映されたものとなるよう、十分留意されたい。
既に沖縄でも梅雨入りしており、今後、全国的に雨の季節を迎える。近年、7月初旬に豪雨災害が発生する傾向があるので、政府におかれては、対応に遺漏なきよう備えていただきたい。
関口参議院会長からは国会会期について。
松山参議院幹事長からは、終盤国会について役員連絡会と同様の発言がございました。
浜田国対委員長からは、政治改革特別委員会は、本日の採決を予定していたが、諸般の事情に より流会し、あらためて明日の委員会をセットした。明日は10時に開会し、新たな修正案を含む質疑を行い、午後から対総理質疑を行った後に採決する見込み。以後は役員連絡会と同様の発言がございました。
石井参議院国対委員長 からは、国会運営について役員連絡会と同様の発言がございました。
政府与党連絡会議の概要は以上です。
それではご質問のある方どうぞ。

質疑応答

TBSです。政治資金法改正案について伺います。今日、予定された総理入り特別委員会が流会となり、修正案の採決が見送られたことについて、党内からはあり得ない等の声も上がっておりますが、梶山代行の受け止めを伺います。また、今回の見送りの経緯について、自民と維新の党首会談で合意した後に、維新から再修正を求められ、それに自民党が応じる形で採決も遅れています。自民党の組織としての今回の一連の対応、意思決定の在り方は適切であったと考えられますか。
国会の現場において、関係者が必死に協議を進めているところでありますので、特別委員会について、私の立場で予断を持って申し上げることは差し控えたいと思います。再三申し上げていることなのですけれども、わが党としては、各党の提案の中でも、取り入れられるものは、出来る限り取り入れたということだと思っています。できるだけ多くの賛同を得て、この国会での改正案の成立に、万全を期して参りたい。そして現場にお任せをしておりますので、しっかり現場で、いろんな変化もあるとは思いますが、議論をして成案を作り上げて参りたいということだと思います。
共同通信です。今日、衆院解散を見送るという一部報道がありました。ぶら下がりで岸田首相は「今は考えていない」と応じました。会期末が近い中で、政治資金規正法の改正の議論もまだ残っている状況ではありますが、現状国民の信を問うために衆院解散をすべき状況にあるのか、代行のお考えをお聞かせください。
これは総理のお考え次第ということで、専権事項でありますので、特段、私から申し上げることはございません。