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役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2024年5月28日(火)10:10~10:23
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告させていただきます。
茂木幹事長からは、今週土曜日6月1日は「かりゆしウェアの日」です。本日は党本部で「沖縄物産展」が行われ、来週の役員連絡会は、かりゆしウェア着用での開催を予定しています。そして、来週の金曜日、6月7日には、沖縄県議選が告示を迎えます。勝利に向け、党本部としても全面的にバックアップしていきたいと考えておりますので、先生方のご理解・ご協力、よろしくお願いいたします。
また、一昨日投開票の静岡県知事選、必死の追い上げにもかかわらず、惜敗という結果になりましたが、ご支援・ご協力頂いた地元関係者、党本部の各部門や参議院の皆さんに、改めて感謝申し上げます。
昨日、ソウルで、日中韓3か国による首脳会談が4年半ぶりに行われました。国際情勢が厳しさを増す中、国際秩序の維持・強化に向け、経済や安全保障、環境問題など、幅広い分野で協力を進める「共同宣言」の採択には、大きな意義があったと考えます。
一方で、昨夜、北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用した発射を強行しました。国連の安保理決議に明確に違反したものであり、国民の安全に関わる重大な問題だと受け止めています。今後、北朝鮮がさらなる挑発、発射を強行する可能性もあり、政府には、国民の安全・安心の確保に向けて、引き続き万全の対応をお願いいたします。
今日から中国共産党の中央対外連絡部の代表団が日本を訪問します。私も明日、劉建超(りゅう・けんちょう)部長と会談を行う予定です。わが党としても、こうした議員外交の機会を通じて、政府の取組みを後押ししていきたいと思います。
「政治資金規正法改正案」について、現在、衆議院の「政治改革特別委員会」で審議が進んでいます。現場の皆さんにはご苦労をおかけしますが、今国会での改正案の成立に万全を期したいと思います。よろしくお願いいたします。
浜田国対委員長からは、本日13時の本会議で、議了案件の採決を行う。所要は10分。次回の本会議は、各委員会の審査状況を見ながら検討する。
政治改革特別委員会について、先週は提出者に対する質疑、昨日は参考人質疑を行った。本日、本散後の理事懇で修正協議に入る。すみやかな可決に向けて、全力をあげてまいる。
石井参議院国対委員長からは、本日は、「内閣、厚生労働の連合審査会」と6常任委員会が開かれる。うち、農林水産委員会は、国対間の合意に基づき、「食料・農業・農村基本法案」について、総理に対する質疑1時間の後、大臣に対する質疑5時間を行い、その後、野党提出の修正案の趣旨説明・質疑を行い、修正案を否決した後、閣法の採決を行う予定である。
明日29日(水)は、本会議を10時に開会し、GIGO(ジャイゴ)設立条約の登壇、予備費決算6件と「食料・農業・農村基本法案」の採決を行う予定。農村基本法案に対する討論が見込まれるため、所要は最大で2時間30分が見込まれる。
明日の本会議終了時点において、政府提出法案の成立は、62件のうち、40件。65パーセントの成立率となる。しかし、残る会期は、本日を含めて、土日を除くとわずか19日となった。国会は、ますます厳しい日程になってまいる。衆議院と連携を密にし、臨んでまいるので、よろしくお願いする。
関口参議院会長からは、一昨日行われた静岡県知事選挙は、残念な結果となってしまったが、国民の信頼回復に向けた努力を続けることが、次の選挙につながると思う。また、終盤国会に入り、最後まで緊張感を持って取り組んでまいる。衆議院のご協力をよろしくお願いする。
松山参議院幹事長からは、静岡県知事選挙は、残念な結果となってしまったが、真摯に受け止め、 冷静に敗因を分析し、次に繋げていかなくてはならないと思う。参議院としては、来年の参議院選挙に向けて、しっかりと準備を行ってまいるので、よろしくお願いする。
今国会の会期も残り1か月を切り、1日も無駄にできない状況となっている。衆議院の皆さんには、すでに多くのご配慮をいただいているところではあるが、引き続きのご協力をよろしくお願いする。
小渕選対委員長からは、一昨日行われた静岡県知事選挙は、極めて短い選挙戦ではあったが、皆様方のご支援のもと、わが党推薦の大村慎一候補は知名度不足を克服し、県東部、中部の27市町全てで相手候補を上回る得票となるも、県西部でつけられた大きな差に、あと一歩及ばぬ結果となった。この結果を真摯に受け止め、今後の選挙に取り組んでまいりたい。
渡海政調会長からは、昨夜22時43分頃、北朝鮮が、弾道ミサイル技術を使用した発射を強行した。このような行為は、我が国はもとより、地域、国際社会の安全を脅かすものであり、断じて容認できない。今回の発射については、本日13時30分からの「国防部会・安全保障調査会の合同会議」において、政府から説明を聞くことになっている。なお、更なる挑発行為も懸念されていることから、政調としても政府と緊密に連携しつつ、緊張感をもって対応してまいりたい。
なお、今日から明日にかけて、広い範囲で大雨の可能性が指摘されている。政調では「災害対策特別委員会」を中心に、注意深く状況を見守り、必要に応じてしっかり対応してまいりたい。
政調審議会は、今週も火曜日・木曜日の定例日、いずれも開催。本日は、議員立法2件、政府への提言等10件の審査を予定している。了承した議員立法については、速やかに総務会にお諮りしたい。木曜日30日については、法案審査の予定はなく、政府への提言のみの審査となる見込み。
森山総務会長からは、総務会は、本日11時より開催する。政務調査会からの議員立法2件の審議等を予定している。
平井広報本部長からは、直近の世論調査結果について、報告がありました。
役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

朝日新聞です。立憲民主党が政治資金パーティー禁止の法案を提出しています。昨日執行役員については、当面自粛するという対応を決めましたが、今回の一連の対応を見ていると、「法律が通ればやらない」との趣旨の発言を過去にされていますけれども、一方で「法律が通らなければ今後も続ける」と同義にも聞こえます。立憲民主党の今回の一連の対応をどのように受け止めていらっしゃるかと、法案の提出者の態度・姿勢についてどうあるべきかお伺いします。
政治資金パーティーのあり方も含め、政治資金規正法の改正については、各党それぞれに考え方があると思っております。わが党も既に、政治資金問題の実効性ある再発防止策を盛り込んだ「政治資金規正法」の改正案を国会に提出しているところであります。
政治資金規正法については、今国会で必ず改正を実現しなければならないということで取り組んでおります。今後、公明党と力を合わせて、野党の皆さんそれぞれのご意見も真摯に伺いながら、改正案の成立に万全を期してまいりたいと思っておりますし、この審議に入る前に各党、それぞれに考えがあるはずだということも申し上げたと思いますし、それらについて今、しっかりと審議をしていく、そして実効性ある改正案を成立させたい。この国会の自民党としての最大の課題であると思っております。
共同通信です。菅家一郎衆議院議員について伺います。ご自身が代表を務めていた党支部などに不記載分を全額寄付して、税控除を受けていたということで昨日、会見をしましたが、派閥の指示に従う形ではありますが、適切な処理とお考えか、また党として処分が検討されることはあり得るのでしょうか、また同じようなケースが他の議員にないか党として調査するお考えはあるのか、お伺いします。
ご指摘の件につきましては、報道を受け、昨日ご本人が説明をされたと承知しております。政治資金の管理を含む個々の政治活動については、各議員によって十分に把握がなされておりますので、まずは本人がしっかりと調査し、説明責任を果たすということだと思っております。
政治資金規正法に基づく、政治資金収支報告書と併せて、今度は個人の所得税の申告ということでありますので、しっかりと本人が説明を果たすべきだと思っております。
その上で、議員であるかどうかにかかわらず、税務処理に際しては、第三者から疑念を抱かれることがないよう、法令に則って適正な申告が必要であると、こう考えております。
朝日新聞です。いわゆる旧文通費の見直しについて改めてお伺いします。岸田総理は「自民党として積極的に議論に参加する」と国会の場で述べていらっしゃいます。見直しについては与野党の中にそれぞれ消極的な声もありますが、自民党として今国会でどこまで議論を進めていくお考えでしょうか。
旧文通費の見直しなど国会改革については、主に衆議院の議運で、一昨年来、与野党間で協議が重ねられて来ましたが、具体的な使途の範囲、使い道、と支出可能経費の確定、どういった、ものに使えるかということ、さらに公開の仕方・仕組み作り、今、独自にやられている党もありますけれども、どういった形で公開をしていくのか、そして共通のルールはどうするのか、ということも含めて、さらにまた、残余金の扱いということも含めて、まだ結論が出ていないのが実情、状況だと思っております。こういった点も含めて、協議が早期に開催され、与野党間で合意が得られるように、わが党としても取り組んでいくという姿勢で臨んで参ります。
産経新聞です。都知事選について伺います。昨日、立憲民主党の蓮舫氏が出馬を表明しました。現職の小池百合子氏も近く出馬を表明するとの報道もありますが、自民党はまた態度を示しておりません。告示まで1カ月を切る中、自民党としてどう臨まれるかお伺いします。
色んな方が出馬の意向を示しているということもあって、東京都連と緊密に連携を取りながら方向性を決めて参りたいと思っています。
朝日新聞です。規正法改正について伺います。自民党の修正案について公明党が賛成する方向で調整しているという一部報道があります。現在の調整状況についてお伺いします。
これは色々動いているとは思いますけれども、現場にお任せしているということで、今日の役員連絡会においても国対委員長から報告があったように、それらの作業を行っているということであります。現場にお任せしているということです。