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2023年1月23日(月)17:45~18:01
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

岸田総裁からは、今日から、いよいよ通常国会がスタートする。私はこの国会を、これまで皆さんと共に大いに議論し、練り上げ、そして決断してきた、様々な政策を形にした予算案や法律案について、正々堂々と国民の皆さんの前で議論し、政策を「実行」に移すための国会にしていきたい。
具体的に6点言及がありまして、1つは、いざという時に、国民の命を守り抜くための防衛力の抜本的強化、2つ目に、エネルギーの安定供給と脱炭素を実現していくためのGXの推進と、原子力を含むエネルギー政策の強化、3つ目に、次の感染症危機に対応していくための内閣感染症危機管理統括庁や日本版CDCの設立、4番目に、マイナンバーカードの利便性向上と、一層の普及、5点目に、こども・子育て政策の強化に先行して実施する出産育児一時金の大幅増額、6点目に、地方創生に向けた、高速道路網の老朽化対策や、地域公共交通のリデザインに向けた取組強化。こうした取組みをしっかり実現していく。
目の前には、時代を画するような数多くの難問が山積しているが、引き続き、先送りできない難しい問題に、正面から愚直に立ち向かい、一つ一つ答えを出していくとの方針の下で、取り組んでいく。
また、先週末に、新型コロナについて、原則としてこの春に、新型コロナを、5類感染症とする方向で検討するよう指示をした。マスクの着用についても併せて、考え方を整理していく。家庭、学校、職場、地域、あらゆる場面で日常を取り戻すための取組みを着実に進めていく。
春には統一地方選挙や衆議院の補欠選挙も予定されている。自民党こそが、新しい時代を切り拓く。その覚悟の下、一致結束して、この通常国会を乗り越えていこう。皆さんのご協力をお願いする。こういうご発言がございました。
麻生副総裁からは、特段の発言はありませんでした。
私からは、いよいよ今日から通常国会がスタートした。岸田総裁の施政方針演説、コロナを克服し、日本経済の力強い再生を成し遂げていく。また、日本が先頭に立ち、新たな国際秩序を創っていく。そうした覚悟が伝わる力強い演説だったと思う。明後日の代表質問では、わが党を代表して私が質問をさせていただく。
今日から150日間の通常国会、まずは過去最大114.4兆円となる「令和5年度予算」の早期成立を期す。また、成長分野への投資拡大、防衛力の抜本的強化、エネルギー政策の再構築など重要課題の解決に向け、60本の政府提出法案などの成立に全力で取り組んでいきたい。緊張感を持って臨んでいきたいと思うので、役員各位の引き続きのご協力をよろしくお願いしたい。
総理から発言があったコロナの関係で、政府では、新型コロナを5類感染症とする方向で検討に入った。日本経済の再生のためには、コロナ対策と社会経済活動の両立が不可欠となる。ウィズコロナの経済社会のさらなる前進に向け、党としても政府の取組みをしっかり後押ししていきたい。このように申し上げました。
髙木国対委員長からは、本日の政府四演説を受け、明後日から代表質問を行う。25日(水)は、わが党の茂木幹事長が質問に立つ。26日(木)、も、14時から本会議を予定している。本会議場の演壇にアクリル板を設置して、登壇者がマスクを外して発言できることに、この国会からした。
代表質問が終われば、予算の審査に入る。一日も早い成立に向けて日程協議を進めていきたい。
また、今国会の内閣提出予定は閣法60件、条約12件となる。統一地方選や補選、閣僚の出張などでタイトな日程となるが、すべての法案の成立に向けて努力してまいりたい。ご指導ご協力をよろしくお願いする。
野上参議院国対委員長からは、本日から、第211回国会・常会が始まった。10時から第1ラウンドの本会議を開いて、院の構成を行ない、先程、2ラウンドの本会議において、施政方針演説等、政府四演説を行なった。
明日24日(火)は、代表質問に先立って、令和3年度決算の本会議における概要報告・質疑を行う予定。13時に開会し、全大臣出席・TV中継の下、2時間25分の所要時間で行う。
代表質問は、26日(木)、27日(金)の2日間。26日(木)は10時に開会し、11時50分まで、27日(金)は10時に開会し、昼の休憩時間をはさみ、16時20分までの予定。
また本日15時から参議院9会派による与野党国対委員長会談を行って、今国会における日程等について協議を行った。今国会は、例年に増して非常にタイトな国会日程になることが想定される。衆参連携を密にし、臨んでまいるのでよろしくお願いするということでした。
関口参議院会長からは、いよいよ通常国会が始まった。まずは、令和5年度予算の早期成立に向けて、全力を尽くす。政府、衆議院と緊密に連携して、参議院自民党一丸となって岸田内閣を支えていく。
世耕参議院幹事長からは、前臨時国会の積み残しである令和3年度決算を明日24日に本会議で審議することになった。その後は、政府、衆議院と緊密に連携して、令和5年度予算の早期成立を目指していく。
参議院改革協議会も本格的な議論を始める。選挙制度に関する専門委員会の設置が決まり、立ち上げるための準備を進めている。参議院の在るべき姿、それにふさわしい選挙制度について真摯な議論を行っていきたい。
森山選対委員長からは、本年最初の知事選挙となる山梨県知事選挙が昨日投開票され、わが党と公明党が推薦した長崎幸太郎(ながさき こうたろう)知事がダブルスコアで再選を果たした。
また、この春の統一地方選で行われる静岡市長選挙について、新人で 元静岡県副知事の難波喬司(なんば たかし)氏の推薦申請が静岡県連より上がってきた。ついては、推薦手続きを進めていくのでよろしくお願いする。先程私もサインしたし、総裁もサインしていたから、これはもう手続きは終わったということではないかなと思います。
萩生田政調会長からは、先週木曜日に、「防衛関係費の財源検討に関する特命委員会」の平場の会議を開催した。明日には、第2回目の平場の会議を予定している。「財源確保法」の概要について政府から説明を聞き、更に議論を進めてまいりたい。
政調では先週から、提出予定法案の部会審査が始まっている。部会手続きの済んだ案件から順次、政審で審査を行い、了承した案件については速やかに総務会に諮りたい。
次回の政審は、来週火曜日に開催する。当面、予算関連法案の審査が続くので、来週は木曜日にも開催する予定である。
遠藤総務会長からは、本日より国会が始まった。総務会においても今国会提出予定法案を中心に、審議を進めていく。本年最初の総務会は、来週31日(火)に開催する。
今国会の開会中には、統一地方選挙、衆議院補欠選挙も行われる予定である。党が一致結束して150日間の国会を乗り切っていけるよう、党内合意形成に努めてまいるのでよろしくお願いするというご発言がございました。
役員会の概要については以上です。

質疑応答

Question
NHKです。発言紹介の中でも幹事長から言及がありましたけれども、岸田総理の施政方針演説の受け止めを伺います。少子化対策ですとか、防衛力強化の必要性など、総理は強調していましたけれども、幹事長はどのような点に注目されましたか。
Answer
歴史の転換点、こういう話から始まりまして、気迫にあふれる演説で、まさに歴史の分岐点に立つ我が国が進むべき方向性を示し、新たな時代をつくり上げていくという強い総理の決意が感じられました。G7議長国として、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持する、厳しさを増す安全保障環境に対応した防衛力の抜本的強化を進める、成長と分配の好循環の鍵を握る投資と改革など、施政方針のそれぞれの文脈の中に、日本を前に進めると、こういう強い意気込みが感じられたところであります。総理は、検討し、政府与党で決定をし、そしてそれを国会、国民の皆さんの前で議論をして実行に移すと、こういうプロセスの話をしていたと思いますが、まさにこの国会で丁寧な議論を重ね、決定した内容について国会で承認を得て、一つ一つ速やかにスピーディに実行に移していきたいと考えております。岸田総裁、総理を先頭にして、我が国が直面する内外の課題の解決に自民党としても全力で取り組んで行きたいと、こんな風に思っております。
Question
朝日新聞です。細田衆院議長が明日、旧統一教会との接点について各会派の代表者に説明するということですが、ただ、説明は非公開で、かつ、これまで細田議長は会見などで説明してきていないわけですけれども、立法府の長として細田議長について、この間の対応についてご見解をお伺い出来ればと思います。
Answer
立法府の話ですので、立法府で決めることだと思いますけれど、これまで説明した内容に対して必ずしも十分ではないと、こういう野党の意見もあって、それに応えるかたちで明日、そういったかたちをとられるのだと思っておりまして、しっかり説明していただければと思っております。
Question
鶴保参院議員が、昨年6月に旧統一教会の会合で演説した事実を認め、先週党に報告したと明らかにしました。報告を受けていらっしゃるかということと、党の点検から半年近く経ったうえで、かつ週刊誌の報道を受ける形で、今回、明らかにしたわけですけれども、鶴保議員の今回の一定の対応についてご見解をお願いします。
Answer
多分、参議院のことですから、参議院の幹事長であったりとか会長に報告をされたのではないかなと思いますので、どういう報告があったか聞いてみたいと思います。