2022年9月27日（火） 10:16～10:26
於:党本部平河クラブ会見場
【冒頭発言】
役員連絡会の概要を報告いたします。
私（茂木幹事長） からは、本日、安倍元総理の国葬儀が執り行われる。安倍元総理は、8年8カ月にわたる憲政史上最長の在任期間中、アベノミクスによる経済の再生、東日本大震災からの復興、地球儀を俯瞰する外交など、幅広い分野で大きな功績を残されてきた。海外からも210を超える国と地域から700名の弔問客が参列する予定であり、こうした弔意に礼節をもって応える国葬儀としたい。
国連総会について先週、岸田総理はニューヨークを訪問した。国連総会の一般討論演説では、ロシアによるウクライナ侵略を強く非難し、安保理改革の必要性を訴えた。また、ニューヨーク証券取引所でも演説を行い、「新しい資本主義」によって豊かで活力あふれる日本を目指す決意を示し、わが国への積極的な投資を呼び掛けた。
臨時国会についてですが、来週3日から臨時国会が始まる。わが国は、物価高、世界経済の減速という厳しい課題に直面しており、また、国際社会もウクライナ情勢の緊迫化が続くなど、厳しい情勢にある。山積する内外の課題に全力で取り組み、日本経済の再生につなげる国会としたい。引き続き緊張感を持って臨んでいくようお願いしたいと申し上げました。
髙木国対委員長からは、明日11時に議運理事会を開いて、官房長官から臨時国会召集の伝達を受ける。会期については、現在調整中である。議運での協議となるが、3日（月）に開会式と所信表明演説、一日置いて、5日（水）と6日（木）に代表質問となる見込み。
先の国会で積み残しとなっていた経済産業委員会の一般質疑について、30日（金）に閉会中審査を行う方向で調整しているということでした。
野上参議院国対委員長からは、農林水産委員会は、昨日、豪雨災害による農産物被害の実情調査のため、山形県に視察を行なった。
議運は、明日11時に理事会を開き、官房長官から次期臨時会召集の伝達を受ける予定。次期臨時会は、法案の出口を預かる参議院として、衆議院と連携を密にして対応していくのでよろしくお願いするとのご発言がありました。
関口参議院会長からは、来週にも召集が見込まれる臨時国会に向けて、衆議院としっかり連携しながら準備を進めていきたい。また、本日の安倍元総理の国葬儀には、生前のご功績を偲びながら、参列したいと思うとのお話がありました。
世耕参議院幹事長からは、本日の安倍元総理の国葬議が執り行われるが、哀悼の誠を捧げる厳粛な一日にしたい。
臨時国会では、岸田総理が指示された景気対策に伴う補正予算や重要法案の審議が予想され、緊張感を持って取り組んでいきたいとのお話がありました。
森山選対委員長からは、選挙対策委員会としては、今週29日（木）に新体制となって初めての正副委員長打合会を開催する予定。新役員の顔合わせとともに、本年と来年に行われる各級選挙の日程や準備を確認し、今後の重要選挙を勝ち抜くための態勢づくりを進めていきたいとのご発言がございました。
萩生田政調会長からは、今週の政審は29日（木）に開催する。臨時国会提出予定法案の法案審査を行う。来週は10月4日（火）を予定している。
また、総合経済対策に関する総理指示が9月30日に示されることを踏まえ、同日午前中に「政調正副会長・部会長会議」を開催する。各部会長に対し、取りまとめるべき対策の方向性や日程感を共有し、本格的に議論を進めさせたいとのお話がありました。
遠藤総務会長からは、本日は、安倍晋三元総理の国葬儀が行われるので、総務会は開催しない。次回の総務会は、10月4日（火）11時に開催することを予定しているとのご発言がございました。
役員連絡会の概要は以上です。
質疑応答
- 朝日新聞です。安倍元総理の国葬儀についてお伺いさせていただきます。党は、これまでも政府に丁寧な説明をしてほしいと求めてきました。マスコミの世論調査では反対が賛成を上回る中での国葬儀となりますが、幹事長は、この現状をどのように捉えていらっしゃるでしょうか。
- マスコミの世論調査の結果については承知をしております。そういったことも踏まえ、岸田総理、国会であったり、また会見においても丁寧な説明、対応に努めてこられたのだと考えております。先ほど申し上げましたが、安倍元総理、国内外における幅広い分野で大きな功績を残され、今回の国葬儀、210を超える国と地域から700名の弔問客が参列する、こういったことも踏まえ、故人への敬意と弔意をあらわす国の儀式として行う事、あらためて適切であると考えております。
- 毎日新聞です。国葬の関連で伺います。自民党の村上誠一郎議員が国民の6割以上が反対していると、国葬の欠席を表明しました。村上議員には自民党内から処分を求める声もありますが、幹事長の受け止めをお願いします。
- 個々の議員の外部での発言について、今この場で私からコメントをすることは控えたい。その上で、自民党は自由な意見が言える非常に開かれた政党であるのは確かであると思っています。一方で故人との関係というか、そこにはやっぱり一定の同じ仲間としての信頼感であったりとか、また目上の方であったりとか、お亡くなりになった方、こういう方に対する礼節というのは大切にする必要があると、こんなふうに考えております。
- 日経新聞です。旧統一教会の関係でお伺いします。自民党としての国会議員からの追加報告について収集結果の公表時期が一部報道で、今週の30日と出ていますが、現状の見通しをお聞かせください。
- 先日も時期を見て公表したいと申し上げました。その考えに変わりはありません。その上で申し上げますと、今まで追加報告、元々、今回の調査と言いますか、集計、アンケート、これを行う時点から追加があったら、その報告を追加でお願いしたいと、こういうことを申し上げておりましたので、そういった方針に沿って追加が出たものについては報告をあげて頂いていると考えております。膨大な数があがっているとは聞いておりません。また追加報告において9月8日に皆さんに公表し、また説明をさせて頂いた全体像に変化が出ていると、こういう報告も受けておりません。
