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記者会見選挙国会

役員会・役員連絡会後 梶山幹事長代行記者会見

2022年9月13日(火) 10:25~10:37
於:党本部平河クラブ会見場

梶山幹事長代行

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【冒頭発言】

本日の役員会・役員連絡会の概要をご報告いたします。
岸田総裁からは、先週木曜に、旧統一教会及び関連団体との関係について、わが党衆参国会議員から事実関係を確認し、とりまとめた結果を茂木幹事長から発表した。
今後重要なことは、第一に、当該団体と一切関係を持たないという党の基本方針を徹底すること。さらに、そのためのチェック体制をしっかり整備し、党のガバナンスコードに盛り込んでいくこと。
第二に、被害の防止策、救済にしっかり取り組むこと。政府としては、省庁横断的に幅広い体制を作り、有識者委員会などで、対策の検討を進めているところ。党においても対策の検討を進めて参りたい。
国葬儀まで残り2週間となった。各国からの敬意と弔意に対し、日本国として礼節を持ってお応えするため、国葬儀の実施に向けた準備に万全を期していく。また、国民の皆さんに丁寧な説明を尽くしていきたい。
先週は、新型コロナ・物価高について、追加的な対策を打ち出した。新型コロナについては、「with コロナの新たな段階への移行の全体像」を決定し、療養の考え方の見直し、ワクチン接種の促進、陽性者の自宅療養期間の見直しについてお示しした。
物価高については、9日に、食料品・エネルギー価格の上昇に対する足下の追加策をとりまとめた。これは、予備費を財源とする第一弾に過ぎない。これから、物価高騰など経済情勢の変化に切れ目なく対応しつつ、先行き不透明となる世界経済の中で我が国経済を守り、前に進めていくための総合経済対策を10月中に策定したい。国民が強く求めている、物価・経済対策に対して、政府・与党を挙げて正面から、国民の目に見える形で取り組む。「政局より政策」という当たり前のことを具体的に示していきたい。
来週は、諸般の事情が許せば、ニューヨークを訪問し、国連総会に出席。我が国ならではの貢献をして参りたい。
臨時国会も目近に迫っている。国民の切実な声に、正面から応える自民党を示していきたい。皆さんの御協力をお願いしたい。
茂木幹事長からは、イギリスのエリザベス2世女王陛下が先週8日にお亡くなりになられた。英国の王室史上最長の70年にわたって在位され、英国及び国際社会の平和と繁栄に大きなご功績を残された。また、1975年の訪日はじめ、日英関係の強化に、ご尽力された。心より哀悼の誠を捧げたいと思います。
旧統一教会及び関連団体との関係について、先週8日、党所属国会議員についての事実確認の結果を発表した。接点があった議員は179名で、結果を重く受け止めている。率直に反省し、今後は旧統一教会と一切関係を持たないことを党内に徹底していきたい。
11日投開票の沖縄県知事選では、2期目を目指す現職の壁は厚く、佐喜真あつし候補は残念ながら及ばなかった。
役員の皆様のご支援に改めて感謝申し上げるとともに、今回の選挙結果をよく分析し、今後の戦略に活かしていきたい。
御法川国対委員長代理からは、国葬儀につき、先週8日に議運委員会を開き、各党の発言に対して、総理と官房長官から丁寧に説明していただいた。

野上参議院国対委員長からは、先週8日、安倍元総理の国葬儀に関し、国対委員長間の協議を受け、議運委員会を13時の衆議院に続いて、15時に開会し、総理、官房長官出席の下、1時間20分の質疑を行った。
また、議運は、昨日から本日にかけて、国立国会図書館西館の活動状況等に関する実情調査のため、京都に委員派遣を行っている。
農林水産委員会は、豪雨災害による農産物被害の実情調査のため、再来週の26日、山形県に視察に行く予定。
参議院においては、来る次期臨時会に向け、委員会等の体制を整えている。衆議院と連携を密にし、臨んで参るので、よろしくお願いする。
関口参議院会長からは、役員人事について、引き続き党本部と連携して参る。また、委員長人事を始めとする次期国会への準備も進めていきたいと思うので、よろしくお願いする。
世耕参議院幹事長からは、沖縄県知事選は、大変残念な結果となった。結果を真摯に受け止め、次の選挙に活かしていきたい。
岸田総理が表明された総合経済対策の策定について、参議院自民党は、不安に寄り添う政治のあり方勉強会で困窮世帯の支援に力を入れて取り組んでおり、全面的に支援していく。そのためにも、いつ次期国会が召集されても良いように、しっかり準備を行っていく。
森山選対委員長からは、一昨日、投開票された沖縄県知事選挙において、わが党と公明党が推薦した佐喜眞あつし候補が激戦の末、残念ながら敗れる結果となった。多くのご支援をいただいたが、2期目を目指す現職の壁は厚く、あと一歩及ばなかった。まずは選挙結果をよく分析し、今後の戦いに活かして参りたい。
一方、同日行われた宜野湾市長選は、わが党と公明党が推薦した現職の松川正則候補が、オール沖縄が支援した相手候補に大差をつけ再選を果たすことができた。
選挙期間中は台風による悪天候にもかかわらず、多くのご支援をいただいたことに、この場をお借りし厚く御礼申し上げる。
来月には那覇市長選等が控えている。引き続きご支援の程、宜しくお願い申し上げる。
萩生田政調会長からは、本日10時20分より政調審議会を開催する。「重要土地等調査法に基づく基本方針(案)」の審査を行う。了承した場合は、速やかに総務会にお諮りしたい。
次回の政審は9月20日(火)。「経済安全保障推進法の基本方針(案)および基本指針(案)」の審査を予定している。
また、本日の総務会で部会長代理・副部会長の人事が了承されると、政調の骨格が固まることになり、今月下旬には臨時会提出予定法案の審査も始まる。これを踏まえ、15日(木)には、「政調正副会長、全部会長会議」を開催し、当面の政策活動に関する方針の共有・徹底を図りたい。
なお、先週、岸田総理から「総合経済対策」を策定するとの方針が示された。具体的な柱建てについては、後日改めて指示が出されるとのことなので、正式な総理指示を待って、政調としても経済対策に盛り込むべき施策について議論を行い、政府に申し入れを行いたい。
遠藤総務会長からは、本日11時より総務会を開催する。案件は、人事案件と、先ほど政調会長から話があった「重要施設の施設機能及び国境離島等の離島機能を阻害する土地等の利用の防止に関する基本方針(案)」をお諮りする。
その他のご発言として、役員連絡会では、石田広報本部長からは、世論調査の結果についてご報告がありました。
役員会・役員連絡会の概要は以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。役員会のご報告にもありましたが、旧統一教会との点検結果について、公表以降も、木原副長官など政府内や、党内から新たな接点が明らかになっている議員が出ていますが、今後、党としてどのように対応するお考えでしょうか。追加の公表など検討されるのか、お聞かせください。
Answer
統一教会との接点につきましては、本人や事務所に記録や記憶が無く、党からの確認依頼の段階で十分に確認が出来なかったというケースは起こりうると考えています。例えば、10年前、15年前、20年前というものも拾われている部分もあると思います。8月26日に党所属議員に発出して文書においても報告の提出後に当該団体との関係が新たに判明した場合には、追加で報告してもらうという旨を書いておりまして、何か追加報告の事実があれば、その時点で適宜、報告を頂くことになっております。
Question
朝日新聞です。この適宜、報告されたものを改めて一定の期間、一カ月後だとか、何週間後とかに改めて公表するというのは、ご検討されるのですか。
Answer
どういう種類のものか、分類しましたから、それでどの程度のものかということを見ながら、方向性を出して参りたいと思っております。
Question
時事通信です。11月の和歌山県知事選について、県連が今、青森県で総務部長をやってらっしゃる総務省出身の小谷さんという方の擁立、推薦を求めることを決めたということなのですけれども、その後の党内での擁立作業というのがどうなっているのかお聞かせください。
Answer
これは選対が主体で県連と、また組織本部とやっていると思いますけれども、まだ発表できる段階にはないと思っております。
Question
TBSです。国葬について伺います。安倍元総理の国葬を巡って、先週、議運でも議論が行われました。別の国ではありますが、イギリスで先日、エリザベス女王が亡くなりました。イギリスの場合は、エリザベス女王であっても、国葬を行うということについて議会での議決を求めると。日本に関して言うと、内閣の一存で決められる、閣議決定で国葬を決められるという経緯がありますが、これはふさわしいというふうにお考えでしょうか。国葬の今後の決め方について、どういうやり方がふさわしいとお考えでしょうか。
Answer
他国の例は色々あると思いますので、それはそれで参考にさせて頂くということになりますけれど、先般、衆参の議運で説明をさせて頂きました。そして、まだ十分に説明が足りないのではないかという声もあることも十分に承知をしております。国民の皆様に丁寧な説明を国葬までに尽くして参りたい。当然、これは政府としても、党としても同じであります。