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記者会見国会参院選選挙

役員会後 茂木幹事長記者会見

2022年4月25日(月)17:30~17:51
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

今日は役員会の前に令和4年参議院選挙戦略策定本部の第1回の会合を開きましたが、役員会の中でその概要が出てきますので、まず役員会の概要から報告をさせていただきたいと思います。
岸田総裁からは、党幹部の皆様のおかげもあり、昨日、夏の参院選の前哨戦となる参院石川補選、そして沖縄市長選でも、大きな支持をいただくことができた。勝利することができた。この勢いのまま、夏の決戦に臨んでいきたい。
北海道知床で発生した観光船事故については、「人命救助を最優先」の方針で、対応に全力を挙げている。現在、捜索継続中であるというお話でした。 それから、ウクライナ、ロシアによります非道な侵略を終わらせ、平和秩序を守るための正念場である。土曜日に熊本で行った「水サミット」では、ツバル、カンボジア、ラオスの首脳との間で、ウクライナ対応での連携を確認した。引き続き、国際社会と連携し、毅然と対応していく。
ウクライナ情勢が長期化する中、原油高、食材高など物価高も継続している。緊急対策について、党に議論をリードしていただき、公明党との協議も整った。尽力に改めて感謝を申し上げる。
明日、政審・総務会を開催し、正式に決定されれば、政府も直ちに、対策を正式決定する。お困りの皆様のお手元に、迅速に支援が行き届くよう対応していきたい。
今週末から、GWが始まる。3年ぶりに緊急事態宣言等のないGWとなるが、引き続き警戒を維持することが重要。ワクチン接種の促進、積極的な検査の活用、感染対策の徹底を呼び掛けていく。
GWには、東南アジア、欧州への外遊を調整中である。GWが終われば、夏の参院選の公示まで50日を切る。本日、第一回の戦略本部を開催した。党幹部の連絡を密にしながら、一致団結して、夏の決戦に臨んでいきたい。それぞれの持ち場で、全力を尽くして欲しい。こういうお話がありました。
麻生副総裁からは、石川はトリプルで勝ち、沖縄もダブルに近い形で勝利をすることができた。沖縄では、連勝が続いていると、これは良い事だけれど、これが必ずしもストレートに参院選、知事選に繋がるかと、そこについては予断を許さない部分があるので、更に頑張っていきたいと。
ウクライナ、長期戦も予測されている。様々な情報というのが行き交う、また飛び交う、こういった中で、言ってみると特に米国・欧州を中心にしながら、情報戦、この様相を呈しているという形でありまして、今後、安全保障戦略等々を考えていく上で、サイバーであったりとか情報戦略と、この強化も必要ではないかと、こういう話がありました。
私からは、昨日投開票の参議院石川補選において、わが党公認の宮本周司候補が野党候補にトリプルスコアの大差で圧勝したと。夏の参院選の前哨戦と位置付けられた重要な選挙であり、この勢いを参議院選の勝利につなげていきたい。
現地応援に入って頂いた岸田総裁はじめ、ほとんどの役員会の皆さん入っていただきました。多くの党役員、そして一丸となって戦ってもらった県連のご尽力に感謝申し上げる。
また、沖縄市長選では、わが党推薦の桑江さちお候補が野党候補に1万票以上の差をつけて3回目の当選を果たした。今年に入り沖縄では、名護、南城の市長選に始まり、石垣、各市長選で勝利をしてきましたが、今回も沖縄市、2番目に大きな市で勝利という形でありまして、この流れを夏の参院選、秋の知事選の弾みにしていきたい。こういうお話をさせていただきました。
先週の役員会で、岸田総裁からご提案のありました「戦略策定本部」について、総務会の了承を経て、総裁直属機関、党則79条機関として設置し、本日初会合を役員会の直前に行った。公示まで2カ月を切った参院選に向け、各部門の連携を強化し、選挙準備を加速していきたい。
先週19日、自民・公明・国民民主党の「3党幹事長会談」を行った。この会談において、「トリガー条項凍結解除・原油価格高騰対策」に関する実務者検討チームで取りまとめた当面の方策を了として確認した。
また、この3党の幹事長会談では、「ヤングケアラー問題」に関する検討チームの発足に向けて準備を進めていくことで一致をしたと申し上げました。
また、21日には、自公の2幹2政で、「総合緊急対策と補正予算に関する協議結果」について合意し、岸田総理に申し入れを行いました。
現在、「総合緊急対策」の党内手続きが進められており、明日にも政府・与党として決定する。原油価格の高騰、物価の上昇による国民生活や経済活動への影響を最小限に抑えるため、必要な対策を機動的に実施していきたいと申し上げました。
それから役員会の日程でありますけれど、来週の2日(月)は開催いたしません。次回は、連休明けの5月9日(月)ということになります。
髙木国対委員長からは、次回の本会議については、明日、開かれて、金田勝年議員の永年表彰、議了案件の採決、および「福島復興再生特措法」の趣旨説明を行う。衆議院側で予定された登壇議案はこれで終わるという話でありました。その他、国会日程等についての報告がありまして、沖縄の本土復帰50周年に関する本会議決議については、月内の採択を目指して関係者で調整しているということでありました。
岡田参議院国対委員長からは、国対報告の前に石川の参議院補選につきまして大変、丁寧に御礼の言葉が、長身を深々と折り曲げて、ご挨拶、御礼があったところであります。今後の委員会等々について報告がありまして、残る会期は、土日祝日を除くと、本日を含めて34日となると。現時点で、閣法61件の内、30件が成立している。49.1%の成立率、ほぼ半分に来ている。残された会期の中で、まだ多くの重要法案があり、かつ補正予算の提出も見込まれるということで、一刻の猶予もないと考えていると。衆・参連携をより密にしていきたいという話でありました。
関口参議院会長からは、参院石川補選についての御礼のご挨拶がありました。
世耕参議院幹事長からは、参院石川補選の話、また、これに関連して石川県では明日26日に選挙会、27日に当選証書が付与されるとの予定でありまして、本会議での手続きは連休後になりますが、宮本周司君は今週中に会派に入会というのか、再入会というのか、する予定なので、よろしくお願いしたいということでした。国会日程、補正予算案の審議も視野に入れると、大変厳しい日程ということで今まで以上に衆参の国対でも緊密に連携していく必要があると、こういう話がありました。
遠藤選対委員長からは、参院石川補選、沖縄市長選の勝利についての報告があり、なお気を引き締めて取り組んでいきたいという話でありました。また、5月の新潟県の知事選挙について、髙鳥県連会長より、現職の花角英世氏に対し、前回、知事選同様に「党本部支持」をいただきたいという要請があった。前回の知事選挙でもそうでしたし、今回、公明も連合も「支持」することとなっているので、足並みを揃えたいので、よろしくということで、役員会として了としたところであります。
高市政調会長からは、先週、21日(木)に政調内に「公約作成委員会」を設置した。全ての部会長に出席いただき、公約づくりに向けた基本的な考えについて説明した上で、原稿の作成を指示した。現在、同時進行で「骨太の方針」、「新しい資本主義実行計画」に向けた議論も進んでいるので、そういったことも織り込めるように、各部会からの原稿締切りは5月下旬に設定したということであります。先週22日(金)の「経済成長戦略本部」の平場の会議で、「総合緊急対策」の取り扱いが本部長一任となった。公明党でも議論が行われており、自公の平場での意見を踏まえて、政府側が最終調整を行っていると承知をしていると。本件については、明日の政審で審査し、了とした場合は総務会に諮りたいということで、明日の総務会についても案件等々の話がありました。 福田総務会長からは、総務会は、明日26日(火)に開催しまして、政調会から上がってくる総合緊急対策、そして議員立法3件について審査をしたい、こういう話でありました。
役員会の概要は以上です。
そして、冒頭申し上げたように、役員会に先立ちまして、令和4年の参議院選挙の戦略策定本部第1回を開催いたしました。役員構成については、総裁に一任を頂いておりまして、皆さんのお手元にお配りをした形で総裁が本部長、副総裁が代行、私が代理、そして、つかさつかさの部門の責任者が副本部長という形で進めると。今日は、全体の流れといいますか、大きな方向について本部長、岸田総裁の方から説明といいますか、お話がありまして、その後、副本部長であります遠藤選対委員長から、選挙のこれまでの取り組みといいますか、どこまで公認候補が今出ていると。選挙区、比例区を含め、今後について、特に比例区で、できれば女性候補、何人か更に発掘をしたい、擁立をしたいという話もありました。
そして高市政調会長、副本部長の方からは、先ほど言いましたような高市政調会長の役員会での発言内容、これに沿った発言があったところであります。
副本部長であります小渕組織運動本部長の方からは、いわゆる団体対策といいますか、団体関係の代表の皆さんとの3回の協議と言いますか、懇談会、これも総裁、幹事長にも出席をして頂いて、全て終了したところでありまして、また参議院選に向けて、それぞれの友好団体との関係を強化していきたいという話がありました。
そして河野広報本部長、この戦略本部で副本部長でありますが、広報関連の先日、言いました「ライブボイス改革自民党」と、これについて意見の方が、1万5000件寄せられているという話がありまして、今の意見を聞いていると、こういう段階でありますけれど、然るべきタイミングで、聞いたものを今度は、どう具体的に政策、また対策に反映していくかと、こういったことについては、政調等とも連携をとると、また、そのために、この戦略本部を活用していきたい、こういうお話があったところであります。
この本部、ご案内の通り、6月15日、正式に参議院選の対策本部が始まるまでの間、設置をするということでありまして、今日が第1回の本部会合ということになりますけれど、おそらく連休明けにまた本部会合を開かさせて頂いて、政調の方、各部会の取りまとめが5月の下旬ということでありますから、5月の末ぐらいには、もう1回、更には5月には実際に今度は、公約を作らなければなりませんから、こういう公約を作ると、決定するための会合というのを6月上旬ぐらいに開くことになるのではないかと、こういったスケジュール感も共有しまして、今日の第1回の会合は終了いたしております。以上です。

質疑応答

Question
毎日新聞です。本日、韓国のユン次期大統領の政策協議団、林外務大臣や日韓議連のメンバーと面会しました。代表団のチョン・ジンソク国会副議長は、林大臣との面会後に両国関係の発展について対話をしていきたいと述べる一方で、元徴用工や慰安婦問題については解決は一方の努力だけでは難しいなどとコメントしました。これらの発言についての幹事長の受け止めと、面会の予定があるかお伺いいたします。
Answer
ユン新大統領自身は、日韓関係の改善に取り組む姿勢を示しておりますが、前向きな話し合いができるかどうかと、これは、これからだとこんなふうに考えておりまして、今回、北朝鮮によります一連の問題といいますか、旧朝鮮半島出身労働者の問題等々につきまして、日韓の合意であったり、様々な合意事項を崩してきたのは相手側なのは、間違いないところでありまして、我が国としては、そういった韓国の立場を是正してもらう。国際法に従って、しっかりした立場をもう1回取ってもらうということが極めて重要だと考えておりまして、わが国の一貫した、こうした立場に基づいて、引き続き適切な対応をしてまいりたいと、そんなふうに考えております。 会うか会わないか、これはまだ、あと何日かこちらにいらっしゃるのだと思います。そういった対応なりが期待できるかどうかと、こういうことを含めて、総合的に判断していきたいと思ってます。
Question
日経新聞です。日経新聞の4月の世論調査では、政権支持率が64%と、政権発足後に2番目に高い数字となりました。ここ一カ月の各社の世論調査では、政権発足時の支持率まで回復している結果が目立ちますけれども、幹事長の受け止めをお願いします。
Answer
まず、世論調査の結果につきましては、一つ一つの結果について謙虚に受け止めていきたいと思ってます。内閣支持率、さらには自民党の支持率につきましても、高い水準で推移をしている、もしくは高い水準になっているということについては感謝したいと思いますし、これまでとってきた様々な政策であったりとか、対応が一定の評価を国民の皆さんから頂いているんだと思いますが、謙虚に受け止めて、さらに支持が拡大できるように努めてまいりたいと、こんなふうに思っております。
Question
読売新聞です。沖縄知事選について伺います。当初のスケジュールよりも候補者の擁立が遅れているような感じがするのですが、現段階での今後の方針、スケジュール感についてお聞かせください。
Answer
当初の予定がいつだったっていうのは決まっていないんですけど、そろそろ決めなくちゃと、こんなふうに思ってます。
Question
新潟日報です。新潟県知事選の支持についてお伺いします。党本部が支持とした意義というか、元々県連の支持がついていましたけれども、どのようにお考えでしょうか。
Answer
先ほどお答えした通りです。
Question
新潟日報巻です。あと、花角知事への評価と期待をお聞かせください。
Answer
それはこれまで、なんというか知事として様々な取り組みを進めてきたと思っております。ですから党本部としても支持を決定させていただいたということです。