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記者会見国会参院選

役員会後 茂木幹事長記者会見

2022年4月18日(月) 18:40~18:55
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員会の概要を報告いたします。
岸田総裁からは、来たるべき参院選に臨む自民党の体制についてご提案がありました。
従来、国会を閉会した時点で「参議院選挙対策本部」を正式に立ち上げてきた。今回は、国会閉会までの間も、公約策定、選挙対策、組織団体対策、広報戦略などを総合的・有機的に進めていくために、「令和4年参議院選挙 戦略策定本部」を設置してはどうかと考えている。
本部は、自分が本部長を務め、麻生副総裁、茂木幹事長、福田総務会長、高市政調会長、遠藤選対委員長、関口参議院会長、世耕参議院幹事長、小渕組織運動本部長、河野広報本部長に本部メンバーをお願いしたい。
趣旨に賛成いただけるなら、明日の役員連絡会、総務会に諮っていただき、4月25日、来週、第一回の戦略策定本部を開きたい。その後、6月上旬に向けて数回開催するイメージである。
設置期限については6月上旬までとして、国会閉会とともに、参議院選挙対策本部が立ち上がった時点で、この本部は解散することになる。
こういうご提案でありまして、私の方から、役員会に諮りまして、ご了解を得ましたので、明日、役員連絡会でご報告をし、総務会で正式に設置と、こういう運びになると思います。
麻生副総裁からは、昨日も地方の首長選や議員選挙が多く行われているけれども、思いのほか、自民党として善戦をしていると、また厳しいところでも現状維持等をしているということで、これはある意味、政権に対する安定と、これが国民レベルでも望まれているのではないかなと、今後、参院選に向けて安定した政権維持のために全力で取り組み、その後、様々な課題にもしっかり対応していくことが重要である、こういうお話がありました。
私からは、参院選の公示まで、2カ月余り。候補者の調整を続けていた宮城選挙区について、先週火曜日、県連との確認を経て、櫻井充参議院議員を公認とし、15日、金曜日に正式決定した。翌土曜日には、私が宮城に出向き、公認決定の経緯について説明を行ったところ。県連会長の西村筆頭副幹事長を先頭に、県連が結束して、勝利に向けて選挙準備を加速して欲しいと申し上げました。
また、参議院の石川補選の投票日まで1週間を切った。昨日は岸田総裁が現地入りして、街頭演説3回、視察2件、さらに車座集会、精力的に行っていただいた。
また、同じく24日の投開票で沖縄市の市長選挙が昨日、告示された。名護、南城、石垣に続いて、この沖縄市でも勝利して、夏の参院選、更に秋の知事選へとつなげてまいりたい。宮本周司候補、くわえ朝千夫候補の必勝に向けて、役員の皆様の支援をお願いしたところであります。
また、夏の参院選に向けて、冒頭申し上げた総裁の発言を受けて、「戦略策定本部」を設置することになったので、岸田総裁を全体の司令塔として、政策、組織、広報などの選挙戦略を一体的に進めていきたい。ご協力をよろしくと申し上げました。
先週15日(金)に、自公の「2幹2政」を開催した。「総合緊急対策」に向けた両党の提言内容の確認を行い、調整が必要な項目については、まず、政調会長間で協議を行ってもらうこととした。原油価格高騰・トリガー条項の3党実務者協議の議論も踏まえて、自公間での合意を得たいと考えている。その上で、政府・与党が連携して「総合緊急対策」を月内にしっかりと取りまとめていきたい。
先週15日、文通費を日割り支給などに改めるための国会法と歳費法の改正案が成立した。ご尽力いただいた皆様に感謝申し上げる。文通費の公開の在り方、残金返還などの残された課題については、引き続き与野党間で協議を続けていくと聞いている。
これに関連し、昨年10月分の歳費について、わが党は、すでに新人が100万円全額、それから、前職については、今回の法改正で求められておりませんけれど、日割りで55万円を既に返納してもらっておりましたが、文通費の改正案成立を受けまして、本日、日本赤十字社のウクライナ人道危機救援金に寄付を全額行ったところであります。
一方、いまだに歳費返納の手続きを取っていない党、これがあると聞いております。文通費の問題に真剣に取り組むとおっしゃるのでしたら、まず、この問題の発端となった10月分を返金していただきたい。言行一致を求めていきたいと考えております。国対にも、その点は申し上げたところであります。
髙木国対委員長からは、今、申し上げた「文通費」、先週、「調査研究広報滞在費」に改め、日割とする法改正を行った。残る課題である使途、公開、返納の在り方については、引き続き協議を重ねていくということであります。若干、細かい国会日程等について報告がありました。明日の本会議は、議了案件の採決と、重要広範議案であります「こども家庭庁設置法」とあわせて、与党提出の関連法と言いますか、法律もありますし、野党提出の対案もありますので、4本というか、4チームというか、それが出て、趣旨説明質疑を行うと、所要は2時間40分の見通しだという話がありました。
岡田参議院国対委員長からは、参院石川補選のお願いが改めて、ありました。今日は、決算委員会、13時に開会して、令和2年度決算について4回目の省庁別審査を18時までの5時間コースで行ったということです。明後日20日(水)は「教育公務員法案」、22日(金)は、総理出席のもとで「薬機法案」を行うことで合意したという話であります。その後、細かい日程等々についてお話がありました。ご質問があったら受けさせていただきます。残る会期は、土日祝日を除くと、今日を含めて39日間となった。6月に入れば国会は、緊迫を増してくることが想定される。そのためにも衆議院には、早期の法案送付にご協力をお願いしたいという話がありました。
有村参議院副会長からは、今日、関口参議院会長は、参院石川補選の応援で現地に入っているので、有村参議院副会長の方から、補選も残り1週間を切り、最後の追い込みとなった。宮本周司候補の勝利に向けて、参議院自民党、一致結束して取り組んでいるという報告がありました。
世耕参議院幹事長からは、参議院の会派所属議員について、先週15日、増子輝彦議員が自民党の会派から退会した。また、宮本周司さんの議員辞職により、15日に中田宏さんが繰り上げ当選となり、本日、会派に入ったという話であります。また、参院石川補選についても、世耕幹事長からも言及があったところであります。
遠藤選対委員長からは、参議院の日程が相当、迫ってきたという話。さらには参議院補選の話。そして沖縄市長選の話がありました。さらに、今年の夏の参院選の比例代表に関して、公選法第86条の7に基づき、「政党の名称等の届出」を中央選挙管理会より求められている。この届けによって、他の政党等が同一の名称や類似の名称を使用しようとしても、「名称保護」の規定が適用され、これを防ぐことができる。自民党としては、名称は「自由民主党」、略称は「自民党」で、中央選挙管理会に届出したいという話がありました。
高市政調会長からは、政調審議会は、今週も火曜・木曜の定例日、いずれも開催する予定ということで、その案件についての説明がありました。それから先週の金曜日、先ほど私から申し上げた総合緊急対策について自公間で協議をすべく、「二幹二政」が開催され、その後、引き続いて二政で政調会長間で、細部の協議を行ったと。本日も先ほど、16時30分から二度目の二政を行ったという報告がありました。
福田総務会長からは、今週の総務会は、今のところ明日19日(火)に開催する予定である。今後については、また全体の状況を考えながら検討したいという話でありました。
河野広報本部長からは、先週発表させていただいた自民党のライブボイス改革について、意見を寄せていただいているけれども、この一週間で一万件以上の意見があったというご報告がありました。
役員会の概要は以上です。

質疑応答

Question
時事通信です。連合との政策協議について伺います。連合の芳野会長はこれまでに、政府との政策協議、いわゆる「政労会見」の再開を求めています。今後どのように対応するのが望ましいか、幹事長の考えをお伺いします。
Answer
連合には、公労使の審議会など様々な機会を通じて、労働者の代表として協議に参加してもらっています。今日も党の「人生100年時代戦略本部」で、芳野会長にご出席頂いたところでありまして、今後も、形は色々あると思うのですけれど、政府・与党として意見をしっかりと伺って参りたいと思います。