記者会見選挙国会

役員会・役員連絡会後 森山幹事長記者会見

2025年7月29日(火) 10:24~10:42
於:党本部平河クラブ会見場

記者会見を行う森山裕幹事長

MOVIE

【冒頭発言】

本日の役員会・役員連絡会の概要について報告いたします。
石破総裁からは、23日(水)、米国関税措置に係る日米協議で合意に至った。2月の首脳会談以降議論を積み重ねてきた今般の合意を、私とトランプ大統領の間で確実に実施していく必要がある。対応が必要な論点が生ずる場合には、これまでの関係を活かし、的確に対処していく。
加えて、4,318品目に及ぶ国内の関連産業への影響の把握・分析を踏まえ、中小企業などへの必要な支援に万全を期す。
25日(金)には、総合対策本部を開催し、影響の分析、国内産業への支援、履行状況の進捗管理を指示した。
同日、与野党各党と党首会談を実施した。合意内容について説明するとともに、その着実な実行を果たしていかなければならない、ということを申し上げた。野党の党首の皆様からは、様々なご質問・ご指摘を頂いた。引き続き、野党の皆様にも丁寧にご説明をしつつしっかり取り組んでいく。
昨日の両院議員懇談会において、厳しいご意見が出た。真摯に受け止め、党運営・政権運営について、適切に判断していく。懇談会においては、両院議員総会の開催を求める声があがった。
8月1日(金)から臨時国会が開会予定。国会審議に役員各位と一致結束して真摯に臨みたい。引き続きのご協力をお願い申し上げる。
私(森山幹事長)からは、与野党党首会談について、関税交渉を巡る日米合意を受けて、先週金曜日に与野党党首会談が行われ、総理から現状を報告され、与野党各党からご意見を伺った。
今回、日米両国の互恵的な関係の強化に向けて、両国の間で一定の合意に至ったことは、よかったと思っている。その上で引き続き、わが国の産業や国民生活を守り抜くため、万全の対応を取っていくことが重要だと考えている。
参議院選挙に関連して、昨日、両院議員懇談会を開催し、4時間30分にわたって議論を行なった。236名の先生方にご出席をいただき、64名の先生方からご意見をいただいた。その席上でも申し上げたところでありますが、今回、党内に「参議院選挙 総括委員会」を設置し、選挙結果の分析と、課題の洗い出しを行いたいと考えている。
今後、地方組織や友好団体、有識者の皆様などからもご意見を伺い、8月中を目途に報告書を取りまとめることとしているので、役員各位のご理解・ご協力をよろしくお願いする。
また、総裁のご発言を受けまして、昨日の懇談会でのご意見を踏まえ、近日中に「両院議員総会」を開催しますということを申し上げます。
坂本国対委員長、石井参議院国対委員長からは、臨時国会に向けた動きやスケジュールについて、それぞれご発言がございました。
山本参議院副会長、松山参議院幹事長からは、参議院選挙に関するご発言とともに、今後の国会運営について言及がありました。
また、松山幹事長から、明日開催される特別総会において、参議院自民党の議員会長に就任する 予定であるとのご発言がありました。
木原選対委員長からは、「参議院選挙 総括委員会」の設置にあたり、選対としても、選挙結果をしっかりと分析した上で課題を洗い出し、党の再建につなげて参りたい。
小野寺政調会長からは、来年度予算の概算要求に関する基本的な方針について、8月4日(月)に政調全体会議を開催し、平場の議論を行うことなど、今後手続きについてご報告がありました。
鈴木総務会長からは、本日は案件がないため総務会は開かれないとの、ご発言がありました。
役員会・役員連絡会の概要は以上でございます。

質疑応答

Question
朝日新聞です。両院議員総会の日付については、まだ決まっていないということでいいのかと、議題については昨日も言及がありましたけれども、開く側が考えることということで今はまだ何も決まっていないという理解でよろしいでしょうか。
Answer
昨日の懇談会で、総会を開くようにというご意見をいただきました。それは手続きとしては、一定の数の方が開会要求をされて、それに基づいて、両院議員総会長が1週間以内に開催についての決断をされるというルールになっておりますけれども、その手続きをしなくても総会を開くということは、役員会として決めさせていただきましたので、開催要求をされようとされる方々が何をそこで議論をされたいのかについては、今後、両院議員会長のもとで話を伺っていくということになるかなと思っています。
Question
朝日新聞です。そうしますと、今回総会を開くこととした理由は、今、議員の方で署名活動をされている方がいらっしゃいますけれども、それは関係なく役員会の意思として開くこととしたということですか。
Answer
役員会の意思としては、昨日の懇談会でそういう意見がありましたので、それはやっぱり私は尊重すべきものだと思いますので、その手続きを経ないでも総会を開くということは可能でございますので、そういう決断をさせていただいたということであります。
Question
共同通信です。両院議員総会では、総裁の辞任や総裁選の実施、あるいは前倒しということは決められるのでしょうか。党の見解をお伺いします。
Answer
そこは非常に複雑になっておりまして、前倒しで総裁選挙すること等については、これは逢沢総裁選挙管理委員長か。
(事務局): 6条の第4項です。
Answer
ということじゃないかと思います。詳しいことは事務方に聞いてください。
Question
読売新聞です。両院議員総会について、幹事長として総会の場をどういう場にしていきたいとお考えなのか、また昨日の懇談会は冒頭だけオープンで、その後はマスコミにはクローズということでしたが、総会はオープンにすることもあるのでしょうか。
Answer
いやそれは私が決めることではありませんので、通常、そういうその種の会議は、オープンにはしていないのではないかと思います。皆さんは済まれたあと、それぞれの取材をしておられますから。
Question
読売新聞です。幹事長としては総会をどんな場にしたいとお考えでしょうか。
Answer
総会は、何を議論したいのかという議論をしっかりできる場にしたいと思います。
Question
日経新聞です。参議院選の総括委員会についてお伺いします。この日程としてはいつ頃スタートされるお考えでしょうか。
Answer
今日メンバーについても、役員会・役員連絡会でもご報告を申し上げましたので、できるだけ急いでスタートしたいと思います。
Question
NHKです。今朝の二幹二国の中で、選挙中のSNSのあり方について話があったと公明党側からのブリーフがありました。幹事長は、このSNSのあり方についてどのような問題意識を持っていらっしゃるのか、また規制の必要性についてもお考えがあれば教えてください。
Answer
今日の二幹二国におきまして、そのことが話題になりました。選挙におけるSNSの利用のあり方につきましては、参議院選挙の前、選挙運動に関する各党協議会において、プラットフォーム事業者や国民へのメッセージを発出したと承知しております。こうした取り組みもあり、プラットフォーム事業者による対応、また報道機関においても、自主的にファクトチェックなどに取り組んでもらったと理解をしておりますが、この場を借りて、そのことについては感謝を申し上げたいと思います。このような取り組みも踏まえ、引き続き選挙に関する各党協議会において、法改正も視野に入れながら、具体的な対策について検討を重ねて参りたいと考えております。
Question
共同通信です。二幹二国に関連して、参院選で共通した公約となった給付について具体的な制度設計を進めるために自公の政調会長に指示をするという意見で一致したということでした。給付の実現に補正予算の編成が必要になりますけれども、秋にもと想定されている臨時国会で補正予算を提出する考えがあるのかと、成立には野党の賛同が不可欠かと思われます。野党との協議はいつ頃の開催をお考えでしょうか。
Answer
そのことを含めて自民党の政調会長に、公明党さんとよく協議をするようにというお願いをいたしました。今からそこで協議をして、野党に呼びかける必要があれば、そういう対応もしていくということになるのだろうと思っています。
Question
読売新聞です。昨日の懇談会の中で、幹事長は参議院選の総括の報告書がまとまった段階で自らの責任を明らかにすべきだと仰いました。これについて総理に対しても同じタイミングで責任を明らかにすべきだとか、けじめをいつ着けるか早く示すべきだという党内の声があります。そういう声について幹事長はどのように受け止めていらっしゃいますか。
Answer
私は、総理のことにつきまして、いろいろ申し上げる立場にはありませんので、自らのことについては昨日も発言した通りでございます。
Question
テレビ朝日です。ガソリンの暫定税率の廃止についてお伺いします。先ほど、野党の政策責任者が協議しまして。暫定税率の廃止法案の施行日を11月の1日にするということで一致しました。衆参共に少数与党となりまして野党がまとまれば法案が通ってしまうような状況になっていると思いますが、自民党としてはどのように対応していくのでしょうか。
Answer
そのことについても与野党間で、よく協議をしていくということに尽きるのだと思います。財源の問題もありますし、実際、11月という期間でできるのかどうか、それはよく協議をしないといけないと思います。
Question
時事通信です。両院議員総会に関してお伺いします。今、党内では署名が集まっておりますけれども、今回の開催の判断は署名集めとは関係が無いという理解でよろしいでしょうか。
Answer
いえ、署名集めが行われていることは承知をいたしておりましたので、その手続きを経なくても、両院議員総会を開くことの方が、私は幹事長としての対応としては、大事なことだと思っております。
Question
時事通信です。今度は二幹二国の給付についてお伺いします。参院選の前は給付額に関して2万円から4万円というお考えでしたけれども、現時点でもそのお考えに変更はありますでしょうか。
Answer
いえ、それは両党で協議を始めるということでございますので、それぞれの政調会長同士で協議をするということになります。
Question
読売新聞です。総括委員会のメンバーについて役員会で報告されたということですけれども、どのようなメンバーなのか可能でしたら教えてください。
Answer
メンバー表は、後ほどお渡しいたしますので。