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記者会見予算国会参議院

役員連絡会後 茂木幹事長記者会見

2021年12月21日(火) 9:46~9:59
於:党本部平河クラブ会見場

茂木幹事長

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【冒頭発言】

役員連絡会の概要について報告いたします。
まず、私からは、昨日、令和3年度補正予算を成立させることができ、皆様のご尽力に心から感謝を申し上げると発言いたしました。年内の役員連絡会は、今日が最後となります。新年につきましては最初の役員会、役員連絡会、それぞれ1月5日水曜日の、役員会は10時半から、役員連絡会は、11時から開催いたします。この一年間の党運営に対する役員の皆様の協力に感謝をする、このように発言いたしました。
今日は、参議院が本会議のため、先に報告がございまして、岡田参議院国対委員長からは、昨日、補正予算をはじめとする関連法案等全ての法案を採決し、成立させることが出来た。タイトな日程の中、ご協力に心から感謝を申し上げる。本日午前は、令和2年度決算の概要報告と質疑、午後は会期末処理を行う予定。明日は、午後に閉会中審査として、農水委員会を開く予定だという話でありました。
関口参議院会長からは、本日の午前の本会議で、決算の報告と質疑を行う。来年はいよいよ参議院選挙の年であり、よろしくお願いするという発言がありました。
世耕参議院幹事長からは、本日は決算の参議院として、決算の審議入りを行うとの発言がありました。
高木国対委員長からは、本日、国会を閉じるが、短い会期ながら補正予算や関連法案を予定通りに成立させることができた。協力に感謝を申し上げる。農水委員会は明日午前に閉会中審査を行うという発言がありました。また文通費の扱いにつきましては、昨日の役員会で発言したのと同じ内容の発言がありました。
遠藤選対委員長からは、昨日から第26回参議院選挙、つまり来年の参議院選挙でありますが、第2次の公認の持ち回り手続きを開始した。候補者擁立に向けて鋭意努力していくという発言がありました。この第2次の持ち回りが終わりますと、それからは順次決まった人から、順次発表していくと、第3次第4次という形ではなくて順次、発表していくということになると思います。
高市政調会長からは、昨日開催した政審では、各部会長からこれまでの予算に関する議論の経過と、最重点項目について報告を受けた。内容については、次回の総務会で報告をする。明日の大臣折衝を経て、23日木曜日の政府与党政策懇談会において、政府から来年度予算案が示されることになる。23日午後に政審で審査し、了承した場合には総務会に諮りたいという話がありました。
福田総務会長からは、総務会は本日と23日木曜日に開催をするという話がありました。
河野広報本部長からは、世論調査の結果について報告がありました。
役員連絡会については以上です。

質疑応答

Question
朝日新聞です。参議院選についてお伺いします。今、公認の手続きを進めているところだと思いますが、最終的に自民党として比例区、選挙区それぞれどれぐらいの擁立を目指していらっしゃるのか、また特定枠の使い方や獲得議席目標について教えてください。
Answer
選挙区につきましては、全ての選挙区で候補者を出すと、こういったことを基本に調整を進めております。また、東京であったり、また神奈川であったり、千葉等々において複数の擁立と、当然そういった事も考えているところでありまして、それを含めまして、ですから50人を超える候補者ということになってくると思います。比例代表、今のところ、20数名、積みあがっておりますけれど、最終的には20台の後半というところに行くのではないかなと思っております。もちろん、現段階で全員当選目指して取り組むといういうかたちであります。
Question
朝日新聞です。今、合区の対象区では特定区の公認、公募も始まっていると思いますが、特定区の使い方については自民党としてどのようにお考えでしょうか。
Answer
今、島根、鳥取、そして徳島、高知、それぞれ協議を行っております。それぞれ選挙区で出馬できるのは、一人ということになりますので、二つの県で話し合いを行っていただいて、そこの中でまず選挙区の公認候補を決めると。そうなりますと、仮に自分の県から候補者が出せないと、県から出せないというか、二つの県が選挙区になるのですけれど、出身者が出せないなり、そういうところにつきましては、また比例区で候補者を擁立すると、その場合の取り扱い等々につきましては、今後協議をしていきたい。前回は特定枠、こういったものも使いました。そういったことも参考にしながら、同時に全国比例で相当頑張っていらっしゃる皆さんもいらっしゃるわけで、そういった皆さんとのバランスをどう考えるかと、こういうことも考慮しなければいけないと思っております。
Question
読売新聞です。10増10減について伺います。昨日、自民党議員のパーティで、細田博之衆議院議長が地方を減らすだけが能ではないと発言されました。議長としては異例の発言とも取れますが、幹事長の受け止めをお願いします。
Answer
10増10減は、国会において既に、制度として決めさせていただいたことであります。一票の格差を是正する抜本改革ということでは、ああいう提言がなされて決められたという事であります。もちろん現段階では私も、特に減員区になる地域から様々な懸念の声というのが聞かれておりますし、また増員区になる地域についても選挙区がガラッと変わってしまう、混乱が生まれる等々のことがあるわけであります。この後、区割り審におきまして、審査というのが進むと思っておりまして、そういったものを見ながら、またあの全体の世論等々も考えながら検討していくべき課題かなと、このように考えております。
Question
日経新聞です。憲法について伺います。今日の午後に憲法改正実現本部が開かれます。憲法審査会の議論も本格的に始まってますけれども、本部についての期待と望む成果について幹事長のお考えをお聞かせください。
Answer
今、国会におきましても、自民公明に加えて、維新そして国民民主、こういったところも言ってみますと、与党に近いような立場で理事懇といいますか、審査懇というかやった上で、他の野党も一緒になって審議というのは、この短い臨時国会の中でも行われてきて、憲法改正の議論に対する機運というのは、間違いなく高まっていると思っておりまして、党におきましても、既に憲法改正の条文イメージ、4項目を中心に提示をしておりますが、さらに憲法改正に向けた国民的議論であったりとか、国会での審議、そういったことの機運を高めていければと思っております。
Question
産経新聞です。対中非難決議に関して伺いたいのですが、先日、茂木先生は、
Answer
すみません、対中非難決議とは何ですか。
Question
中国での人権状況を念頭にした非難決議のことですが、
Answer
中国だけじゃなかったでしょ。
Question
ミャンマーも含めて、中国とミャンマーにおける人権侵害状況を非難する決議に関してなのですが、
Answer
モンゴルも入ってませんでしたか。
Question
モンゴルは内モンゴルです。
Answer
入ってますね。
Question
はいそうです。内モンゴル自治区も含めた人権侵害状況に関する非難決議に関しまして、茂木先生としましては、北京オリンピックでの政府の対応、これが優先されるという、これへの政府の態度表明が先だとお考えとのことですが、ここについての意図をお聞かせください。中国などで起きている欧米諸国がジェノサイドと認定するような人権侵害状況に関しては、やっぱり是正することが大事かと思いますけれども、北京オリンピックへの政府の対応というところをまず先にすべきだと仰られたそのお考えの意図について伺えればと思います。
Answer
人権侵害については、日本もこれまで厳しい立場で、言うべきことはしっかりと言うと、こういったことを貫いてきたわけであります。一方、ご指摘の決議につきましてはご案内の通り、他党においても手続きが進んでおりません。執行部まで上がっていない。全体の状況を見て、こちらとしても最終的な手続きまで行っていないという状況であります。
Question
他党ということは、これは公明党さんということを念頭に置いておられますか。
Answer
それ以外の党もそうです。