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2021年7月20日(火)11:17~11:40
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員連絡会の概要を報告いたします。
森山国対委員長からは、先週水曜に行われた与野党国対委員長会談において、野党から、西村大臣の発言に対して厳しい指摘を受けた。また、臨時国会の召集には応じられないと返事をしたところ、先週金曜に野党4党から議長に対して、憲法53条に基づく正式な召集要求書が提出された。小此木八郎議員の辞職については、一昨日に議長から辞職の許可がなされた。
末松参院国対委員長からは、閉会中審査については、先週木曜の内閣委員会をもって滞りなく終了した。閉会中ではあるが引き続き緊張感をもって対応していく。
関口参院会長からは、先週、来年の参院選の一次公認を決定していただいた。秋までに行われる衆院選、その先の参院選に向け、一丸となって取り組んでいく。今週末にはオリンピックがいよいよ始まる。大会成功に向け、全力で政府を支えていく。
世耕参院幹事長からは、参院選の一次公認については、まだ決まっていない選挙区、比例の候補者等についても調整を引き続き進めてまいりたい。合区解消も含めた参議院の選挙制度については、参議院改革協議会でこれから議論を進めていく予定。
山口選対委員長からは、一昨日、投開票された兵庫県知事選挙は、わが党推薦で新人の齋藤元彦氏が初当選を果たした。20年ぶりに新人同士の争いとなった厳しい選挙であったが、わが党推薦の若手候補が勝利した意義は大変大きく、今後の選挙に向けた弾みになると考えている。兵庫県連においてはこれをもってノーサイドとし、今後は新知事のもと一致協力し、齋藤新知事におかれては、相手候補に票を投じた方々の意見にもしっかりと耳を傾け、ともに兵庫県政の発展のために取り組んでいただきたい。各位のご支援に感謝申し上げる。10月10日告示、24日投開票の神戸市長選挙について、兵庫県連より、現職で3期目を目指す久元喜造氏を推薦するよう上申があった。党内手続きを進めていく。
下村政調会長からは、先週は、ワクチン接種の状況や、緊急事態宣言・まん延防止措置が出ている地域への支援策などについて平場の会議をそれぞれ行い、政府側から説明を聞くとともに、党側からも多数の意見を伝えた。多くの議員が地元に帰っている状況であるので情報不足とならないよう、今後も折に触れて情報共有、意見交換の場を作っていきたい。次回の政審は8月3日に開催する見込みで、政府への提言の審査を予定している。
佐藤総務会長からは、次回の総務会は案件があり次第開催する。
小野寺組織運動本部長からは、衆議院議員の任期満了まで残り3か月となったことを受け、ブロック幹事長会議を開催することとなった。本日開催の関東ブロックを皮切りに、この1か月の間で、全国8ブロックで開催する。山口選対委員長と私が現地に出向き、次期総選挙必勝のため、都道府県連の課題を共有し、党本部と都道府県連との結束をあらためて強化する場としていきたい。

【冒頭発言】(二階幹事長)

いよいよ今週金曜から東京オリンピックが始まります。コロナ禍という厳しい環境の中ではありますが、安全・安心な大会実現のために尽力を頂いている大会関係者の今日までの長い期間に渡るご努力に対して、党としてもあらためて感謝を申し上げたいと思います。素晴らしい大会となるようにアスリートをはじめ関係各位の健闘を祈るものであります。
一昨日、投開票が行われた兵庫県知事選挙は、自民党推薦の新人候補が勝利を収めることができた。関係各位の懸命のご努力に対し、改めて感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

質疑応答

Question
NHKです。東京オリンピック・パラリンピックに関連してお聞きします。今回、新型コロナウイルスが世界的な課題としてある中で、開催そのものの中止ですとか、延期も言われる中、今週、開催という運びになりました。大会開催の意義についてあらためてお聞かせください。
Answer
選手、関係者の皆さんがこの日のために多くの時間をかけてご努力してこられたわけです。その上で、選手の皆さんの今日までのご努力に対して、成果を出せるように、最高の結果を出せるようになっていただきたいと、私どもも心から願っております。
Question
東京新聞です。東京オリンピック・パラリンピックに関連して伺います。開会式の楽曲制作を担当していたミュージシャンの小山田圭吾さんが、過去に障害者などをいじめていたことを告白して、その関係で引責辞任されました。そういう人を平和の祭典の楽曲担当に抜擢した大会組織委員会の人選について適切であったのかどうかお考えをお聞かせください。
Answer
それは答弁の必要もないことではないでしょうか。
Question
東京新聞です。関連して、今回の小山田さんの問題は日本国内のみならず、国際社会に対しても醜聞を晒した形になって、東京オリンピック・パラリンピックに水を差したということになりましたが、受け止めをお願いします。
Answer
それは国際社会の標準に合わせて対応していけばいいことです。それはもうここで私があらためて強調することではなくて、皆が分かっていることです。関係者のそれぞれのご協力を期待します。
Question
新潟日報です。衆院新潟2区について伺います。安倍前総理が今月10日に新潟県内で行った講演で、新潟2区の公認候補は細田健一さんで決まっているという発言をしております。2区は鷲尾英一郎さんも出馬する意向を示していますけれども、安倍前総理が言うように、細田さんを公認することで決まっているのでしょうか。見解をお聞かせください。
Answer
この席に臨んでいる人は大体お分かりと思いますが、それぞれ選挙区に行っていろんなお話をされる場合に、ややオーバーめにお話するのが通常のことであります。ですから、その発言にこちらが取り立てて意見を特に申し述べることはありません。
Question
新潟日報です。関連して、新潟県連が先月、党本部宛に新潟2区の支部長の細田さんを公認するのが筋だというふうな申し入れをされています。こういった地元の意向についてはどのように取り扱うお考えでしょうか。
Answer
地元の意向は十分受け止めながら検討します。
Question
中国新聞です。衆院山口3区についてお伺いします。先日、林芳正氏が立候補表明し、その後現職の河村氏も公認を巡って色々発言をされていますが、今後の公認の与え方、また山口3区の自民分裂となりそうな選挙についてどのような考えかあらためてお聞かせください。
Answer
公認の問題は、まずは地元のご意向を聞いて十分対応しますし、党としては勝てる候補者を出さなきゃならんということでもありますが、やっぱり党の規約、党の基準に合わせなければならないことも事実であります。
Question
中国新聞です。党の規約についてお触れになりましたが、先日幹事長は現職優先というお話をされて、それに合わない場合、もし立候補して鞍替えとか林さんが出た場合、除名を匂わせるような、処分を匂わせるような発言をされましたが、あらためてこの処分についてのお考え、また先ほど地元の意向ということを言われたのですが、地元の自民党県議、多くの方が林さんの立候補表明の会見に同席されるなど、自民党の中でちょっと分裂であったり、溝というのが生まれていると思うのですが、これをどのように修復して、どのように自民党として山口3区の選挙に臨んでいきたいか、お聞かせください。
Answer
山口のそういう地域のことは、私も地方議員の経験を持っていますが、その地方の議員がその状況を十分勘案して慎重に決めるべきであって、それが後の災いにならないようにすること。これはもう、とやかく、側の者が色んな事を言うよりも、山口の人が考えるべきことです。
Question
ロイター通信です。先日、補正予算について30兆円近い規模のものを考える必要があるという発言をされていらっしゃいます。その財源の調達についてですが、今後、特例法を国会で通して、昨年度の剰余金4兆5千億円を全て経済対策の財源に充てるという必要性はお考えでしょうか。
Answer
財源はこれから詰めていきますが、財源を考えないで政策を打ち出すことはありませんから、ご心配なく。
Question
時事通信です。今朝の支部長選任会議で、愛媛と三重の支部長が決まったということですけれども、愛媛1区と三重2区は現職議員の親族の方が候補者となられます。山口選対委員長の選挙区でも息子さんが後継候補となる見通しなのですけれども、世襲候補が相次いでいることに対してどういうふうにお考えでしょうか。
Answer
それは特別考えはありませんが、世襲でいって名前が売れているとか、条件がいいとかそういう事もあるでしょうが、人物が良いかどうかが最終決定であって、世襲だから良いとか、世襲だから悪いということではないと思います。
Question
毎日新聞です。この週末の各社の世論調査で内閣支持率が、菅政権発足以降、最低を記録したところが多くなりました。これを受けて解散総選挙について、任期満了の出来るだけ後ろ倒しにすべきだとの声も党内で挙がっているのですが、マックスで行くと11月の投開票というのも選択肢にはあると思うのですが、現時点で総選挙の時期についてどのようにお考えでしょうか。
Answer
選挙は自分がというか、党が有利になるのは、いつかなんて考えた選挙は必ず裏目に出ます。ですから、そんなことは考えずに必要があれば必要な時に直ちに解散する。明日解散ということもあり得るわけですから、それだけの緊張感を持って政治を進めておると、こういうふうにご理解を頂きたいと思います。
Question
毎日新聞です。関連して、総裁選の時期も衆院選との時期と絡んでくると思うのですが、先日、幹事長がテレビ番組で総裁選の時期について「あまりテクニカルに考えない方が良い」と仰っておられました。これはその総裁の任期の延長を考えるよりは、やはり9月末までの総裁の任期満了を迎えるまでの間に総裁選をやった方が良いというお考えでしょうか。
Answer
淡々とやることが良いということです。妙な考えをやりますと必ず裏目に出るものなんです。ですから、淡々とやっていきます。
Question
読売新聞です。明日で、10月21日の衆議院の任期満了まで3カ月となります。各社の世論調査の数字が落ち込んできている状況もありますけれども、あらためて次の衆議院選に向けてどのように準備を進めていかれるお考えかお聞かせください。
Answer
選挙は、党はもちろん公約等を発表して国民の皆さんにその信を問うわけでありますが、要はやっぱり一人一人の候補者の日常活動が評価されるわけですよ。そう思いますと、我々は党の各位が一生懸命努力していることを評価しております。努力が怠っていると言われるところは、選手を変えます。野球の選手でもぱっと変えるでしょうが。あれぐらいのやっぱり、瞬間にでも変えていくでしょう。それだけのことを政治を担当している者は、やっぱり考えていかなければならない。こういう覚悟をもって対応していきたいと思います。
Question
朝日新聞です。先ほどの総裁選の関連で確認なのですが、さきほど「淡々とやるのが良い」と仰られたと思うのですが、菅総理は自らの総裁任期の期間中に解散総選挙に打って出る考えを示されております。オリンピック・パラリンピック後の9月に、もし解散総選挙をやる場合は、総裁任期の延長というのが必要になるのですけれども、幹事長としてはこういったことは必要なくて、先に総裁選をやるべきだという考えでよろしいでしょうか。
Answer
まだ、何の相談も受けていません。ルールに従ってやっていきます。
Question
宮崎日日新聞です。衆議院宮崎1区で、宮崎県連の方に山口委員長の方から公募を認めないというメールが届きました。このことは武井議員の処分についてはどういう風にお考えでしょうか。
Answer
詳細は承知しておりませんから、これからよく調査をします。
Question
テレビ朝日です。支持率の話に戻りますが、週末の調査では3割を切ってしまったところもありました。ワクチン接種の遅れが影響しているという見方もありますが、支持率の話に戻りますが、週末の調査では3割を切ってしまったところもありました。ワクチン接種の遅れなどが影響しているという見方もありますが、幹事長は、支持率の低下の原因はどこにあるとお考えでしょうか。選挙の任期満了も近づく中で、回復させるために、今何が必要だとお考えでしょうか。
Answer
われわれ、この選挙を常に戦っている立場に立ってみればですね、その数字は、気にならないことはないんです。これを十分に参考にしてやらせていただきますが、それはそれとして、やっぱり、周りの国民の皆さんの生の声、これを真剣に受け止めて、国民の皆さんとわれわれは力合わせて、この事態、時局を乗り切っていきたいと思ってます。
Question
中国新聞です。政治とカネについてお伺いします。河井克行元法相ですが、検察に押収された領収書、この問題について、返却されたら速やかに報告されると幹事長はおっしゃられていますが、河井克行氏の弁護士から、党本部のほうに、経過について、どのような説明があったか。実際に、領収書、こういう関係の資料を今どういう段階になっているのかというのをお聞かせください。
Answer
今、照会中です
Question
時事通信です。緊急事態宣言下での国会議員の地元との往来についてお伺いしたいんですけれども、これまで、宣言が出ている期間は、地元との往来の自粛であったり、会食の自粛などを幹事長名で出されてきたと思うんですけれども、現在も緊急事態宣言中であるんですけれども、党としての対応について、お願いします。
Answer
相手は国会議員ですからね、子供に言うみたいに、どうしたらいい、こうしたらいいということを言わなくても、本人も分かるわけですから、本人の、そういうご判断に期待をしたいと思います。
Question
読売新聞です。週末のテレビ番組で、菅総理が総裁選につきまして、時期が来たら出馬するのは当然だということを仰っていました。幹事長は3月にですね、記者会見だったと思いますけれども、態度を明らかにさせたら支援したいということを仰っていましたが、今回の菅総理の説明を受けましてですね、改めて考えをお聞かせください。
Answer
菅総理はそっちで発言したんでしょうから、私のほうへ発言があったら、その段階で判断します。
Question
産経新聞です。韓国の文大統領が、オリンピックに合わせた訪日を断念すると、昨日、韓国が発表しました。 幹事長は、先週、韓日議連とですね、面会した際に、訪日を歓迎すると、日韓首脳会談も後押しするというふうに仰いましたけれども、今回の訪日断念について、受け止めをお願いします。
Answer
断念されたことは残念であると思います。それ以外に、その上でもなければ下でもない。