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2021年3月15日(月)18:23~18:37
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、国会では参議院で来年度予算の審議が続いており、本日は集中審議に出席した。デジタル改革法案など、重要法案の審議もお願いしている。予算、法律の早期成立を目指し緊張感を持って丁寧に対応してまいる。
諸般の事情が許せば、4月前半に米国を訪問し、バイデン大統領と会談する。幅広い分野について日米間の連携と協力を確認し、日米同盟の更なる強化に繋げていく。
緊急事態宣言については、期限まで1週間を切った。引き続き、緊張感を持って対策を徹底していきたい。
女性の非正規や、ひとり親の方々、孤独や孤立の中にある方々への支援策については、党の提言を踏まえ、明日にも取りまとめたい。
日曜日には党大会が開催される。本年はオンラインを活用し、感染対策にも万全を期して開催したい。各地で頑張っておられる党員の皆様の御苦労を労いながら、党の一致結束を深める大会にしたい。
森山国対委員長からは、総務省幹部職員の会食問題などに関し、明日午前9時から予算委員会を開き、総務大臣出席のもとNTTの澤田社長と東北新社の中島社長を参考人として招致し、3時間コースで質疑を行う。次回の本会議は18日木曜に上がり案件の採決と医療法の趣旨説明質疑で立てるよう野党と協議中。各委員会は日切れ法案を中心に法案審議を進めている。一部の委員会で野党が厳しい対応をしているが、参議院とよく連携しながら、日切れ法案については確実に年度内成立を図れるよう全力を尽くす。
末松参院国対委員長からは、明日は9時から16時まで、予算委員会で中央公聴会が行われる予定。
関口参院会長からは、年度末が近づき、大変厳しい日程となっているが、予算の早期成立を目指し取り組んでいく。
世耕参院幹事長からは、予算関連法案、日切れ法案に、緊張感を持って対応していく。
山口選対委員長からは、先週、福岡・茨城の各県連からの申請に基づき、4月11日投票の福岡県知事選については、服部誠太郎福岡県副知事を、9月任期満了の茨城県知事選については、現職の大井川和彦知事を、それぞれ推薦決定した。
下村政調会長からは、年度末に向けた施策については、これまで政調においても、経済成長戦略本部をはじめ雇用調査会、金融調査会、女性活躍推進特別委員会などで議論し、提言も取りまとめてきたが、先週、改めて経済成長戦略本部で平場の議論を行い、提言を取りまとめた。この役員会の後に総理に申し入れを行う。
佐藤総務会長からは、明日は案件がないため、総務会を開催しない。

【冒頭発言】(二階幹事長)

党大会は、今週末、ご承知の通り、21日の日曜日でありますが、感染防止の観点から都道府県連の皆様にはリモートによる出席をお願いすることとなります。しかし、これを特に関係者の皆さんのご協力をいただいて、党勢拡大につながる党大会にしていきたいと思っております。特に報道関係の皆さんのご協力をお願い申し上げる次第であります。

質疑応答

Question
フジテレビです。先ほど、女性議員との懇談会をもたれたと思いますが、そちらに参加されての受け止め、ご感想をお聞かせください。
Answer
我が党の、女性の皆さんからは、日常の政治活動の中で、特に思っておられる色々な課題があると思いますが、党活動についてご意見を頂戴したいと、女性議員が一層活躍できるような党の環境を作っていくということが大事でありますが、党が女性の皆さんの活躍をしやすいようなことで、前面に押し立てていく努力をして、なるほど自民党は女性の皆さんの活躍を大いに推進してる政党だな、ということをご理解いただけるような対応を、今後していきたいと思っております。それから、女性の選挙の際の公認候補等については、党としては女性活躍社会ということにイコールするような対応をしていかなければならないと思っておりますから、懸命の支援をすると同時に、全国各地域、もう一度再点検して女性の皆さんの中で政治参加を希望される人たちの掘り起こし、このことをしっかりやって、これは各県にも要請をしてまいりたい。そして、女性優先の公認候補の決定等について、私も出来る限りの努力をしたいと、こう思っております。
Question
NHKです。今日、参議院予算委員会に東北新社とNTTの社長が参考人として出席しました。出席した社長は、業務上の要請を行ったり、便宜を図ったりということはなかったというふうに回答しているのですが、野党側は行政が歪められたのではないかということで、引き続き追及する方針です。政府にどのような対応を求められるでしょうか。
Answer
我々は総務省を信頼しておりますから、総務省がしっかりと対応すべきだと思っております。外資規制違反については、総務省の審査の問題であり、よりこのことを強化して誤りのないような対策を講ずるべきことは当然のことだと思っております。
Question
産経新聞です。経済産業省と環境省側で、今議論が進められているカーボンプライシングについて伺います。成長に資する観点から、カーボンプライシングを検討するということが、グリーン成長戦略に盛り込まれました。現在、与党の方で、国境間調整や炭素税の創設に向けて議論が進んでいますが、新型コロナウイルス下では、中小企業を中心に批判の声が相次いでいます。幹事長のお考えはいかがですか。
Answer
これから党内でも、よく議論してですね、意見を吸収していきたいと思っております。
Question
毎日新聞です。先ほどの女性議員との懇談会についてのお答えで、確認ですが、全国各地域もう一度再点検して、女性で政治参加を希望される人たちの掘り起こしをやっていきたいという事だったのですが、与党ならではだと思うのですが、今、現有議席を見ると全国ほとんど空きがない状態で、男性議員が多くを占めている状態だと思うのですが、そういう状態で現職の男性議員でも、女性に差し替えるということもあり得るというお考えでしょうか。
Answer
我が党は、民主主義を最大に重んずる政党ですから、現在ある議員を差し替えるというようなそんな乱暴なことは、考えてはおりません。それよりもまだまだ比例区等においてですね、工夫をすればどんどんと女性候補者で、私と思う人がいれば大いに受け入れていきたい。自民党は、女性議員に、大いに活躍の場を広げていきたい。少なくとも私が幹事長の間は、女性議員優先で取り組んでいきたいと思っています。
Question
北海道新聞です。北海道連会長人事についてお伺いしたいのですが、橋本聖子議員の離党に伴って、空席となった道連会長なのですが、これまで3回会合を行いましたが、激しく意見が対立し、1カ月近く、道連会長を決められていません。どうご覧になっているのかと、どう対応すべきかをお聞かせください。
Answer
道連会長といっても、我々で言うところの自分のところの県連会長ですよね。それを党本部からどうこうご指導いただくということではなくて、自分たちで決めていくというのは当たり前のことなんです。ですから、道連における関係の皆さん、およびOB・OGも含めて、道連に関係のある人たち、大いに奮起をしてもらいたいと思っています。期待をしておりますから。
Question
産経新聞です。来年の2月には北京冬季オリンピックが開催されます。五輪憲章は、民族差別を禁じておりますけれども、中国のウイグルやチベットなどの自治区では収容政策が強化されるなど、少数民族への迫害が強まっているというような証言が相次いでおります。機会があれば、中国側にそういった是正を働きかけるお考えはございますか。
Answer
私の方から特にそういったことに言及するつもりはありませんが、そういう機会があれば議題にしてもよいと思っております。
Question
中国新聞です。4月25日投開票の参院広島選挙区再選挙で、最大野党の立憲民主党が無所属でということで、野党統一候補を目指して、女性のフリーアナウンサーを擁立することを決めました。どのように受け止められていますか。
Answer
県連がしっかり対応するでしょうから、県連の対応を見守っていきたいと思いますが、我々の常識の中に不戦敗というようなことはあり得ません。必ず、候補者を出して勝ちに行くと、これが党の方針であります。
Question
中国新聞です。今、経済産業省の元官僚の西田さんを擁立されていますけれども、これから告示も一カ月を切っている中ですが、党本部としてどのように県連を支援して、支援拡大を図っていくお考えですか。
Answer
選挙の作戦ですから、公の場で、こんなにするんだ、あんなにするんだというべきものではありません。秘策の上に必ず勝利するということを宣言しておきます。