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2020年11月9日(月)17:56~18:15
於:党本部平河クラブ会見場

二階幹事長

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【冒頭発言】(山口筆頭副幹事長)

本日の役員会の概要を報告いたします。
菅総裁からは、新型コロナウイルスについては、先週後半より連日、新規陽性者数が千名を超えるなど、最大限の警戒感をもって対処する必要がある。爆発的な感染を防ぎ、国民の命と健康を守り抜くため、地域を絞った大規模・集中的な検査、専門人材の応援派遣などの対策を講じていく。
明日の閣議において、第三次補正予算の編成を指示する。
明日から、ワクチン無料接種のための法案審議に臨む。しっかりと説明し、速やかな成立に努めたい。
諸般の事情が許せば、この木曜日から週末にかけてオンラインで、日アセアン、日メコン、アセアン・プラススリー、東アジア首脳会議、アールセップ、それぞれの首脳会議に参加したい。コロナ対応での連携や、自由で開かれたインド太平洋の実現について各国首脳としっかり議論し、我が国の最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた協力を呼びかける考えだ。アールセップは交渉が大詰めを迎えており、合意に向け、リーダーシップを発揮したい。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日火曜13時からで、「予防接種法」の趣旨説明質疑を総理出席で行う。次々回は明日協議するが、12日木曜に「日英経済連携協定」の趣旨説明質疑を行う予定。本日、立憲の安住国対委員長から、予算委員会の集中審議開催と、その際に杉田官房副長官を出席させるよう要求があった。対応については明日午前に与野党国対委員長会談を開いて回答する予定。
末松参院国対委員長からは、常任委員会の店開きと大臣所信は12日木曜に行う予定。
関口参院会長からは、国会会期も一カ月を切った。緊張感を持って取り組んでいきたい。
世耕参院幹事長からは、「2050年カーボンニュートラル実現推進本部」について、参議院としてもしっかり取り組んでいきたい。
山口選対委員長からは、衆議院の支部長空白区について、新潟1区、愛知13区に関し、県連から上申があった。13日金曜に支部長選任に関する会議を開き、取り扱いを協議したい。
下村政調会長からは、今国会提出予定の閣法・条約の手続きは完了した。他に議員立法2件を予定している。今月中旬から本格的に来年度税制改正、予算編成の議論がスタートする。追加の経済対策についても総理の指示があればすぐに呼応していくようしっかりと滞りなく進めていけるよう対応していきたい。
佐藤総務会長からは、次回の総務会は明日火曜11時から開催する。
石井幹事長代理からは、憲法審について野党側と協議し、11日水曜に幹事並びに会長代理を決める幹事会ならびに委員会を開会することに合意した。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

国会ではご承知の通り、いよいよ本格的な法案審議が始まります。全ての法案を会期内に成立させることができるよう、党内外格段のご協力をお願い申し上げたい。今回新たに党則79条機関として、「2050年カーボンニュートラル実現推進本部」を設置する。脱炭素社会の実現に向け、党としてもしっかり政府を支えて参りたい。
役員会の発言は以上です。
なお、ついでにご報告を申し上げておきますが、昨日パク・チウォン韓国国家情報院長と会談をしました。パク・チウォンと私は長年の友人でありますので、旧交を温めるということが中心でありますが、極めて重要な隣国である日韓関係の今後について、率直な意見の交換を行いました。詳しい内容については、相手が国家情報院長というお立場でございますので、差し控えさせていただきたいと思います。
アメリカの大統領の選挙につきまして、バイデン氏が勝利を収めた。また、ハリス氏に対しても心から祝意を申し上げたいと存じます。菅総理とバイデン次期大統領とは、日米同盟がこれまで果たしてきた役割を共有していただいて、この両国がさらに発展できるためにご努力をいただく。我々はそれを党としてしっかりバックアップをしてご協力を申し上げたい。


以上です。

質疑応答

Question
NHKです。アメリカ大統領選挙についてお聞きします。バイデン氏が勝利したことについて、日米同盟のさらなる強化ということで、菅総理と確認をというお話がありましたが、受け止めは。
Answer
これから菅総理とバイデン次期大統領と出来るだけ、早い機会にお会いいただいて、日米同盟の発展に双方の協力、お互いに国際社会における重要な役割を両者が担っているわけですから、そのことのための責任を共有すると同時に、協力、強調し合うということが大事でありますから、これは世界各国が期待をして、見ているわけですから、これに私はしっかり総理がお応えいただければありがたいと思っています。
Question
毎日新聞です。党として、日米関係の構築に向けてバックアップしていきたいと仰いましたが、例えば幹事長が、アメリカに行かれて向こうの政府与党の幹部の方とお会いになって、関係構築をやっていきたいというお考えはありますか。
Answer
すぐということではありませんが、機会があれば是非にそういうチャンスを活用したいと思っています。
Question
東京新聞です。パク・チウォンさんと幹事長は、お会いになったということですが、日韓関係の改善の糸口につながるような前進はあったという事でしょうか。
Answer
パク・チウォンさんとは、長い、今では友人のような関係でありますから、これはこれで一つの意味があるわけですが、やはり重要なお立場にあるわけですから、日韓の今後について韓国がそういう気持ちがなければ、私と会うという事にはなるわけないわけですから、そういう意味では非常に友好的な話し合いをしましたが、これは相手が国家情報院の院長というお立場ですから、何を話したということを私が、一方的に公表するわけにも参りませんが、十分信頼のおける関係を維持していけるという確信は得て参りました。
Question
朝日新聞です。下村政調会長が、選対委員長時代に女性議員を増やすために候補者の一定割合を、女性が占めるようにするクオーター制の導入を申し入れていますが、自民党は現職の国会議員が多い中で、なかなか難しい面もあると思いますが、女性候補を増やすためには具体的に、どのようなお考えがありますか。
Answer
女性議員、あるいは女性の新たに議員となるべく努力をされている候補者。そういう人たちの奮起、努力、活躍。こういう事が大事であって、我々はそれをバックアップすることはできるのですが、女性議員をつくる、女性議員を選出するというようなことに党が、真正面からどうこう言ってみたところで、これは国民の皆さんが決めることですから、そう期待通りにはいかないわけです。ですから、女性活躍社会といわれるこういう雰囲気の中ですから、女性のご活躍を大いに期待したいと。党は出来るだけの支援を惜しまないとこういうことです。
Question
朝日新聞です。静岡5区について吉川さんと細野さんの選挙区調整について、このまま二人が出られると共倒れの可能性もあるとの懸念も示されていますが、現状では調整はいかがでしょうか。
Answer
県連にお任せしておりますが、十分成り行きを見極めてやっていきたい。私も静岡5区は多少な縁がありますから、十分関心をもって見ていきたいと思っています。
Question
TBSです。冒頭、山口筆頭副幹事長の発言にもありましたが、総理が明日の閣議で第三次補正予算の編成を指示する、との内容がございましたが、幹事長としては第三次補正予算の規模感であるとか、どういったところに特に力を入れていただきたいとかのお考えは。
Answer
規模は、総理自身がお決めになることですから、そのご発言を支持して参りたいと思いますが、これからの年末までのいろんな党の各部会等でのご意見もありますし、党の機関で色々な意見を交わして、まとめていきたいと思っています。
Question
TBSです。2050年のカーボンニュートラルに向けた会議のことなのですが、初会合の日程ですとか、思いについてお聞かせください。
Answer
明後日やるようですから、期待してください。
Question
共同通信です。昨日8日に、秋篠宮様の立皇嗣の礼が終わりました。政府としては、安定的な皇位継承に向けた本格的な議論を、この立皇嗣の礼の後から始めるという方針を示していましたが、安定的な皇位継承についてはどういった議論が必要であると思いますか。
Answer
議論というよりも、党としては円満な推移を見極めていくことが適当ではないでしょうか。
Question
時事通信です。アメリカの大統領選についての質問です。幹事長は先ほど、バイデン新大統領と菅総理の会談と言われて、総理も早期の訪米に意欲を示されているのですけれども、もし、年明けに総理が訪米した場合に、1月2月の衆院解散は難しくなったとの見方が出ているのですが、どうお考えですか。
Answer
総理の訪米と解散とは、関係がないのではないでしょうか。全くないわけではないでしょうが、政治ですから。特に関係あるはずがありません。アメリカはアメリカ、日本は日本ですから。
Question
毎日新聞です。解散に関連して、先日下村政調会長や公明党の石井幹事長が年明け早々の解散に言及されました。その点についてお考えは。
Answer
そうした方々が、色々発言したからといって、一々幹事長がその発言は良かったとか正しかったとかどこが足りないとか、幹事長が言うべきではありません。どうぞご随意にと。
Question
テレビ朝日です。予算委員会が先週まで行われまして、菅政権になって初めての本格論戦の場となったと思いますが、どのようにご覧になりましたか。
Answer
十分丁寧なご説明をなさって、出足は好調であったと思います。
Question
北海道新聞です。北海道を中心に、新型コロナウイルスの新たな感染者が発生しております。北海道では今日200人の感染が発生しました。党として、新たな感染防止対策などの考えはありますか。
Answer
コロナの感染ですから、北海道のようなきれいな地域で、しかも寒さも本土に比べて寒い地域でありますから、まさかと思うようなことが今起こっているわけです。一日も早く収束することを願っていますが、コロナの感染については党がどうこうするわけには参りません。専門家の皆さんのご意見をよく承りながら、出来るだけのことをして参りたいと思っています。