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政府与党連絡会議後 二階幹事長記者会見

二階幹事長

【冒頭発言】(稲田幹事長代行)

本日の政府与党連絡会議の報告を行います。
冒頭阪神・淡路大震災から25年を受けて、黙とうを致しました。
安倍総理からは、2020年代のスタートとなる本年、半世紀ぶりに東京でオリンピック・パラリンピックが開催される。成功に向けて全力で取り組む。20日からの通常国会。予算の早期成立が一番の景気対策。全世代が安心して暮らせる社会保障制度の実現に向けて、政策を前に進める。
11日から15日の日程で、サウジアラビア、UAE、オマーンを訪問した。中東情勢の緊張緩和のために、あらゆる手を尽くすべきとのことで一致した。アメリカそして中東とも、対話を通じた粘り強い平和外交を展開していく。国内外ともに困難な課題が山積しているが、自公の安定基盤の上に正面から立ち向かっていくとのご発言がありました。
岸田政調会長からは、中東情勢の緊迫化に対して、政府と連携して、党も迅速に丁寧に対応していく。成長戦略、全世代型社会保障の実現に向けて、政策課題にしっかり取り組んで行くとのご発言がありました。
森山国対委員長からは、第201回通常国会が来週20日に召集される。会期は6月17日までの150日間。閉会中の8日に内閣委員会と総務委員会の理事懇を開き、内閣委員会はIRの問題について、総務委員会はかんぽ生命保険の不適切販売について、政府などから説明を聴取した。また、本日9時から安保委員会を開き、海上自衛隊の中東派遣について3時間コースで閉会中審査を行ったとのご報告がありました。
菅官房長官からは、来週からの通常国会、政府与党しっかり連携を取って対応していきたいとのご発言がありました。


以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

安倍政権はお陰様で8年目を迎えました。そして、自公連立も皆様のご協力のお陰をもって20年目を迎えております。経済の安定と成長は、「政治の安定」があってこそなされるわけであります。来週20日から始まる通常国会におきましても、私たちは初心を忘れることなく、政府与党一体となって、謙虚に丁寧に国民の皆様にご説明をし、期待に応えてまいりたいと思います。
本日で、阪神・淡路大震災から丸25年となる。多くの教訓は、今日の防災減災計画にも反映されております。自然災害から国民だれ一人の命も失わないよう、党として、国土強靭化の努力をたゆまなく続けていかなくてはなりません。
今週19日告示、2月2日投開票の日程で、京都市長選挙が行われます。4期目を目指す門川大作氏の必勝のため、 与党一丸となって戦い抜きたいと思っております。 公明党のご協力も宜しくお願いしていきたいと思います。


以上です。

質疑応答

Question
NHKです。河井克行議員と河井あんり議員が先日事務所に捜索が入ったということで、「捜査に協力していく」というぶら下がりがあったのですが、説明責任として幹事長はどのようにみていらっしゃいますか。
Answer
皆様ご承知の通り、捜査中の件でございますから。これは捜査に影響・支障を与えてはいけませんから、捜査の結果を静かに待つ。こういう姿勢で臨んでいきたいと思っております。
Question
NHKです。野党のこの二人について国会の政治倫理審査会の方で説明すべきだというふうに求めていますが、そうした求めについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
それも一つの考え方でしょうが、先にも申し上げましたように、捜査中の件でありますから、捜査に支障をきたさないようにしなければなりませんし、国会としてそこは慎重に対応してまいりたいと思います。
Question
毎日新聞です。河井夫妻は河井克行議員が法相を辞任して、やっと15日になってからぶら下がりをした形になっておりますが、このタイミングについては幹事長どのようにお考えでしょうか。
Answer
それはご本人のご都合でしょうから、本人に聞いていただかなくては分かりません。
Question
毎日新聞です。幹事長は、河井夫妻の議員辞職や離党の必要性についてはどうお考えでしょうか。
Answer
これは成り行きを見守っていきたいと思っております。
Question
テレビ朝日です。河井夫妻だけでなく、菅原元大臣も説明を未だしていない状況で、国会開会を迎えようとしています。菅原元大臣の説明責任について幹事長はどのようにお考えでしょうか。
Answer
こうした案件は本人の問題ですから。ご本人の判断に任せたいと思います。
Question
読売新聞です。本日、小泉環境大臣が記者会見を開きました。長男がご誕生されたということで、幹事長の受け止めと、環境大臣として今後育休も取る方針ですが、これについてのお考えもお聞かせください。
Answer
まあ、どなたであってもですね、お子さんが生まれたということはおめでたいことです。それ以上でもそれ以下でもありません。
Question
毎日新聞です。来週20日から通常国会が開会されます。謙虚に、丁寧に説明されるとのことでしたが、今回の河井夫妻の公職選挙法違反、IR事件、桜を見る会の違法な文書管理等、様々な問題があり、野党は追及する姿勢を示していますが、与党としてはどのように対応していくのでしょうか。
Answer
野党がどういう質問をなさるか分かりませんが、ご質問の内容に真摯にお答えをしていくということが大事だと思っております。
Question
時事通信です。通常国会では憲法の議論も行われると思いますが、幹事長として憲法議論にどのように臨んでいくお考えでしょうか。
Answer
憲法問題は、段々国民の皆様の間にも憲法ということを前向きに捉えて、お考えいただけるような状況になりつつあるわけでありますが、これからもそういう努力を絶え間なくやってですね、一にも二にも、国民の理解、国民の協力。国民の皆様がどう考えていくかということにありますが、国会としてしっかりそのように対応をして頑張っていきたいと思います。
Question
TBSです。小泉環境大臣に関してですが、現職の大臣が育休をとるということについての幹事長のご評価をお願いします。
Answer
それはやむを得ないことじゃないですか。これは奨励してみたところで、もう適齢期を超えておられるような方々に奨励しても仕方ないし。大体、育休のお話なんか、大事な話には違いないんですがね、大臣だからどうだとか、国会議員だからどうだとかいうんじゃなくて、国民皆全て平等、同じような立場で育休その他について、できるだけ現状に合うように考え、また足らざるところは努力していくということがいいのではないですか。
Question
共同通信です。本日衆院安全保障委員会が海上自衛隊の中東派遣について閉会中審査を開きました。河野防衛相は海上自衛隊の中東派遣に関して、自衛隊が何らかの武力紛争に巻き込まれるような危険があると考えてない、というふうに認識をされましたが、幹事長のご見解と、来週には通常国会が始まりますので、派遣の是非をめぐる今後の議論のあり方についてご認識をお聞かせください。
Answer
今お述べになったような認識の下に派遣をされておるわけですから、これはこれで大変重要なことだと思っております。こういう時に国民の皆様の期待を背負い、多額の税金を投入しているわけですから。色々な場面で活躍ができる、そういう状況にあることをご理解いただくチャンスですから。しっかり活動・活躍して任務を果たしてきてもらいたいと思っております。
Question
産経新聞です。先週11日に台湾の総統選がありまして、与党の蔡英文総統が過去最高の800万票を獲得して再選を果たしました。日本側としては閣僚が祝辞を送る一方で、中国はこれに反発しております。幹事長はこの政治結果をどのように捉えておりますか。
Answer
大いに結構なことでありますが、他国の選挙のことで色々喧噪に巻き込まれるようなことに関しては慎重であるべきだと思います。
Question
産経新聞です。日本と台湾は正式な外交関係はありませんが、日本政府としては基本的な価値観を共有する重要なパートナーとして今後も連携していく方針です。幹事長はこの日台関係はどうあっていくべきだと思いますか。
Answer
台湾の皆様と日本の関係は切っても切れない関係にあるわけですから、当然今後とも台湾と日本は協力関係を継続していけるようにあらゆる面で知恵をだし、努力をすべきだと思っております。
Question
NHKです。河井あんり議員の秘書が今日事情聴衆を受けたそうですが、そうした動きにについて幹事長はどのようにお考えですか。
Answer
捜査の内容について一々幹事長がコメントするものではないと思っておりますから、控えております。