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記者会見選挙統一地方選挙教育等無償化虐待

役員会後 二階幹事長記者会見

二階幹事長

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【冒頭発言】(稲田筆頭副幹事長)

今日の役員会の概要を報告いたします。
まず安倍総裁からは、北海道知事選で勝利したほか、道府県議会選挙では全体で過半数となり4年前を上回る議席を獲得することができた。今回の結果を受け、山積する課題に国と地方が一層緊密に連携し取り組む。大阪や福岡は厳しい結果となった。重要なことは一心に現場の声に耳を傾け、国民の負託に全力で答えていくことだ。4/22-29まで欧州や米国を訪問する。後半国会も幼児教育無償化や児童虐待防止などの重要法案に結果を出すとのご発言がございました。
森山国対委員長からは、次回の本会議は明日13時から上り案件(自然環境保全法、子ども・子育て支援法)の処理と「金融機能早期健全化法」の趣旨説明質疑を行う。所要は2時間程度。11、12日も法案の趣旨説明質疑で本会議を立てる予定だとのご発言がございました。
岡田参議院幹事長代行からは、4月11日に衆院2補選の打ち合わせ会を行うとのご発言。
甘利選対委員長からは、統一地方選の後半戦も党は総力戦で戦うとのご発言。
岸田政調会長からは、政府の10連休対策の取り組みについて、16日に4回目のヒアリングを行うとのご発言がございました。

以上です。

【冒頭発言】(二階幹事長)

統一地方選の前半戦は、各地で安定した勝利を収めた一方、県連が分裂したところは厳しい結果となりました。これは大いに反省をしなければいけないと思っております。今後、党として組織の再確認を行い、参院選に向け、一枚岩で取り組むとの決意であります。与野党対決となった北海道知事選の勝利は大きいわけでありますが、大阪ダブル選挙の結果は謙虚にこれを受け止めなければならないと思っております。敗因を分析し、明日から告示される大阪12区と沖縄3区の補選に全力を挙げて戦いたいと思います。
相沢英之 元衆議院議員が、4月4日に残念ながらご逝去されました。享年99歳、当選9回のベテランであり、在職27年の長期に渡っております。したがって、準党葬に該当されることになっております。遺族のご意向を確認した上で対応をしたいと思いますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。

以上です。

質疑応答

Question
共同通信です。これまでも重ねてお伺いしておりますが、今回の選挙戦で、女性県議の数が過去最多になった一方で、自民党の候補者というのは全体の4%程度として、なかなか女性議員の進出が進んでいないように見受けられます。今後、統一選挙や参議院選挙に向けて、女性の確保をどのように進めて行きますか。
Answer
女性議員のことに関して、大変熱心に、かつ神経質に仰っていただく方が多いわけでありますが、私は男性だからとか女性だからとかということで力点を置くことは、これはちょっとナンセンスじゃないかと。本当は女性であれ男性であれ対等であるわけですから。これは自ずからそういうことになっていくわけであって、急いで騒ぎ立てて女性を多くしなきゃいかんとか、色々と言うこと自体に、私は一概に賛成出来ないと思っております。これは女性が出ることがいけないというんじゃなくて、女性に多く出てもらいたいんですが、女性に出ろ出ろと言って、女性議員でなければといって大騒ぎすることは、余計に女性議員が出るのに躊躇してしまいますから。ここは静かに、そういう事態が訪れることを待つというか、そういう気持ちが大事ではないかと思っております。あくまでもこれからも女性活動に力を入れて、そして地域からそういう候補者がどんどん出ることを期待、念頭に入れて党の活動を行っていきたいと思っております。
Question
時事通信です。参議院選挙の大阪選挙区ですが、柳本候補は一度辞退をされて大阪市長選挙に出馬し、今回は涙を飲まれた形です。大阪選挙区は元々二人の候補者がいたのが今は一人になっています。二人目の候補者として再度、柳本氏を立てるのか。あるいは別のことを考えるのか、幹事長はどうお考えでしょうか。
Answer
大変適切なご指摘だと思いますが、今ここでその答弁をすること自体が、候補者が出る芽があれば、それを難しくしてしまってはなりませんので、答弁は控えておきたいと思います。努力はします。
Question
テレビ朝日です。お昼の記者会見で、大阪の補選に関して総理自身が現地にお入りいただくのが当然だという発言がありました。大阪補選について、役員会で総理と何かやり取りはありましたか。
Answer
まだ具体的なやり取りはしておりません。これ役員皆がおる前で、総理と私が意見を言い合って、意見が合わなかったらどうするんですか。そんなすぐやり取りしなければいかん必要も無いです。ああいう発言はみんな聞こえていくんですよ。一部始終、一言一句無く、ちゃんといくようになっているんです。
Question
東京新聞です。先ほどの女性議員の登用の件について、やる気を持つなら男性や女性は関係無いというのは最もだと思います。ただ女性議員が活躍しやすいような土俵作り、例えば国会改革ですと産休議員の遠隔投票の話とかも出ておりますが、二階幹事長として女性議員が出やすいような環境作りはするべきだとお考えでしょうか。
Answer
環境作りは大いにするべきだと思うんです。ただ出産云々というのは、考え付きは悪くはないですけれども、出産時期を過ぎている人、かなり当選者の中におられるでしょう。その人を捕まえて出産のことはどうだこうだと言っても始まらないでしょう。だからそこは一概にいかない。非常に微妙な難しい問題です。女性のこうした先生方のご判断に委ねて、これこそ女性がリーダーシップを取ってやっていただきたいと思っています。
Question
北海道新聞です。冒頭言及がありました北海道知事選挙について、勝利した理由はなんだというふうに分析されておりますか。
Answer
相手方よりも運動量に勝ったと、こういうことだと思いますが、勝った場合にはやることなすことみんな良かったということになるのであって、そうじゃない場合はこちらがやったことが一つ一つどうだったかなということになるわけですがね。北海道の選挙は良かったと思いますが、これを受けて、やれば出来るんだと、やれば勝てるんだと。これはわれわれも思うんですが、ここに並んでる衆議院議員も皆、それぞれの地域で選挙を楽に当選したように見えても、そんな簡単なもんで当選して来てないんですよ。本当に選挙中に思うことは、このまま行って選挙が終わった時に本当に生きているだろうかというぐらいに皆頑張るんですよ。それは選挙やった人でないと分からん。それぐらい厳しいもんなんです。だから、選挙が上手くいかなかった人の中に、敗れた人に対して鞭を打つようなことはしたくありませんから何もしませんが、本当にやはり死ぬ気でやったかどうかということに関しては、これはご本人の問題だから、それ以上のことを言ってもしょうがないんですけどね。選挙というのはそんな厳しいもんなんだと思いますよ。それを乗り越えなきゃいけない。その先祖が大きな地盤を持っておる、立候補届けさえ出しておけば当選するだろうという人は別ですよ。そんな人は全国会議員の中に意外にもいないんですよ。名前が有名だから目立つけども、そんなに数はいないです。いても、そんなことに頼るべきでもないしね。
Question
朝日新聞です。大阪のダブル選挙を巡っては維新と戦いました。一方、憲法を巡っては今後協力する場面もあるかと思います。その点について、どう向き合うお考えでしょうか。
Answer
相手次第というところもあるんです。だけど、われわれが憲法をやっていく場合は、いかなる政党とも真正面から向き合って話し合いを丁寧にしてやって行こうと、こういう気持ちですから。何党であれ、別にこだわりを持って対応するつもりはありません。
Question
NHKです。昨日のぶら下がりでも出た話ですが、塚田前国交副大臣による安倍総理と麻生副総理を忖度したという発言が、今回の選挙に与えた影響について、改めてどのように受け止められておりますか。
Answer
その議員の有名の度合いとか、副大臣としての実績とか、色んな面で影響がどれほどあるかということに関しては、これは私がやはり冷静に判断すべきことだと思っておるんです。ですから、そのことによってなにか揺らいだとか、自民党の票がうんと減ったとか、それを辞職した副大臣にみんな被せてしまうというのではなくて、それはそれで冷静に受け止めたいと思います。
Question
共同通信です。お昼の会見でも出ました件で、参院選挙の特定枠に内定していた島田三郎参議院議員が出馬を辞退するという報道がありました。出馬辞退の意向について、幹事長のお耳には入っておりますでしょうか。
Answer
耳には今のような形で入っておりますけれども、具体的に書類を持って、あるいは本人が訪ねて来て言ったというわけではありませんから。耳に入っとると言えば入っとるんだけど、耳の入り口ぐらいですね。
Question
毎日新聞です。12年前の亥年の選挙時は、統一地方選挙が終わってから閣僚の失言だったりの問題が出て参院選挙が厳しくなったということがあります。今回は塚田前副大臣からこういう発言が出てしまって、参議院に向けてどのようなことに気をつけていきたいというのはありますか。
Answer
これはそれぞれの閣僚あるいは副大臣または政務官等に就任される前に、それなりの決意や覚悟があるはずですから、その良識に俟ちたいと思うんです。生徒会の役員を決めておるわけじゃないんですから。国家の重大な任務を背負ってやるわけですから、身の震えるような、身の引き締まるような、そういう決意があって当然です。そういうことがあれば、未然に色んな問題を回避することだって出来る場合が多いんじゃないかと私は思っています。