政策領土・領空・領海安全保障

小野寺政務調査会長らが巡視船やえやまを視察

小野寺五典政務調査会長、新藤義孝政務調査会長代行は、尖閣諸島周辺海域の領海警備を担う、巡視船やえやまを視察し、尖閣諸島周辺海域における中国海警局の動向について説明を受けました。

巡視船やえやまの所属する第十一管区は、日本の南西域全体という広大な海域を担当しており、中国海警局の動きが活発化している尖閣諸島周辺海域も含まれています。

昨年、尖閣諸島周辺海域に中国海警局の船が姿を現した日数は355日を数え、最近では周辺で操業する日本漁船への接近が確認されています。
また、武装した海警局の船の展開も常態化しており、周辺海域の緊張が高まっています。

今回の視察では、5月に起きた中国海警局による領海侵犯と、そこから飛び立った海警局所属ヘリコプターによる領空侵犯事案について、当時の現場の状況などの聞き取りを行いました。
ヘリコプターによる領空侵犯は初めての事態であり、中国海警局の一連の動きは、わが国の主権を侵害し、尖閣諸島周辺の緊張を高めるものです。極めて危険な行為であり、決して容認できません。

今年は、元日から今日に至るまで、中国の船が尖閣諸島周辺海域に毎日現れており、今この瞬間も、海上保安官は高い緊張感の中で、不測の事態に備えて海警局の船と対峙しています。

我々は、最前線で強い使命感をもって任務を遂行されている方々の声を真摯に受け止め、抑止力と対応力をより一層強化してまいります。

日本の領土・領海・領空、主権を断固として守り抜く。その責任を果たせるのは、自由民主党です。