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メディア短評 日暮高則(アジア問題ジャーナリスト)

混乱する仏の大規模デモ 全国紙が一斉に論説
背景に物価高や既存政治への不信があると指摘

1960,70年代の日本では学生運動が盛んであった。掲げるスローガンは天下国家、国内外の政治に関わるものが多かった。
それがどうだろう。フランスの今の学生運動は「教員を増やせ」とか「教室を修繕せよ。トイレを直せ」」とか、学生にとって学びやに関する"最低限"の要求であるので、身につまされ、察するに余りある。教育環境整備は国家の義務であり、本来はデモ等しなくとも達成されて然るべきだが、財政上それが成し得ないとしたら、あまりにも寂しい。さらに残念なのは、一部暴徒がデモに乗じて商店を破壊し、略奪に及んだこと。言語道断で、許されざる仕儀だ。彼らはデモ参加者とは別なのであろうが、一見同一視される恐れもある。
フランスのデモについて全国紙等が社説を掲げた。朝日は「暴徒と平和的なデモ参加者を混同し...

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