
ソロモン諸島の平和慰霊公苑を訪問し、慰霊碑に献花を行った小林鷹之政務調査会長(写真中央)と
鷲尾英一郎会長代理(写真右)、簗和生筆頭副幹事長(写真左)
8月16日から21日の日程で、小林鷹之政務調査会長、鷲尾英一郎政務調査会長代理、簗和生筆頭副幹事長は、パプアニューギニア、ソロモン諸島、フィジーの太平洋島嶼国3カ国を訪問しました。
広大な太平洋に位置する島嶼国は、わが国の安全保障上きわめて重要な国々です。近年、特定国の戦略の中で、第二列島線上に位置するパプアニューギニアをはじめとしたこの地域への道路、通信網、病院といったインフラ整備から政治的・経済的な影響、さらには警察への関与など、安全保障のみならず経済安全保障上の懸念は一層高まっています。
こうした中、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の理念を着実に具現化するためには、自らが現地に足を運び、それぞれの国が置かれている状況や課題に直接耳を傾け、わが国とこの地域の互いの国益に叶う新たな信頼関係を築いていくことが重要です。
今回の訪問では、各国の政府首脳並びに太平洋諸島フォーラム(PIF)の幹部らと面会し、大洋州を取り巻く安全保障環境をはじめ、経済・インフラ支援、投資、経済安全保障、教育、人的交流など幅広いテーマについて率直な意見交換を行いました。また、地域の平和と安定、持続的な発展に向け、日本が関与を深め、各国と今後さらに連携を深めていくことで一致しました。
パプアニューギニア、ソロモン諸島では、現地に駐在するオーストラリアの高等弁務官とも意見交換を行いました。大洋州地域において長年にわたり重要な役割を担ってきたオーストラリアをはじめ、アメリカやニュージーランドといった価値観や戦略的利益を共有する国々との連携を深めながら、島嶼国自身の意思とニーズを尊重した形で地域の平和と安定、持続的な発展を支えていくことの重要性についても認識を共有しました。
経由地のシドニーではターンブル元首相と面会し、インド太平洋地域を取り巻く情勢について幅広く議論しました。太平洋に面する日本とオーストラリアが、地域の安定と繁栄に向け、それぞれの強みを活かしながら協力していくことは、FOIPを具現化していく鍵となります。
太平洋に面する海洋国家である日本にとって、太平洋島嶼国の平和と安定、そして繁栄は、わが国自身の平和と繁栄とも密接に結び付いています。法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、いかなる国も力や威圧によって自らの意思を押し付けることのない地域を実現していくためにも、太平洋島嶼国との連携はこれまで以上に重要となっています。
わが国は、太平洋島嶼国・地域との首脳レベルでの対話の枠組みとして、1997年以来、3年に一度「太平洋・島サミット(PALM)」を開催してきました。来年夏には、第11回太平洋・島サミット(PALM11)が横浜市で開催される予定です。今回の訪問で培った各国との信頼関係や、現地で直接伺った課題やニーズを、PALM11に向けた議論や今後のわが国の政策にもつなげていきます。
自由民主党は、PALM11も見据え、今回の訪問で得られた各国の声を今後の政策に活かすとともに、政府とも緊密に連携し、議員外交を通じて太平洋島嶼国との関係をさらに深化させてまいります。そして、わが国の国益と、自由で開かれたインド太平洋の平和と繁栄を守り抜くため、引き続き責任を持って政府外交を力強く下支えしてまいります。

会談後にパプアニューギニアのマラぺ首相(中央左)と記念撮影をする小林鷹之政務調査会長(中央右)と同席者ら

会談後にソロモン諸島のワレ首相(中央右)と握手する小林鷹之政務調査会長(中央)と同席者ら

カミカミザ副首相との意見交換に臨む小林鷹之政務調査会長(写真右中央)と自民党一行

パプアニューギニアのボマナ戦没者墓地を訪問する小林鷹之政務調査会長(写真左から二人目)と一行