
わが国のAI国家戦略について議論したAI・web3小委員会
党デジタル社会推進本部AI・web3小委員会(委員長・平将明衆院議員)は2月25日、会議を開き、わが国の人工知能(AI)をめぐる国家戦略について政府のAI戦略会議の座長を務める東京大学の松尾豊教授からヒアリングしました。
松尾教授はAIを取り巻く世界の情勢について、国家や巨大プラットフォーマーにより超大型な投資が行われていることを挙げ「企業間の競争ではなく国家間の争いになっている」と指摘。わが国がとるべき戦略として、汎用人工知能(AGI)やフィジカルAI、経済成長目標から逆算したAI活用について解説しました。
AGIとは人間のように幅広い仕事をこなせるAIのこと。AGIが実現すると世界のGDPの年成長率が20パーセント超を達成するとの試算もあります。開発をめぐっては既存の生成AI技術の延長ではなく「研究の時代に戻った」との見方もあることから、松尾教授はわが国がAGIの研究開発の過程へ参入する意義を説明しました。
家事代行ロボットといったフィジカルAIの分野では、製造強国のドイツや韓国、台湾が数千億円から1兆円規模で投資を行っています。わが国でもこれらを凌駕する資源を官民一体で戦略的に投入し、先行者優位を確立する必要性を説きました。
また中小企業も含めた各業界でAIの活用率を8割まで高めること等により...