お知らせ「自由民主」先出し経済地方創生

自由民主1面コラム「幸響」
鈴木 英敬 ネットメディア局長・総務部会長

鈴木 英敬 ネットメディア局長・総務部会長

本来地方に入る税収を

テクノロジーやライフスタイルの変化に伴って政策や制度を不断に改善していかねばならない。税制においては、本来地方に入るはずの税収が東京の税収になっているような構造になっているものもある▼例えば、預貯金の利子にかかる「利子割」という税について、インターネットバンキングの拡大により、本来それを活用した方の住所地の自治体に税収として帰属するはずのものが、現状はインターネットバンキングサービスを行っている企業の本社がある東京の税収として多く入ってしまっている実態がある。東京の人口シェアは11パーセントである一方、利子割の税収シェアは41パーセント▼インターネットバンキングが拡大する前は、住んでいる家の近くの銀行で口座を開設し、そこに預けている預貯金の利子に対してはその地で税が納められていたが、今やスマホで口座を開設する等、インターネットバンキングの活用が進んでいる。都市と地方の税収の偏在是正や適正化に向けてしっかり取り組んでいく。

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