
ごま油と塩をつけて食べるコリコリ感と無味無臭のレバー

スタミナが付き、ついアルコールも進む馬刺し

坂本 哲志衆院議員
お祝いや、お客様をおもてなしする時、また体調がすぐれない時、私たち熊本では、やはり「馬刺し」です。
馬刺しは「刺し」の入り方で、「大トロ」「中トロ」「赤身」に分かれます。とろけるような「大トロ」「中トロ」は甘みと脂肪のうま味が口いっぱいに広がります。「赤身」は嚙んだ瞬間に肉汁が沸きます。牛肉等と違うのは、脂身が少なくさっぱりして、独特の甘みがある、という事です。
濃い口の甘しょうゆで、ショウガ、にんにく、わさび、柚子こしょう、どれで食べてもうまい。
「フタエゴ」はあばら骨付近の部位で、歯応えがありサッパリしています。「あぶら刺し」は首、すなわちタテガミです。地元では「こうね」と呼びます。真っ白で脂肪のようですが、実は筋肉質でプリッとした食感です。
最後は「レバ刺し」これがまた絶品。コリコリ感と無味無臭のレバーに、ごま油と塩をつけて食べますが、絶妙な味で私の1番好きな部位です。
馬はニンジン等野菜と配合飼料で、阿蘇で放牧され1トンぐらいまで育てます。利口で清潔好きです。また反すう動物でないため、内臓がきれいです。ホルモンも一部は刺身で食べます。超絶品。
私たちは馬をリスペクトしながら食します。スタミナが付き、そのうまさについアルコールも進みます。