鳥インフルエンザの流行始まる
危機感を反映する地方紙の社説
今冬も鳥インフルエンザの流行が始まった。養鶏場では10月22日に北海道で最初に確認され、間もなく道内の別の養鶏場でも発生した。続いて新潟県の1キロメートル圏内にある2場で感染が見つかった。「11月前半に国内の養鶏場で4例発生したのは14道県で51事例が発生し、900万羽以上が殺処分された昨シーズンや、過去最多の発生となった3年前の流行と同じ状況」と福島民友新聞は警戒を強める。神奈川新聞も「野鳥が飛来する日本では全国どこで発生してもおかしくない」と述べた。
すでに上昇している卵相場がさらに上がるではないかと心配する記事が出始めたが、産地はもっと苦しい。北海道新聞は「大規模化が進んでおり、感染によって全羽処分となれば養鶏場のリスクは大きい」と指摘した。不安は現実化しており...