
牧野たかお復興大臣(右)と土壌貯蔵施設で説明を受ける高市早苗総理
高市早苗総理は12月2日、福島県を訪問し、大熊町の中間貯蔵施設や、東京電力福島第一原子力発電所を視察しました。総理就任後初となる福島県訪問で高市総理は「復興に責任貫徹の思いで取り組む」と述べ、内閣の重要課題として東日本大震災の被災地復興に取り組む決意を強調しました。
福島県大熊町の中間貯蔵施設を訪れた高市総理は土壌貯蔵施設や道路に盛り土する実証現場等を視察。中間貯蔵開始後から30年後となる令和27年3月までの県外最終処分は「法律に規定された国の責任」として、復興再生土の利用によって最終処分の量を減らしていく重要性を指摘し、「7月以降は総理官邸や中央官庁の花壇等9カ所で利用を進めている」として、牧野たかお復興大臣と力を合わせて、理解を広げる考えを示しました。
また、高市総理は双葉町の帰還困難区域や、大熊町の東京電力福島第一原子力発電所を視察し、復興に向けた取り組みの現状を確認。内堀雅雄知事、吉田淳大熊町長、伊澤史朗双葉町長から、要望を聴取し、「帰還意向のある住民の皆さまが全員帰還へ、特定帰還居住区域の制度により、除染やインフラ整備等の避難指示解除に向けた取り組みを進める」と語りました。