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日本遺産 歴史を紡ぐ
近世日本の教育遺産群
─学ぶ心・礼節の本源─

平成27年日本遺産認定

足利学校 学校門(栃木県足利市)

江戸時代、日本を明治期に訪れた欧米の外国人たちは、日本人の識字率の高さや、礼節を重んじる姿勢を身分に関係なく身につけていることに驚いたといいます。その土壌を作ったのが、近世の藩校や郷学、私塾などさまざまな階層を対象とした学校の普及によるものでした。これらの学校は多くの人材を輩出し、近代化や教育制度擁立の原動力となり、現在においても学問・教育に力を入れ、礼節を重んじる日本人の国民性として受け継がれています。

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