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中国やロシアへの警戒監視活動に万全を
冷静に任務を遂行した自衛隊

中国によるレーダー照射発生当時の状況

わが国が表明している事実と、事実と異なる中国側の主張の比較

12月6日、沖縄本島南東の公海上空で、中国海軍の空母「遼寧」から飛び立った戦闘機が自衛隊機へ断続的にレーダー照射を行いました。また9日にはロシアの爆撃機と中国の爆撃機が東シナ海から四国沖の太平洋にかけて長距離にわたり、共同飛行を実施しました。政府与党は今後もわが国の安全保障を脅かす行為への警戒活動を徹底していきます。
中国軍機によるレーダー照射に関して中国は事実と異なる主張を繰り返しています。わが国では、茂木敏充外務大臣、木原稔官房長官、小泉進次郎防衛大臣が一次情報を即座に公開することで対応を行っています(上表)。
小泉防衛大臣は10日の記者会見で「長時間レーダー照射を受けるという極めて緊張を強いられる状況で冷静に任務を遂行した自衛隊のパイロットとパイロットを支える地上クルーを誇りに思う」と語った上で、わが国の周辺海域での警戒監視活動に万全を期すとしました。

中国空母「遼寧」の行動概要(出典:防衛省 統合幕僚監部)

9日の中露の爆撃機の共同飛行では、初めて四国沖まで進出しました。自衛隊は戦闘機をスクランブル発進させて対応しました。木原官房長官は「両国の度重なる爆撃機の共同飛行は、わが国への示威行動。安全保障上の重大な懸念」と、危機感を示しました。

中国の爆撃機と共同飛行したロシアのTu―95爆撃機(出典:防衛省 統合幕僚監部)

ロシアの爆撃機と共同飛行した中国のH―6爆撃機(出典:防衛省 統合幕僚監部)

四国沖まで進出した中露の爆撃機の行動概要(出典:防衛省 統合幕僚監部)

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