令和元年度日本遺産認定

藍液に浸すと鮮やかな青色に染まる
日本の藍染めは、社会が安定するとともに木綿が普及した江戸時代、急速に広まりました。その藍染料の一大産地だったのが、「阿波の北方(きたかた)」と呼ばれる徳島県北部の吉野川流域です。神秘的なブルーに染め上げる「阿波藍」のもととなる染料(蒅(すくも)と呼ばれる)が全国へ出荷されました。藍がもたらした繁栄の景観と文化、そして伝統の加工技術がここには今も残っています。
《写真提供・監修協力:藍のふるさと阿波魅力発信協議会藍住町教育委員会社会教育課》