平成27年日本遺産認定

周囲の山々に囲まれた津和野城跡と雲海(国指定/史跡)
島根県の西端にある津和野は高津川水系に沿って町が形成され、江戸時代に周囲の山に囲まれた盆地に城下町が築かれました。幕末の津和野藩主が描かせた『津和野百景図』には藩内の自然や名所、伝統行事、風俗、人情等の絵画と解説が百点記録されています。明治以降、この町の人々は文豪・森鷗外を生んだ古き良き城下町の風景と伝統を継承。百景図に描かれた当時の様子と現在の様子を対比させながら、往時の息吹きを体験できる町の風情を守っています。