お知らせ「自由民主」先出し総裁選2025

経験と実績で未来を切り拓く
林芳正候補 所見発表演説要旨

9月22日に行われた所見発表演説会で、林芳正候補は「わが党を取り巻く状況、そしてわが国を取り巻く状況は決して明るいものではない」との認識を示した上で「夜明け前は一番暗い、今の暗い時期を共に乗り越えていこう」と呼び掛けました。
以下、林候補の所見発表演説の要旨を掲載します。

分厚い中間層を取り戻す

岸田政権と石破政権で2年にわたり官房長官を務めた。中枢にいた者の責任を感じながらも、逆にこの経験を生かして、継承の中に変化と革新を求める。まさにわが党の綱領にある秩序の中に進歩を求めるという気持ちで政策を進めていきたい。
実質賃金の1パーセント増を定着させることで物価よりも賃金が上がっていく、収入が上がっていくという経済に変えていく。
そのために必要なのは成長戦略だ。官民協調で新しいビジネスをつくっていく。 その一丁目一番地はGXだ。20兆円に及ぶGX経済移行債の枠を使って、投資を行っていく。
コンテンツ産業はこの20年間でさまざまな支援を行い、今では堂々たる日本の基幹産業に成長した。さらにクリエイターに利益を還元するための取り組みや海外展開の後押しを進めることで、デジタル赤字を減らしていくことにもつなげていきたい。
中小企業・小規模事業者が賃上げするためには原資が必要だ。あらゆる手段を講じて「防衛的賃上げ」という言葉がなくなるように政策を展開していく。
欧州や米国では分断が起きている。日本でこういうことを起こしてはいけない。成長戦略とともに公教育の充実が大事になる。人間にしかない能力を磨く公教育をさらに推進する。
需要に応じたコメの生産をしっかり進める。輸入が8割を超えている麦や大豆等に付加価値をつける形も入れながら、この国産率を上げていくことによって食料安全保障を確保する。
災害が後を絶たない中、即座に反応して対応できる防災庁の設置をしっかりと進めていく。
地方税の偏在解消に向け、戦略や企画をつくり、実行するところまで市町村をサポートする組織をつくっていきたい。
また英国で導入されている「ユニバーサル・クレジット」の設計を進め、分厚い中間層を日本に取り戻す。
2040年代までに強い経済と強い社会保障を構築するため工程表をつくって取り組む。
党改革については、政務調査会と広報本部をつなげ、DX人材を強化することによりSNSを使った発信を強化し、政策をリアルタイムで発信したい。デジタルでプラットフォームをつくり、声を聞く力をさらに強め、政策を磨き上げる。

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