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リチウムイオン電池 正しく安全な廃棄を

環境省 火災防止強化キャンペーン実施中

優れたエネルギー効率や軽量で経済的なことから、スマートフォンやモバイルバッテリー、ハンディファンなど身近な機器に使われるリチウムイオン電池ですが、その精密さ・エネルギーの高さから廃棄物処理時に発火する可能性が非常に高いとされています。環境省ではリチウムイオン電池起因の火災件数の増加を受け、9月から12月までの4カ月間を「リチウムイオン電池による火災防止強化キャンペーン期間」と定め、そのうち11月を「リチウムイオン電池による火災防止月間」とし、正しい方法での廃棄を呼び掛けています。

ハンディファン廃棄増える11月は特に注意

リチウムイオン電池は普通ごみとして廃棄し、ごみ収集車や処理施設で強い衝撃が加わったり、ほかの金属と接触してショートを起こしたりすると発熱・発火の恐れがあります。実際に全国で年間数百件もの火災が報告されており、現場で働く人々にとって深刻な問題になっています。
環境省では生活に欠かせないリチウムイオン電池を安全に正しく廃棄する方法を広めるキャンペーンを行っています。特にハンディファン等の猛暑対策機器の処理件数が増える11月は、「火災防止月間」として関係省庁と連携しながら啓発を強化します。また、Jリーグの試合会場の一部では不要なモバイルバッテリーの回収ブースを設ける等、地域生活に密着した啓発活動を行っています。
リチウムイオン電池を廃棄する際には絶対に普通ごみには混ぜず、家電量販店やホームセンターなどが加盟する一般社団法人JBRC協力店に設置された「小型充電式電池回収ボックス」に入れることや、自治体のルールに沿った処分が基本です。リチウムイオン電池を回収・リサイクルする業者に依頼することも可能です。また、充電量が多いほど発火の際のエネルギーも大きいことが分かっています。できるだけ少ない充電状態で廃棄することも、安全に廃棄する方法の一つです。

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