
農業構造の転換を進める決意を述べる江藤拓党農業構造転換推進委員長
わが国の農業構造の転換を推進するため、わが党は新たに農業構造転換推進委員会(委員長・江藤拓衆院議員)を設置し、9月10日、初会合を開きました。
会議の冒頭、江藤委員長は「国を守るために食料安全保障を確立し、国民に安心していただけるよう議論を進めていきたい」と強調。そのための農業構造の大転換に向けた方向性を示す覚悟を述べました。
党食料安全保障強化本部長を務める森山裕幹事長は「食料安全保障の一丁目一番地はいかに主食のコメを国民に届けられるか」との認識を示し、宮下一郎党総合農林政策調査会長は「現場に受け止めていただける政策を推進したい」と抱負を語りました。
同委員会は2つの分科会を設けます。生産量に関する統計調査の精度向上や精米ベースでの供給量把握、消費動向を踏まえた需要量の把握といった短期対策は、両分科会で共に議論します。
第1分科会では新たな水田政策の方向性を示すため、米粉の利用拡大に向けた国内外の需要拡大や、交付金の在り方等をテーマに中長期的な対策を検討します。
第2分科会では農業の担い手確保や農地集約・大区画化、スマート農業の推進等により、需要に応じた増産に向けた生産性向上の促進策について方向性をします。
初会合には全国農業協同組合中央会、全国農業会議所、全国土地改良事業団体連合会、全国農協青年組織協議会の各会長らも出席。