お知らせ「自由民主」先出しデジタル

自由民主1面コラム「幸響」
小森 卓郎 新聞出版局次長

小森 卓郎 新聞出版局次長

AIとの付き合い方

ChatGPTの登場から3年近く。生成AI(人工知能)のニュースが世にあふれる。インターネットと同様、社会を変える力がAIにあるからだ▼今後どうなるかの予測は難しい。インターネットの発展の結果、多くの人がSNSに熱中して選挙にも大きな影響が生じることを30年前に予測できたか。AIの先行きも、どんなサービスが提供され、人々が何を使うかが決める▼わが国にとってAIの最大の魅力は人手不足を補う力だ。とりわけ地方部での貢献が期待される▼一方でリスクや危険も多様だ。偽情報の作成・拡散、知的財産権への影響、人類に巨大なリスクをもたらしかねないAIの進化等。ためらい故か、AIを活用する日本の企業や個人の割合は低い▼しかし、「怖いから使わない」ではなく、使い倒してこそ道は開ける。刃物や自動車等では、危険を抑えながら便益を得るべく改良が重ねられた▼党のAIプロジェクトチームの提言に基づきAI法が制定されたが、今後も競争力の強化に向けてアジャイル(機敏、柔軟)に取り組むことが重要だ。

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