
日米の関税交渉で国益を守り抜く決意を示す
赤澤亮正経済再生担当大臣
日米の関税交渉を担当している赤澤亮正経済再生担当大臣は7月8日、東京都中野区で行われた演説会に参加し、交渉の現状について「国益を守って、譲らないものは譲っていない」と述べ、国益を守り抜き日米双方の利益となる合意を目指す考えを強調しました。
赤澤大臣は「トランプ米大統領は関税を30%や35%にすると言っていたが、実際は事実上の据え置きだった。期限は3週間伸びた。日本とは『延長戦をやろう』ということだ」と、米国からの書簡の内容を説明しました。また、米国と今後30年を見据えて、「日米が力を合わせて経済安全保障上必要なサプライチェーンを構築しよう」と大きなビジョンを掲げて交渉を進めていることを説明しました。
また、赤澤大臣は「昨日の日経平均株価は上昇した。政府与党の交渉は市場の信認を得ている」として、国益を守り抜き日米の発展につながる合意ができるよう、与党の候補者に力を与えてほしいと訴えました。