
全国幹事長会議の冒頭、参院選に向けた決意を示す石破茂総裁
第27回参院選は7月3日公示、同20日投開票の日程で行われます。公示を目前に控え、わが党は臨戦態勢に入りました。6月28日には全国47都道府県支部連合会の幹事長らが一堂に会し、全国幹事長会議を開催。石破茂総裁をはじめとする党執行部と全国の都道府県連が一丸となり、激戦を勝ち抜く決意を共有しました。
激戦を地域と連携し勝ち抜く
石破総裁は冒頭のあいさつで、外交・安全保障や人口減少といったわが国の課題に真正面から取り組み、結果を出すことができる責任ある政権は、自民・公明による連立政権以外にないと強調。参院選を勝ち抜くために自ら先頭に立ち、全国各地でわが党の決意を訴えると力説しました。
菅義偉副総裁は「地域のネットワークこそわが党の強さの源泉。一致結束して勝ち抜こう」と呼び掛けました。
森山裕幹事長は野党が示す減税策は財源が明確に示されていないと非難し、「消費税は社会保障や地方の貴重な財源。『地方こそ成長の主役』の時代に、その地方の財源を削り、その時だけ良ければいいというわけにはいかない。未来を見据えた政策を訴える」と、選挙戦に向けた決意を示しました。
武見敬三参院議員会長は「この選挙はポピュリズムとの戦いだ。安易に財源のない政策を打ち出すのは、本来の責任政党の姿ではない」として、野党に厳しく対峙(たいじ)することを強調しました。
石破総裁あいさつ要旨

いよいよ参院選、何としても自公政権を続けさせていただくために、人口減少への対応や、厳しい安全保障環境に対処し、どの党が日本の独立と平和を守る政党か正面から訴える。
働いている人たちの手取りを増やさなければならない。暮らしが豊かになるように、物価上昇を上回る賃金上昇に全力を尽くす。消費税減税は聞こえはいいかもしれないが、社会保障の財源はどうなるのか。財源を無視して、消費税減税を語って良いとは思いません。また、お金持ちほどたくさん減税になる。それで格差が広がりはしませんか。
自民党は地域を知り尽くし、国のことを思う政党だと全国各地で訴える。日本国のために、全身全霊でこの選挙を戦い抜きたい。