党選挙制度調査会(会長・逢沢一郎衆院議員)と情報通信戦略調査会(会長・野田聖子衆院議員)は、6月3日、合同会議を開催し、選挙におけるSNS利用や、いわゆる「2馬力」に関する今後の制度検討に向けた基本的な考え方のたたき台案が示されました。

表現の自由と健全な民主主義・選挙の公平のバランスが重要と述べる逢沢一郎党選挙制度調査会長
SNSの利用に関しては、SNSの投稿等によって自己の名誉が侵害されたとする候補者・政党等からの申し出を受けて、選挙の公平性から、事業者が発信者に意見表明の機会を与えずに削除を即時に行うことを促す規定を設けることを提案。この場合、この事業者の行為に関し民事責任を免責する規定は、表現の自由に関する問題を生じさせる恐れがあることも指摘しました。また、現状ではたとえ候補者等への誹謗(ひぼう)中傷でも閲覧されれば投稿者の収益につながるため、選挙期間中のこれらSNS投稿等に関する収益化を停止した場合の課題も示されました。
「2馬力」については、・・・