お知らせ外交論文コンテスト募集・キャンペーン

自由民主党国際局 第22回 国際政治・外交論文コンテスト 結果発表

国際局主催第22回「国際政治・外交論文コンテスト」は、【今、日本に求められる外交力とは】をテーマに募集し、多数のご応募をいただきました。
厳正なる審査の結果、次の3名の方々を「総裁賞」、「幹事長賞」、「国際局長賞」に決定いたしました。
また今回、意欲的な視点を提示した論文に対し、「特別賞」を贈ることといたしました。
ご応募いただきましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。
今後とも、わが党の活動にご理解・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

受賞作品

〇総裁賞

今、日本に求められる外交力とは
―「人間の安全保障」に基づいた積極的な国際貢献―
増井 孟弘大(ますい たけひろ)さん
東京都:大学生 20歳

(選評)
「人間の安全保障」を軸とした日本外交の役割を、歴史的経緯と現代的課題の双方から整理した大変堅実な論文。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」との接続や「政府開発援助(ODA)」の意義も丁寧に扱っており、構成力の高さも高評価。

〇幹事長賞

今、日本に求められる外交力とは
―経済安全保障を軸とした戦略再構築―
藤井 俊樹(ふじい としき)さん
東京都:大学職員 37歳

(選評)
経済安全保障を中核に据え、外交戦略の再構築を論じた点はタイムリーかつ実践的。具体的事例や制度に基づいた堅実な提案も併せ持つ。 重要物資サプライチェーンの強靭化、経済的威圧への集団的対処メカニズムの構築、国際ルール形成と価値観外交の推進を提言しており、バランスのとれた論文と評価。

〇国際局長賞

「戦略的結節点としての日本:NATOとインド太平洋をつなぐ外交力」
手塚 颯一朗(てづか そういちろう)さん
栃木県:大学院生 22歳

(選評)
NATOとインド太平洋の連結を軸に、日本の外交を「戦略的結節点」と位置づけた構想は高く評価できる。制度面や多国間調整の具体的課題にも触れており、外交実務への関心と分析力の高さが際立ち、先端的なテーマ選定と構成力に優れた論文と評価。

〇特別賞

今、日本に求められる外交力とは
―伝統と革新の調和:戦略的現実主義に基づく日本外交の新展開―
篠原 肇(しのはら はじめ)さん
東京都:会社員 36歳

(選評)
自国の伝統や価値観に基づいた確固たる国家アイデンティティが「外交力」につながるという観点と、日米半導体協力や日英デジタルパートナーシップなどの二国間・多国間の技術協力の枠組みを強化・拡大し、「技術同盟」のネットワーク構築の重要性をバランスよく論じた意欲作と評価。