
党岡山県連 女性局長 木口京子 岡山県議会議員
品名 烏城彫の姫鏡

岡山県議会議員になり4期目になります。このお役目を頂いてから、日常的に使うもので、何か岡山らしいものを持ち歩きたいと思い、烏城彫(うじょうぼり)の姫鏡を愛用しています。
「烏城彫」は、漆黒の壁で覆われ金箔瓦と金の鯱(しゃち)を持つ岡山城が烏城(うじょう)や金烏城(きんうじょう)とも呼ばれることから、この岡山のシンボルを冠した特産品です。
岡山ではどこの家庭も、お盆や茶托等、何かひとつは烏城彫の品物を持っていると言っても過言ではありません。木地の木目を生かして、模様を図柄にして彫刻し、色漆で着色してそれに日本産生漆を擦り込み、漆で重ね塗りをして仕上げます。このような手間と時間をかけた作品を持ち歩き始めてから、手仕事に目が行くようになりました。
陶芸、漆芸、染織、木竹工、ガラス工芸等の工芸や、大工、漁師、伝統工芸士、農家、料理人等の仕事にも。心を込めて大切につくられたものを大切に扱うことは、そこに費やされた人の労力や時間を大切に思うということであり、人が大切にされることにつながるように思います。
政治にとって大切なことを思い起こさせてくれる一品です。