お知らせ「自由民主」先出し子供孤立・孤独

子供の自殺対策強化求める提言案を取りまとめ
孤独・孤立対策特命委・こどもの自殺対策PT

政府与党一体で子供の自殺対策強化に取り組む考えを示す野田聖子党孤独・孤立対策特命委員長(右から2人目)

党孤独・孤立対策特命委員会の下に設置している「こどもの自殺対策プロジェクトチーム」は子供の自殺対策の強化を求める提言案を取りまとめ、5月13日の同委員会に報告しました。党内手続きを経て近く政府に提出する方針です。
提言案は「当事者やその家族、特別な家庭だけの問題として捉えるのではなく、社会全体の問題として捉え、実施することが求められる」として▽こどもの「第三の居場所」の創設▽自殺未遂者対策▽自殺を防ぎ、再発防止につなげる仕組みの確保―の3本柱で構成されています。
「こどもの『第三の居場所』の創設」では、児童館やフリースペースをはじめ、地域で活動している「こども食堂」等の取り組みの拡充、これらの施設を運営する民間団体等の支援を明記。また電話相談や対面相談に加え、24時間相談できるSNS相談窓口等を拡充・周知する必要があるとしました。
「自殺未遂者対策」では、今国会に提出されている自殺対策基本法改正案の円滑な施行に向け、特に自殺未遂者を地域で見守るために設置される「協議会」の運営について、国としてガイドラインを作成し、地域でも工夫して実施できる対応を検討するべきと主張。併せて自殺未遂をした子供に対する心のケアの提供体制整備等を求めました。
「自殺を防ぎ、再発防止につなげる仕組みの確保」では、子供が自殺したときに学校等が文部科学省の指針に基づいて行う「背景調査(基本調査と詳細調査で構成)」について、共通様式が定まっておらず、調査内容にばらつきが生じていることから、基本調査の実施事項の統一等を求めました。また、教員による子供への不適切指導があった場合の対応強化や、自殺報道・SNSが子供の自殺に与える影響の適切な把握・関係機関との連携強化等を盛り込みました。

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